2018・スペイン・ベルギー・仏・英・ポルトガル ★★★☆☆(3.6)
監督:テリー・ギリアム
出演:アダム・ドライヴァー ジョナサン・プライス ステラン・スカルスガルド
テリー・ギリアム監督が、構想30年の末に完成させたドラマ。
CM監督が、かつて撮影した映画の主役だった老人と旅をする。
主人公をアダム・ドライヴァー、老人をジョナサン・プライスが演じるほか、
ステラン・スカルスガルド、オルガ・キュリレンコらが共演。(シネマトゥデイより抜粋)
ごめんねごめんね、また書いてたら興奮してネタバレしちゃってるよ。
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あのままほったらかしなんかな?とか思っていた作品が、遂に完成したと。 そら見ねば。
監督の怨念が籠ってるんと違うか?とか思ったが、意外にも…。
CM監督として活躍するも、すっかり仕事への情熱を失ってしまった若者トビー。
撮影をしていたスペインの田舎で、怪しげな男から売りつけられたDVDは、なんと自分が
学生時代に監督した映画「ドン・キホーテを殺した男」だった。
偶然にもロケ地がすぐ近くだったことから、バイクで舞台となった村へと向かうトビー。
映画でドン・キホーテを演じた靴職人の老人と再会するが、彼は自分を本物の騎士だと
思い込んでいた。
しかもトビーを忠実な従者サンチョと疑わず、自らの冒険の旅に彼を連れ出すのだったが…。
いつの間にやら、主役のトビー役に今自分の中でも結構順位の高い「アダム様」が。
これまた、大好きな寡黙なアダム様ではなくて、ちょっとコミカルな役処…。
<先ずは、この予告編から、どうぞ!>
天才とか、色々おだれられてはいたが、スタッフはかなりやる気なし。
当の本人が、一等やる気なしなんだけれど。
で、偶然見つけたトビーが学生制作で撮った映画。 賞も貰ったらしい。
余りの懐かしさに、撮影した村が現場の近くだと知ったトビーは、10年振りに訪れる。
<若き日のトビーと靴職人の爺さん>
この靴職人の爺さんがドン・キホーテのイメージにピッタリだった為にスカウトしたのが運のツキ。
10年振りに村を訪れてみると、すっかりと何もかもが変わっていた。
しかし、変わらないモノが其処には…。
今も尚、ドン・キホーテを演じた爺さんは、ドン・キホーテその者になっており、死んだはずの
サンチョ役の男とトビーを間違える耄碌ぶり。
しかし、自分のせいでこうなってしまった爺さんを見捨てる訳にも行かず、サンチョを演じて
彼と旅に出るのだったが…。
サンチョのトビーの事を超馬鹿にする、ドン・キホーテ。 ↑このシーンは大爆笑。
キャストも豪華で、スカルスガルド父ちゃんも相変わらず仕事に励んでいるね。
横に居る、パツ金美女が「オルガ様」だったとは、この記事を書くまで気付いていなかった。
スカルスガルド父ちゃん演じる、トビーのボスの妻役なのに、トビーに超積極的にモーションを。
こう言うセクシィーシーンもふんだんにありマッスル。↑
たんまに見せるアダム様の「真剣顔」が良いのよ~。 ふふふ。
<でもさぁ~、これですから。 でも、私の中では順位はそのまま維持…>
他の作品でも、「ドン・キホーテ」を見たり、本も読んだんじゃないかな?忘れたけど。
でもこの爺さん、何で「風車」に向かって、戦いを挑むのかがイマイチ分からず苦笑してたんだけど。
<これは絵コンテなのかな? それとも本の挿絵?>
本作を見て、初めて合点が言った。
あぁ~、こういう事か…と。 爺様には、こう言う風に見えていたんだな。
それを想像出来ない私は、風車に戦いを挑む、耄碌ジジイと長年思っていたが
「ドン・キホーテ」は間違いなく勇者なんだと、本作で分かりましたです。
そして、「ドン・キホーテ」は決して死なないのね。 けけけ。 そうなんだ、大納得。
素敵じゃないか「ドン・キホーテ」。 まぁ、今後見る事も読む事も無いだろうが。
とは言え、誰にでも笑えて楽しめる作品ではないと思う。
これまでの色々を知っていると、ちょっと違った目で見ちゃったりもあると思うし。
それは貴方様の目で見て判断をば…。
私的には、其処まで「カルトチック」な作品でもなかったし、何より「ジョナサン・プライス」氏が
超素敵ですぜ。
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