2007・米 ★★★☆☆(3.9)
監督:ロバート・ロドリゲス
出演:ローズ・マッドーワン ブルース・ウィリス フレディ・ロドリゲス ジョシュ・ブローリン
テキサスの田舎町。
ゴーゴーダンサーのチェリー(マッドーワン)は、ステージの上で踊りながら又、涙してしまった…。
その為に毎度の事ながら店長から、「泣きべそをかきながらステージに上がるな」と注意される。
するとチェリーは「辞めるわ」と事も無げに言うのだが、「先週も言ったじゃないか」と返された。
でも、今日は本気で辞めるつもりだった。 ついつい、2週間前に別れた彼氏の事を思い出してしまう。
店を出て道路を歩いていると軍の車に轢き殺されそうになり、ゴミ箱ごと転がってしまった。
自慢の美しい右足にガラスの破片が刺さり、傷をつけてしまった。
<ゴーゴーダンサーのチェリー>
JTは、バーを開きながらバーベキューも出すお店。 店の看板にはテキサス一のバーベキューと有る。
四六時中、最高のバーベキューソースの研究に余念が無いJT。
兄のヘイグ保安官は、保安官ながらJTのバーベキューソースの秘密を探ることに躍起になっている。
<バーベキューソース作りに命を懸けるJT> <保安官のヘイグ。 JTの実の兄>
JTの店にフラリと寄ったのは、解体屋レイと書かれたトラックに乗るレイ(ロドリゲス)。
店で、チェリーと偶然の再会を果たす。 2週間前に別れた彼と言うのはレイの事だった…。
レイの元から去ったのはチェリーの方なのだが…。 お互いに未練タラタラ状態。
特にレイは、チェリーの力強さに惚れていたのであった。 トラックで帰ろうとするレイにチェリーが物憂げに言う。
「乗りたいわ…」 そう言われたら乗せぬ訳にはいかないだろう…。
上手く行けば違う物にも乗ってくれそうな雰囲気さえ、2人の間には漂う…。
米軍基地の部隊長のマルドゥーン(ウィリス)は科学者のアビー相手に恐怖の生物化学兵器の取引をしていた。
ところが、アビーが予備の試薬品を隠し持っている事を知ったマルドゥーンはアビーを追い詰める。
マルドゥーン達の気を逸らす為に実験装置を射撃、装置からは恐怖のガスが噴出し、それを浴びた人間は
ドロドロに溶け出し、恐ろしく凶暴なゾンビ状態の「シッコ(感染者)」を作り出してしまった。
<部隊長のマルドゥーン 何故かマスクを着用している> <用済みの相手の玉を切り取って集めるアビー>
女医のダコタは、同じ病院の同僚の横暴な夫・ブロック医師(ブローリン)から逃れようと、息子のトニーと
レズビアンの恋人タミーと逃げる計画をしていた。
ところが、ダコタの元に急ぐタミーの車が途中で動かなくなってしまい、増え続けるシッコに襲われ病院に
運ばれてくる。 ダコタは悲惨な状態のタミーと対面しなければならなかった。
その上、ブロックはダコタの計画を知りダコタに魔の手を伸ばす。
<麻酔の専門医のダコタ> <チェリーとレイ>
車に乗っているチェリーとレイの目の前に動物では無い何者かが、飛び出して来た。
思わずハンドルを切るレイのトラックは、横転してしまう。
逆さづり状態になったチェリーはシッコ達に窓から引きずり出されて連れて行かれる。
トラックに積んであったライフルを手に持ってチェリーを助ける為に後を追うレイ…。
しかし、レイが駆けつけた時にはチェリーの右足はシッコ達に食い千切られた後であった…。
慌てて、病院にチェリーを運ぶレイを待っていたのは保安官のヘイグ。
前々からレイの事を目の敵にして、見張っていたヘイグはチェリーの足をライフルで撃ったのはレイだと
思い込んでレイを逮捕する。
しかも、病院の廊下で状況説明をしている間にも、シッコに噛まれたものが感染して病院に続々と運ばれて来る。
一旦、警察署まで護送されるヘイグ。 だが、警察署にもシッコ達は集まり始める。
病院に置いて来たチェリー事が心配になったレイは、ヘイグの監視下の元病院へと急ぐのだったが…。
病院の前も、街中がシッコだらけの状態。 チェリーは無事だろうか?
