2018・邦画 ★★☆☆☆(2.8)
監督:堤幸彦
出演:杉咲花 新田真剣佑 北村匠海 黒島結菜 橋本環奈 高杉真宙
作家・冲方丁のサスペンスを、堤幸彦監督が映画化。
集団安楽死をするため廃病院に集まった12人の少年少女が、死体を見つけたことで
疑心暗鬼に陥る。
キャストは杉咲花、新田真剣佑と北村匠海、高杉真宙と黒島結菜ら。(シネマトゥデイより抜粋)
今日は雨の予報だったので、何処へも行かない選択を…。 でも起きてみたらピーカンで、しかも
暖かい。 ちぇ、今日行けば良かったかな?とか思ったけれど。 でレンタルで見た本作。
それぞれに事情を抱え、廃病院の一室に集まった12人の未成年たち。
彼らの目的は集団安楽死をすること。
ところが12人だけのはずのその部屋には、すでに死体となった13人目がいた。
彼は何者で、なぜここにいるのか。そして一体誰が殺したのか。
互いに議論を重ねる中で、次第にそれぞれの死にたい理由が明らかになっていくとともに、
疑心暗鬼を募らせていく12人だったが…。
<白シャツのサトシが、この集いの主催者>
集団安楽死をする為に集まった12人全員が、「賛成」しないと成立しない。
1人でも「反対」の人がいたら、議論して賛成になるまで話し合うと言うのが前提。
所が、話し合いの前に先ず、既にベッドで死んでいる13人目は誰なのか?が問題になる。
ベッドの横の車椅子等から見て、第三者が運んできたか。 もしくは、この集いの事を漏らしたか?
色々な推理と共に、謎を解明していく。 と、同時に「何故」此処に来たのか?
「何故」死にたいのか?各々の理由が、判明していく…。
本作を見て、舞台化も出来るんじゃね?って思ったら、脚本は岸田國士戯曲賞受賞経歴を持つ
劇作家の倉持裕氏で、原作は初めての現代劇だそう「沖方丁」氏。 モチのロン未読。
ホボホボ、あのベッドのある部屋でのシーンで、後は病院内を移動したりするけれど。
最終的には「こうなるだろう」と言うのは、読めまくりなのだが、其れでも退屈せずに楽しめた。
一等面白い所は、彼ら彼女達は、未成年と言う設定。 あくまでも「子供」なのだ。
死にたい位の「理由」も、大人から見たら「そんな事で」って思うけれど、彼らにしてみれば
もう、これ以上は無理って思っている。
見た目そのまんまのギャルっ子ちゃんの理由は、集った仲間達からも「そんな理由」なの?って。
でも、12人もいると其処まで、全員がキャラを活かしきれていなかった気もするし、見た目と
全然違う子もいなくて、もっと「意外性」があっても良かったけどな。
お目当ての「杉咲花」氏は、珍しく綺麗に化粧をしてて、12人の中でもちょっとお姉さんに見える。
カメラの撮り方なのか、レンズでそう見えるのか、何となく皆、何時もの出演している時の
顔と違う様に見えた。
テーマが重い様に見せかけてはいるけれど、この終わり方を見ると、サクッと見れるよって感じ。
其処まで重い事も無く、どちらかと言えば「ミステリーの謎解き」に重きを置いている。
なので、スペシャルドラマって感じだな。
今を時めく若人しか出て来ない本作。
あの時の…、って言う風にスターになっていくのかな? どうだろうか?
「お子ちゃま劇」と言う感じではなくて、何気に魅せるので、もし気になるお方がいらっしゃるのなら
是非ともどうぞ…。
私も、いつもお世話になっているタカさんのレヴュー記事を見て「見てないがな」と
慌ててレンタルした。 教えてくれて、ありがとさん。
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