2019・独・米 ★★★☆☆(3.9)
監督・出演:タイカ・ワイティティ
出演:ローマン・グリフィン・デイヴィス トーマシン・マッケンジー スカーレット・ヨハンソン
タイカ・ワイティティ監督がメガホンを取り、第2次世界大戦下のドイツを舞台に描くヒューマンドラマ。
ヒトラーを空想上の友人に持つ少年の日常をコミカルに映し出す。
スカーレット・ヨハンソンやサム・ロックウェルらが共演。
ワイティティ監督がヒトラーを演じている。(シネマトゥデイより抜粋)
戦争モノは、チョッと遠慮したいが、主人公が可愛いジョジョとなったら話は別。 上映開始日に見た。
第二次世界大戦下のドイツ。
母のロージーと2人暮らしの10歳の少年ジョジョには、想像上の友達のアドルフが
何時も話し相手になってくれた。
自信はないが、憧れのヒトラーユーゲントの合宿に参加する。
クレンツェンドルフ大尉の厳しい訓練を懸命にこなしていくジョジョだったが、心優しい彼は
臆病者とバカにされ、「ジョジョ・ラビット」という不名誉なあだ名をつけられてしまう。
そんな中、ジョジョは自宅でロージーによって匿われていたユダヤ人少女エルサの存在に
気づいてしまう。
忌み嫌うユダヤ人を前にしてパニックになるも、やがてアドルフやヒトラーユーゲントの
教えに反してエルサに心惹かれていくジョジョだったが…。
ジョジョ役の「ローマン・グリフィン・デイヴィス」氏は、映画初出演。
何とも愛嬌のある可愛さを振りまいている。
世間の教え通りに「ハイル・ヒトラー!」と言いながら、元気に右手を挙げる。
彼の中では、ヒトラーは唯一無二のヒーローだったのだが…。
↑そんな想像上のヒトラーを演じるのは、本作の監督。
なかなかダンディなちょい悪オヤヂ風のデルモか?って言う感じのお方だが、誰でも
七三のちょび髭でヒトラーに変身できるんだ。 しかしかなり腹が出ておるがワザとか?
<素の時は、こんな感じ>
兎にも角にも、私のオキニな役者さん達で出来ている作品だった。
お子ちゃま相手なので、其処まで際どい台詞は無かったけれど、え?そんな事言うのってのは。
「レベル・ウィルソン」氏。 (キャッツも楽しみにしておるぞ)
そして、コメディの時は其処まで好きではないけれど、本作は何気に良い奴だった
大尉役の「サム・ロックウェル」氏。 ジョジョのせいで、事務方になっちまう。
スカジョは、素敵なママさん。 ジョジョを寝かしつける時のワンシーンが特に素敵。
これでオスカー取って欲しいな。
そして、如何にもって感じの秘密警察の大尉役のスティーヴン・マーチャント氏は
「ファイティング・ファミリー」の監督さん。 ドイツ軍に本当に居そうな、嫌な奴。
そして、一等大好きになっちゃったのはジョジョの親友の「ヨーキー」
「アーチー・イェーツ」氏も本作が映画初出演で、彼は何と次のリプート版の「ホームアローン」の
主役に大抜擢された。
始めニュースを読んだ時は、えぇ~?何故に彼がって思ったけれど、台詞だったり、演技だったり
「間」が抜群に良いのよ。
勿論、ジョジョも可愛いのだけれどね。
ラストのダンスシーンなんて、自宅に持って帰りたい位に可愛いのん。
凄くファンタジックに描いているけれど、其処は其れあくまでも戦争作品だからね。
追い出そうとして、反対に脅迫されちゃうジョジョ。
彼女を助けるのは、ジョジョのママ。 そのママの教えが、何とも良いんだよね。
ユダヤ人の彼女と話す時のママは、まるで彼女と姉妹のように。 スカジョが良かったな。
重かったり、暗かったりは一切なし。 でも、結構切ないよ。
ジョジョの成長物語。 一緒に見つめて応援してあげませんか?
どんな大人になるんだろうね。 ジョジョもヨーキーも、素敵な大人になってね。
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