チェリーの病室に向かう為にシッコを倒しながら行くレイは、只者では無い…。
ベッドで、シーツを被って泣いている片足になったチェリーが居た。嬉しい事に彼女は感染しておらずに無事だった。
立って歩けと言うレイに、「こんな足になっているのに無理」と言うチェリー。
それを見たレイは、木製のテーブルの脚を突き刺して、脚の代わりにする。
「お前は何時でも強い女だから大丈夫」と外に逃げる事を促すレイ。
保安官達が集まっているJTの店に向かうチェリーとレイ。
シッコの襲撃で病院内がパニックに陥った時に隙を見て逃げ出したダコタは息子のトニーを家から連れ出し
音信不通だった父親の家に向かうのだが…。
テーブルの脚からマシンガンへと装着し直したチェリーは、片足のガンマンとして力強く戦うのであった…。
シッコから、自分達を守り抜く事が出来るのであろうか? その方法とは…?
《***》
昨夜は殆ど寝ていない状態で、朝から一眠りして夕方から1本だけ見に行こうと…。
この作品をチョイスした。 この作品は出来たら1本だけで見たいと考えていたんだ~~。
今日はファーストデイなので、1000円。 でも、梅田の老舗の映画館が軒並み閉館したり統合したりで
この作品をやっているシネコンも東宝系に変身した為に、客がごった返していた。
「プラネット・テラー」が始まる前に、「架空の作品」の予告編が流れる。
それが、又見たいわぁ~~と思わせる作りになっていて、ちょっと感激!
作品タイトル名は「マチェーテ」 主役は、脇役一筋のあのお方・ダニー・トレホ。
一種の復讐劇の様でしたが…。 ダニー・トレホはロドリゲス監督の従兄弟なんだって!
存在感アルヨね~~。 でも、あくまでも架空の作品なので本編は御座いません。
他の架空の作品の予告も見たいジョ~~~!
で、本編の「プラネット・テラー in グラインドハウス」どうなんだろうか? カッチョ良さではこっちの方が断然良い。
でも、映画としては私は「デス・プルーフ」の方が好きだわぁ~~。 だって単純明快だし、爽快感もあるし!
と言うのも、少々舌足らずナ箇所が多すぎる気がするんですけど。
なのにUSA版より遥かに長いディレクターズカットバージョンなんですけど。
先ず、レイは一体何者なのかが最後まで分からない。 なのに誰もが皆知っている(月光仮面か?フル~~!)
やっぱりそれは、最低知りたいところじゃ無いですか? しかも何故に秘密なの?
レイ役のフレディ・ロドリゲスは、かなりのチビッ子で(身長が)今まではそんな事思った事がなかったけれど
カッチョ良い役なんだよね~~~。
初っ端のゴーゴダンスで魅せてやられてしまう、チェリー役のローズ・マッゴーワンはすんごく綺麗でカッチョイイ。
「デス・プルーフ」の時は金髪の髪のパム役で、チョイと悲惨に殺されちゃうけど。
こっちの方は、お色気もムンムンで…。 おぉ~~!ちゅー所で「一巻消失」でごめんなさいだって!(大爆笑した)
ブルースは、オイシイとこ取り状態でしたね。 でも、何気にスレンダーでは無かったですか?顔が…。
そして、「LOST」で大活躍のザイールこと、この作品では科学者のアビー役のナヴィーン・アンドリュース。
これまた、不思議発見なんですが…。 何故にアビーは玉集めをしているのでしょうか?
最初は、この化学兵器を作るのにいるのか?とも思ったが、そうでは無いみたい。
でも、最後の方でも集めていたし…。 かなりの変な趣味のお方です。 そして、すんごくお間抜けキャラ…(汗)
ダコタの最愛の息子のトニーは、ロドリゲス監督の実の息子が映画初出演だって! かなり可愛い。
少々私としては、胸につかえたものが残る作品となってしまった。 けれど、面白くない訳じゃ決して無い。
肌がブツブツと沸騰して来る様にボコボコになるところを見るだけでも楽しい。
この作品にもタラちゃんが出演。 しかも、相当に熱演しています。 そのシーンも笑いすぎてしまった!
