2019・邦画 ★★★☆☆(3.3)
監督:岩井俊二
出演:松たか子 広瀬すず 福山雅治 神木隆之介 森七菜 木内みどり
岩井俊二監督が体験した出来事を基にした物語で、松たか子、広瀬すず、神木隆之介、
福山雅治らが共演するラブストーリー。
初恋の人と再会したヒロイン、ヒロインを彼女の姉と誤解した小説家、母に送られる
小説家からの手紙に返信を書く娘の、心の再生と成長が描かれる。
岩井監督の出身地である宮城県で撮影が行われ、音楽を『スワロウテイル』などで
岩井と組んだ小林武史が担当する。(シネマトゥデイより抜粋)
今日は、大好きな岩井監督作品と今週一等見たかった「リチャード・ジュエル」を見た。
年末年始をウダウダし過ぎた為に、未だに昼夜完全逆転中で、時間に起きねばが
めっさ私の中で重荷になっていて、何か何時もの倍疲れる。 明日は家に居るつもり。
岸辺野裕里は姉・未咲の葬儀の後で、未咲の娘・鮎美から彼女宛てに届いた同窓会の案内を
手渡される。
生徒会長で人気者だった未咲の死を知らせるために向かった同窓会で、
姉と勘違いされてしまう裕里。
言い訳など出来ない雰囲気にのまれて、誤解を解かないまま会場を後にしてしまう。
戸惑う彼女は、そこで初恋の相手で今は小説家をしている乙坂鏡史郎と再会する。
乙坂鏡史郎は、裕里のクラブの先輩で、姉の未咲が好きだった…。
ひょんな成り行きから、姉のフリをしたまま鏡史郎と手紙のやり取りをするようになる裕里だったが…。
う~~ん、正直な私の感想は、「監督流石にお年かしら、丸なったな」って言う感じだな。
メッサ王道な、ラヴストーリー。 ど真ん中。 ともすれば少女漫画か?って思うぐらい。
少々、過去と現在を行き来したりするけれど、すずちゃんと森七菜氏は2役。
↑この美少女ぶりなら、誰もがやられるよね。 でも、透明度で言えば森氏も負けてはいない。
きっとさぁ~、遠野家の美人姉妹と言われた事だろう。
でも、すずちゃんはちゃんと「優等生の未咲」と現在の娘の「鮎美」を演じ分けていた。
高校生の未咲の時は、「広瀬アリス」氏にやっぱ似てるな。
そして、何に出てても、どんな役を演じても本当に「上手い」と唸ってしまう、松様。
乙坂に再会して以来、未咲に成りすまして手紙を書きながら、、その文章が彼女のナレーションで
流れるのだが、その声すら「すずちゃん」の声の様に聞こえるのだ。
普通だったら、死んだ姉の代わりに手紙を書くなんて、「罪作りな行為」なんだけれど
裕里だと、許せてしまう。 ちょっとコミカルな部分も見え隠れして、やっぱ凄いわ。
本作は「ラブレター」の返信的な作品という事で、ラブレターで2役を演じた中山様も出演。
私は「ラブレター」で豊悦にやられたのですけれど、中山様も豊悦も友情出演っぽい感じで登場。
2人共に、ラブレターとは真逆な感じの役柄で、「何でこんな役やねん」って、言いそうになったわ。
豊悦は、ゲスイ奴ですわ。 少々悲しす。
神木君が大人になって、福山様なんだけれど。 なんだかなぁ~。 他におらんかな?
悪い事は無いけれど、(見た目的にはバッチリだけどね)
↑意外にも裕里の夫役が…。 ふふふ、面白かったけれどね。
それにしても、廃校でもないのにこうも校舎やら、プールに忍び込んだりできるんやね。
取り壊しが決まっていると言われるには、何らかの問題があるからだろうけれど。
まぁ、そんな事はDo~でも良いか。
図書館もちゃんと出て来るしね。 思い出に浸れるね。
(私は、「ラブレター」は好きではないので…)
でもね、大爆笑した部分も。
未咲と裕里の娘達が、乙坂から来た手紙を開封して読むのだけれど…。
「文通」という言葉を読む時に、「なんじゃらほい?」って感じで読んだのに苦笑。
最近の子達は、手紙どころか、待ち合わせの日時何て決めないからね。
文明の利器は、便利かもしれないけれど。 手紙が届くのに時間が掛かったり
家電に電話する時に、相手家族が出てドキドキしたり…。 「どちらの?」と聞かれて、困ったり。
そう言う不自由が懐かしい。 ノスタルジーを感じる作品なのかな?
若い御方達は、純粋に王道の「初恋物語」に涙してくれたまえ。
私ですか? 「おいらが叩けば嵐を呼ぶぜ!」 何故に知っているのかは、良く分かりません。
今夜は大好きな「undo」でも見るか? 皆様はこぞって大絶賛で御座います~。 私は書き逃げ。
一旦、記事にあげてから書き忘れたと思いだしたので、2点ほど。
本作が、木内みどり氏の遺作となった模様。 未咲と裕里の母親役で出演されてました。
もう一つは、帰宅して資料見てびつくりしたのだけれど。
私の中では歌手の「水越けいこ」氏の名が…。 え?絶対に同姓同名だよねって調べたら
ご本人だった…。 でも、えぇぇっぇぇ~、私の中の記憶と映画に出ていた人とは全く重ならん。
裕里の義母役でした。 結構一杯出てましたが、全く気付かず…。 画像も無かったわ。
やっぱ、ノスタルジーを感じる為の作品だったのだな。 時の過ぎゆくままに…。
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