マッドバウンド 悲しき友情(未) | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                     

2017・米     ★★★☆☆(3.9)

             

監督:ディー・リース

出演:キャリー・マリガン  ジェイソン・クラーク  ジェイソン・ミッチェル  メアリー・J・ブライジ

                   

                   

第2次世界大戦直後のミシシッピを舞台に、綿花農場で働く白人一家と黒人一家が

それぞれの苦悩と向き合いながら愛と希望を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。

 

ジェイミー役をギャレット・ヘドランド、ロンゼル役をジェイソン・ミッチェル、ヘンリー役を

ジェイソン・クラーク、ローラ役をキャリー・マリガンがそれぞれ演じた。

                    

Netflixで2017年11月17日から配信。(映画.comより抜粋)

                    

                           

                           

ブタ

本作は、オスカーノミネートもされた作品。 アカデミーに参加できるように米の劇場で2週間

上映したそう。  結果は、ノミネートで終わったけれど。  Netflix作品でゴワス。

                  

                       

ミシシッピ・デルタ。

                        

夢想家の地主ヘンリー・マッカランと新妻ローラは、1人になった父親との同居も含めて

綿花農場を買い取り引っ越してきた

                         

                    

代々その土地で暮らしてきた小作人のジャクソン一家は、父親のハップを助けながら、

良い生活を求めて粘り強く働き続けていた。

                         

                            

ある日、戦争に空軍パイロットとして従軍していたヘンリーの弟ジェイミーと、

陸軍戦車大隊軍曹として従軍したジャクソン家の長男ロンゼルが帰郷してくる。

                       

人種隔離政策が社会に根付いた南部の田舎町で、予想外の友情を育んでいくジェイミーと

ロンゼルだったのだが…。

                          

                       

本作は、ヒラリー・ジョーダン氏が2008年に発表した「マッドバウンド」の映画化。

                      

見事なまでに「真逆」の家族が隣人として描かれている。

                     

               

<白人一家>

ヘンリー 祖父が農場をやっていたが手放した事を聞いていた為に、農場に憧れを抱き

      土地を買い、有無を言わさずに引っ越してくる。

              

ローラ  都会のお嬢さん育ち、広大な荒れ地のボロ屋に引っ越してもピアノだけは手放さなかった。

                      

ジェイミー ヘンリーの弟。 イケてる面のチャラ男だが、空軍に入り散々な目にあう。

       戦争が終わり帰って来るがアルコール依存とPTSDで苦しむ。

              

兄弟の父親  とんでもない白人主義の男性。 黒人は人間と思っていない。

                         

                 

<黒人一家>

ハップ  粘り強く、争いごとを避け真面目で家庭を大事にする男。

              

フローレンス  ハップの妻で、助産婦の経験もある。 家族を愛するか―ちゃん。

              

ロンゼル  夫婦の長男。  家族思いの優しい兄。  陸軍の戦車大隊、ヨーロッパで

        初めて肌の色で差別されることなく、素敵な女性と出会う。

                            

                     

↑全ての元凶はこの人だと思うけれど。  この年頃だと仕方ないと言えば仕方ないのだが。

ロンゼルが戦車に乗っている事を聞くと、「奴隷が戦車に近寄れるはずがない」と言い切る。

                       

差別を感じなかった戦地に居たロンゼルは、街までは「有色人種専用バス」で帰って来る。

馴染みの店で、家族に土産を買うとヘンリーの父親に見つかり、「何処から出ようとしているのか?」と

「お前は、裏口からコッソリ帰れ」と罵られる。

             

国の為に戦った英雄の筈のロンゼルだが…。  彼も又地元に帰り差別とPTSDに苦しめられる。

                          

               

そんな2人が、何とか支え合いながら、暇をつぶす…。 それも、父親に隠れて…。

                        

ローラも子供が病気になり、ヘンリーの機転でフローレンスに助けを求め、何とか治ったのだが

どこまでも上から目線が抜けない。

             

子供の世話が大変だから、家政婦に来いと言う。 その方がお金も稼げていいでしょと…。

フローレンスは「その間、うちの子は誰が見るの?」 けれども背に腹は代えられない。

                  

              

ロンゼルがジェイミーに聞く。 何故俺に優しくするのか?

その返事を聞いた時に、この事を自分の父親にも話せよって、思ったけれど。

               

ガチガチのオヤジにこんな話をしたところでって思ったのかな?

まぁ、父親は相手の目を見て、「人を殺すもんだ」と威張る。  戦闘機に乗っているのに

何人殺した?とか、言える筈もないのに。

                        

                

↑これが、オープニングスグのシーン。  最後にも繋がっていくのだが…。

                 

もし、父親が居なかったら、其れなりに良い関係でいられたかもしれないこの隣人達だが

そんな簡単なものじゃなかったろうな。

              

           

それにしても、黒人をいじめる父親のイキイキした顔が忘れられない。

                

         

フローレンス役の「メアリー・J・ブランジ」氏は、オスカー助演女優賞のノミネートだったが

いやぁ~、本作で受賞しても良かったぐらいだったな。

                

                    

         

全くの余談ではあるが、配布マスクを「朝鮮学校」の生徒には配布しなかったと…。

「転売する恐れがある為」等と、いやいやいや、どれ程な差別してるか分かってるん?

               

びっくりするわ、ホンマに。  最低やな。  

本作を見終わった後ぐらい、このニュースを知って、嫌な気持ちでいっぱいになった。

              

今は、vsコロナじゃないん? 肌が何色でも、何処で産まれても、日本で一緒に生きてるねん。

一日も早く終息してくれんと、益々私の冬眠は終わらんのだぞ。

                    

                        

                         

                          

                         

                        

                           

 

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