かなり、凝った映像で楽しめたけれど、何が凄いって「オールエブリシング」ロドリゲス監督オンリーでやっている。
監督・制作・脚本・編集・撮影・音楽。 ぶははは! 天晴れで御座るよ!
エンドロール後に、日本上映バージョンのみワンカット映像有ります! (サービスカットだな)
やっぱ、作り手が楽しいとその楽しさは、こっち側にも伝わるのかなァ~?
あっ、そうそう! 面白い楽しいと私は言っていますが、ドロドロ・グチョグチョのゾンビが内臓をモグモグする所も
有りますので、苦手な方は絶対に駄目でしょう。 怖さは然程無いんだけどね。
でも、こっちの作品はそれ程長く無いのにさぁ~。 一挙上映をもっとやって欲しかったなァ~~!
《+++》
これを書いている、現時刻は1時40分ぐらい。 2時からメンテナンスがあるので10月の見たい作品書けるかな?
劇団新幹線の芝居を見たいと思いながら、かなり高額の為にずっと我慢していた私です。
でも、芝居を映画化にした新しいジャンルとして「ゲキ×シネ」と言う作品がある事を昨年知りました。
けれど、昨年知った時には既に「完売」状態で、指を銜えるばかりでした。
今年の出し物は「朧の森に棲む鬼」と言うタイトルで、売り出している事を知った私は、そのチケットを買う為に
今日は梅田に出たと言っても過言では無い。
そして、無事に「朧の~」のチケットを買い、座席指定も抑えて…。 帰宅して気付いた。
10月8日(月)なので、男前が学校に言っている間にと思ってワザワザ指定したのに…。
祭日でした…。 まぁ~~、いいや。 男前はテスト前だしね。
この作品は、3時間の大作で途中に休憩が入るそうな。 現代劇の市川染五郎はちと、嫌だが…。
時代劇の染五郎は、堪らなく色っぽい。 それも、楽しみに一つなんだ! ワクワクしているぞ
<仕切りなおして、早朝に書き直し~! 10月に見たい作品、見る予定の作品>
○ 「朧の森に棲む鬼」 … 上に書いた作品。 楽しみ楽しみ!
○ 「めがね」 … それ程期待せずに、ゆったりと楽しみたい気分。
○「プラネット・テラー in グラインドハウス」 … ファーストデイに見て来たもんね。
○ 「キャンディ」 … もう、ポスターだけでも、うっとりうっとり! ヒースの新作。
○ 「パンズラビリンス」 … ずっと楽しみにしておりました。
○ 「パーフェクト・ストレンジャー」 … 今日にでも行って来るかなァ~。
○ 「ローグ・アサシン」 … 私の中では、豪華な出演人! 見たいぞ!
○ 「幸せのレシピ」 … 主役の2人が、好きじゃないんだけどね。 迷い中だな!
○ 「エディット・ピアフ 愛の賛歌」 … 予告を見て、泣けてきた。
○ 「夜の上海」 … 久々、もっくん主演。 見ようとは思っているのだが。
○ 「題名のない子守唄」 … めがねと一緒に観ようと思っている。
○ 「そして、デブノーの森へ」 … シャネルのミューズが主役に。 初映画で…。
○ 「明るい瞳」 … これは、予告で是非見たかった!
○ 「カタコンベ」 … 金を払ってまで見る作品なのだろうか? ちと不安じゃ!
○ 「ミルコの光」 … 見れると良いんだけどね。
○ 「レベルサーティーン」 … 夜だけの上映で、しかも風俗街の中の映画館! どうする私?
○ 「インベーション」 … ニコール姉さんの最新作。 見たいぞ!
○ 「スターダスト」 … 実は相当楽しみにしている作品。 試写会に当たって欲しい。
○ 「ブラッド」 … これは、タダなので見に行くモンね!
取り敢えずは、これだけあげておきましょう。 まだまだ、あるけれどね。
10月27日上映開始の作品は、11月に伸びるかもね!