2017・米 ★★★☆☆(3.8)
監督:リテーシュ・バトラ
出演:ロバート・レッドフォード ジェーン・フォンダ マティアス・スーナールツ ジュディ・グリア
ロバート・レッドフォードとジェーン・フォンダ共演によるNetflix製ラブストーリー。
インド人監督リテーシュ・バトラがメガホンをとり、ケント・ハルフの小説「Our Souls at Night」を
実写映画化した。
共演にマティアス・スーナールツ、ジュディ・グリア、ブルース・ダーン。(映画.comより抜粋)
昔ご飯を食べる時に言われた「回し食べ」。 これが刷り込まれているので、記事も回して書く。
今日は、超珍しい「ハートフル」な作品をば…。
妻に先立たれ1人で暮らしているルイス。 ディナーも1人で冷凍食品を食べる。
唯一の日課と言えば、モーニング目当てに集まる隣人たちの爺様版「井戸端会議」。
ある日、隣人女性アディが訪ねてくる。 同じくパートナーに先立たれ孤独を抱える彼女。
言い難そうにルイスにある提案をする。
それは、寂しい夜に肉体関係なしでベッドを共にし、語り合いながら一緒に
眠りにつこうというものだったのだが…。
ルイスは戸惑いながらもアディの提案を受けることにするのだったが…。
<2人が共演作品の中では、一等好きな↑「裸足で散歩」>
3作ぐらい共演作品があるお2人ですが、どうやらもう1度共演作をという事で、本作に…。
一寸度肝を抜かれる様なオープニングの老人の恋を描く本作ですが、ちゃんと原作が御座います。
ケント・ハルフ氏の小説「Our Souls at Night」を映画化。
隣人どうしではあるが、共に訳があって、親しくは付き合いが無かった2人。
なので、家族の事や勿論、本人の事も噂話しか知らない。
そんな2人が、寂しくて長い夜にピロートークして、楽しい気持ちで眠りましょという提案。
最初は、近所の目も気にして、コッソリ裏口から…。
けれども、誰に遠慮がいるモノかな、独身の2人。
アディは、段々とコソコソするのが嫌になり、玄関からしかルイスを迎え入れない。
そうなると、たちまち爺様井戸端会議の餌食となり、ルイスは井戸端会議に行かなくなってしまう。
アディが子供に向き合えなくなってしまった話し等、長い人生の秘密を教え合う…。
爺様の井戸端会議よりもアディとの仲を取ったルイスも、毎日の様に足しげく通う様に…。
人目を気にせずにランチに行こうと誘ったり、楽しい日々が続いたのだが…。
ある日、アディの息子が孫を預かってくれと連れて来る。 どうやら事業も失敗、嫁も家を出た様子。
「それじゃ、夜のベッドは無しだな」とルイスがいうと、「絶対に来て欲しい」とアディは言うのだが…。
長らく7歳の子供と話すらした事のルイス。 しかも、今の子はゲームに夢中で話も聞かない。
娘の為に、昔取り寄せた電車の玩具を見せたら、一挙に夢中。
段々とルイスにも懐いて来るアディのまごっち。
↑挙句こんな事になったり…。 ははは。 まだ7歳だからね。
けれども、ルイスと付き合っている事を知ったアディの息子・ジーンが、孫を強引に連れ帰ってしまう。
元通りに戻った2人だったが、何とも言えない寂しさが2人を襲う…。
ルイスは、アディを励ます為に「旅」に出る事を提案するのだが…。
映画としては、本当にハートフルな作品で、良かったと思います。
個人的には、「トンでもハップン、歩いてゴフン」ですけれど。 だって朝まで起きてるもん私。
本作は、レッドフォード様自身が、映画製作に動いた作品で、製作目的のひとつに
「僕が死ぬ前にもう一度、ジェーンと映画をつくりたかった。」と語ったそう。
そして、ジェーン様も「また彼と恋をしたいと思ったから」と答えたとか…。 映画の台詞か?
74回(2017年)ベネチア国際映画祭で、其の演技の高さから2人揃って栄誉金獅子賞を
受賞したんだそう。 憎いな、ベネチア。
アディは、甲斐甲斐しくルイスの面倒も見るのですが、夕食を一緒に食べて、ベッドに入るって
感じなのですがね。 朝食も一緒に食べてたな…。
いやぁ~、寝る時ぐらい「気持ちよく一人で寝かしてくれい」と思う私には、絶対無理な
ストーリーですけどね。
縁側で仲良くお茶を飲む友達なら欲しいと思っている貴方様、こういうのは如何?
emiさんオキニのマティアス・スーナルツ氏は、一寸だけの出演でゴワス。しかも、ダメ男っす。
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