2015・独・ルクセンブルグ・仏 ★★★☆☆(3.1)
監督:フロリアン・ガレンベルガー
出演:エマ・ワトソン ダニエル・ブリュール ミカエル・ニクヴィスト リチェンダ・ケアリー
エマ・ワトソンが主演を務め、恋人を救い出すために危険な賭けに出るヒロインの活躍を描く
サバイバルドラマ。
南米チリを舞台に、慈善団体とは名ばかりの難攻不落の施設から脱出を試みる男女の姿に迫る。
相手役はダニエル・ブリュール。
史実を基に語られる、歴史の暗部に焦点を絞った衝撃の物語に戦慄する。(シネマトゥデイより抜粋)
はいな、マタマタNetflixに戻りまして。 ←アマゾンより私は見易く思う。(何処がと聞かれても分からん)
本作は、劇場で見れたら見ようと思っていたが、やっぱり落とした作品。
しかも、レンタルもしたのに見ずに返却した…。(気分が乗らなくて…セレヴか?)
ドイツ人のCAのレナは、フライトで訪れたチリで、現地に滞在するドイツ人活動家の恋人
ダニエルとの束の間の逢瀬を楽しむ。
ところが突如、チリ軍部によるクーデターが発生、ダニエルは反体制勢力として捕らえられてしまう。
ダニエルの行方を捜すレナは、やがて彼が「コロニア・ディグニダ」という謎の施設に
監禁されていることを突き止める。
そこはナチスの残党パウル・シェーファーが作り上げたカルト教団が集団生活をする
脱出不可能な要塞だった。
それでも愛するダニエルを助け出したい一心で、信徒のフリをして危険な内部への潜入を
敢行するレナだったが…。
<実際の「尊厳のコロニー」>
本作は、チリに実在したコロニーを舞台に、捉えられる主役の2人はフィクションで描かれる。
一等最初に言っておきますね。 まぁ、何時までも「ハリーポッター」が付いて回るのは気の毒とは
思いますが、本作のレナ役は、違う女優さんの方が良かったのになと…。
綺麗だとは思いますが、やっぱお子ちゃまに見えるし、この重い内容とは不釣り合いの様な
気がするのですが、こんな事を言うのは私だけでしょうから、読まなかった事にして…。
(そして、ファンのお方すまぬ)
凄く恐ろしい所だと聞いても、自ら其処に入ってしまうって…。
そう言う向こう見ずな部分は、彼女ならではって感じであっていると思うんですが。
「この人の為なら死ねる」って言う風な、恋愛には見えないんすよ。
とまぁ、そんな私の意見は、どっかに置いておいて。 そう言うストーリーなんだからね。
<見れる出演作品は見ていたと思ったら、此処にも出演でしたわ。 ミカエル・ニクヴィスト氏>
亡くなる数年前の撮影なので、まだ肉付きもいいですし、威圧的なコロニーの指導者っぽかった。
しかしですね、↑モノホンの「パウル・シェーファー」は、一見すると優しそうな「枢機卿」ぽくも見える。
この方、「少年を愛するお方」で、このコロニーを始める前に、既に慈善団体で少年2人に
性的暴行を加えて、逮捕されておる。 根っからなんですね。
そして、本作のシェーファーも「女性蔑視」と少年を可愛がる嫌な奴で御座います。
このコロニーは、男女と子供が完全に別れて生活させられる。
レナも入ったはいいが、過酷な労働でなかなか情報を集める事も出来ない。
この表立った施設の他に、ダニエルが捕らえられ、拷問された場所や兵器等を作る場所まである。
シェーファーの台詞から「サリン」もあるでよ。 と言うのも聞こえる。
いやいやいや、どんなに恐ろしい所なんやろうか?
施設の周りは、電流の流れた鉄条網で囲われており、何処からも出口はない。
訓練された犬も…。 脱走しようとする者や違反した者等もスグサマ捕らえられてしまう。
果たしてレナは、ダニエルと再会し、此処から出る事が出来るのだろうか?
最後の最後まで、手に汗握る作りになっていて、思わず応援しちゃったよ。
実際にこのコロニーから脱走できた人は5名ほどだったとか…。
しかも、1961年に「尊厳のコロニー」を始めてから、1997年にやっと少年達への性的暴行が
露見したが、シェーファーは既に失踪しており、2005年にやっと逮捕に至った。
2010年に88歳で死去。 死ぬまで勾留された。
つい最近やで…。 ホンマに恐ろしい…。
同じ様にカップルでナチから逃げ出す作品で「あの日あの時愛の記憶」の方が好きなんですが。
私だったら、この中に入る勇気は御座いません。
どんなに好きなお方でも…。 貴方様は、Do~でしょうか?
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