2010・米・スペイン ★★★☆☆(3.9)
監督・出演:エミリオ・エステヴェス
出演:マーティ・シーン デボラ・カーラ・アンガー ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン ジェームズ・ネスビット
『ボビー』などで監督としても活躍する、エミリオ・エステヴェスによるヒューマン・ドラマ。
スペイン北部のキリスト教巡礼地を回れずに急死した息子の遺志を継ぎ、彼の代わりに旅をする父親の姿を
温かなタッチで見つめていく。
エステヴェス監督の実父である名優マーティン・シーンが、旅を通じて溝が生じていた息子への思いを
かみしめる主人公を好演。
舞台となる、スペイン北部ガリシア地方の美しくも牧歌的な風景にも心を奪われてしまう。
(シネマトゥデイより抜粋)
本作も何度も予告を見て見たかったのだが、なかなかこの劇場に行けずに、もう少しで
落としそうになった。 せぇ~~ふ
前に見た「サン・ジャックへの道 」とは違い、この巡礼の旅をしようと出発して、ホンノ少しの所で
事故に遭い亡くなった息子の遺体確認に来た父親が、その息子の代わりにサン・ジャックまで
巡礼の道を歩くと言うモノ。
「サン・ジャック~」の時は、ツアーに参加して歩いた3兄弟の話だったが、本作は1人で歩き始め
道すがらに出会う、2人の男性と1人の女性の4人で歩くと言うストーリー。
本作も何時もながらに、予告しか見ていなかったし、
「マーティ・シーン」氏の息子=「チャーリー・シーン」氏しか頭に浮かばなくて、本作の亡くなる息子役が
あまりにも「マーティ氏」にクリソツなので、「あら?もしかしたら息子かも」と思っていたら
長男で、しかも本作の監督だったとは…。
兎に角、マーティ氏が本当に良かった。
最新作のスパイダーマンの「伯父さん役」とか、「顔のないスパイ」等、最近かなり精力的だよね。
歯科医の父親は、世界を放浪する息子の気持がまるで理解出来ずに、出発する息子を
見送る途中でさえ言い争いをしてしまう…。
そんな事も有り、旅を始めたばかりで亡くなった、荷物も真新しい息子の道具と息子の遺灰を背負い
息子と一緒に道を歩く事にする父親。
所々に息子の遺灰をまいて行く…。
そんな時に、本当にはいない、息子の面影や、父親を優しく見守っている息子の姿が堪らない。
景色を見る訳でもなく、黙々と歩く父親の姿。
その旅では、色々な事が起こるのだが、大聖堂に父親は辿り着く事が出来るのだろうか?
途方もないキロを何日もかけて歩き続ける、巡礼の旅。
映画を見る度に、「行ってみたい」と思うのだが、私なんかには絶対に無理だろうな。
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