2011・仏 ★★★★☆(4.3)
監督:ロベール・ゲディギャン
出演:マリアンヌ・アスカリッド ジャン=ピエール・ダルッサン ジャラール・メイラン マリリン・カント
フランス・マルセイユの港町を舞台に、人に対する思いやりや助け合いの精神の重要さを描いたドラマ。
フランスの文豪ヴィクトル・ユーゴーの長編詩をモチーフに、思わぬ犯罪に巻き込まれた熟年夫婦が
失意や怒りを感じながらも、ある決断を下すまでを描く。
監督は、『マルセイユの恋』のロベール・ゲディギャン。
キャストにはアリアンヌ・アスカリッド、ジャン=ピエール・ダルッサン、ジェラール・メイランら
ゲディギャン監督作『幼なじみ』のキャストが再集結。
世界的な不況が叫ばれる昨今、人間の持つ優しさや慈しみの大切さが胸にしみる。
(シネマトゥデイより抜粋)
「星の旅人たち」と本作の時間がかぶっていた為に、実は本作を取った私。
まぁ、翌日に「星の旅人たち」も見に行ったんだけれども…。
結婚30年の夫婦に降りかかる色々な出来事を描く。
子供達も既に独立しているが、夫婦共に共働きをしている。
夫は組合の組合長なのに、公平を期し「くじ」で人員削減の為の退職者を決めるのだが
その中に、自分の名前もあった。
妻は看護師になりたかったけれど、家の事が忙しくなり、今は介護師の仕事をしている。
無職にはなったが、孫達の子守や、子供達から頼まれた大工仕事で、充実した日々を送っていたが
ある日、結婚30年の記念パーティーを開いた時に、子供達や友人達からカンパされたお金や
キリマンジャロの旅行券目当ての強盗に襲われる。
調べてみると、一緒にくじに当り、退職を余儀なくされた同僚が強盗の片割れだと知るのだが…。
堪らなく優しい気持ちになれる作品です。
監督はヴィクトル・ユーゴーの長編詩をモチーフに本作をと、言う事でしたが、私は何処となく
あの有名な「賢者の贈り物」を思い出していた。
勿論、夫婦はそれ程貧しくは無いけれども、夫が急に仕事を失っても、妻はこう言い放つ。
「ヒーローを夫にすると苦労するわ」 こんなカッチョ良い事言いたいモノだ。
ラストの台詞もタマリマセヴンで御座います。
勿論この夫婦が素晴らしいんだけれども、もう一つ凄く良かったのは、使用されている楽曲が
堪らなく素敵
- Ultimate Collection/Joe Cocker
- サントラは無いみたいなので、思わず買っちまったのが↑コレ。
- 「Many Rivers To Cross 」が一等最初に流れて来る。 先ず、此処で既に私は落ちたね。
- 他にも懐かしい曲も流れて来て、ストーリーもさることながら、流れる曲も大好きだった。
- おフランス作品ではあるけれども、それ程おフランスおフランスはしておりません。
- 羨ましい、夫婦愛を魅せて頂きました。
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