プレステージ  人生を掛けた騙しあい。 その先に残ったものは…? | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。



2006・米     ★★★☆☆(3.8)


監督:クリストファー・ノーラン

出演:ヒュー・ジャックマン  クリスチャン・ベイル  スカーレット・ヨハンソン  マイケル・ケイン



やっと、ガス灯から電灯に変わりだした19世紀末のロンドンでのお話。


若い、野望を胸に携えた2人のマジッシャンの青年がいた。

2人は、中堅の奇術師・ミルトンの元で修行をしていた。




ミルトンの一番の見せ場である、「美女の水中縄抜け」のマジックを考案したカッター(ケイン)も

舞台袖で万が一の時に備えて、必ずマジックを見張っていた。


このマジックで美女の足と手に縄を括り付ける役目として、毎回会場に座り美女から指名されて

舞台に上がると言う、言わば桜的な役目をしていたのが修行中の2人の青年であった。


1人は、美女の足に縄を括る役のアンジャー(ジャックマン)。  美女は、アンジャーの妻ジュリアであった。

もう、1人はボーデン(ベイル)で、手に縄を結わえる役目…。



ある日のこと、何時もながらの手順で美女に縄を括りつけ、ジュリアはそのまま水槽に入れられ、

目隠しの幕がかかり、ミルトンが幕の回りを1周したのだが…。

何時もなら、此処でジュリアは縄を抜け水槽から出て、幕内に立っている筈が、時間になっても水槽から

出れずにもがき苦しんでいる。  慌てたカッターが水槽を叩き割りジュリアを助け出したのだが…。

間に合わずに、観客の目の前でジュリアを死亡させる事となってしまった。



何故、何時もやっているこのマジックが失敗したのか…。

アンジャーは、ボーデンの縄の結わえ方を変えた為にジュリアが縄抜けに失敗したと考え、ボーデンを

決して許すまいと心に誓う。


結わえたボーデンも自問自答を繰り返すのだが、実の所良く覚えていないのが実情だった。


その日を境に、2人はマジックの世界でもライバルとなり、より派手なイリュージョンやパフォーマンスを

観客に見せる事に執念を燃やす。

特に愛する妻を死に追いやられたアンジャーは、何が何でもボーデンの事を許すまいと復讐の鬼と変貌する。

ボーデンも執拗に自分の事をうらみ続けるアンジャーに憎しみを募らせて行く。



それは、互いのマジックやイリュージョンにも言えることであった。

相手が、新しいマジックを考案したら、そのトリックを考え、より凄いモノを観客に見せる。

そのトリックの種明かしを知る為には、アンジャーは新しく出来た恋人で助手のオリヴィア(ヨハンソン)を

ボーデンに差し出す事も厭わなかった。



そして、互いに決して種が分らない自分だけのイリュージョンを持つ事ができるのだったのだが…。





《***》

メチャメチャ、劇場でも予告を流しまくりのプレステージをマイヤンガー・シスターの試写状で観て来た。


アメコミ作品のヒーローとして出演した2大俳優が出演だけあって、金も掛かっていそうであった。

「X-MEN」の狼男役のヒュー・ジャックマン。

「バッドマン・ビギニング」のバッドマン役のクリスチャン・ベイル。  

彼は「マシニスト」のガリガリ君と言った方が分りやすいかも。


私は、どちらも鍛えた身体をお持ちのわりには、あんまりタイプでは無い。 セクシィーさを感じないんだよね。

特に、クリスチャン・ベイルはトム・クルーズに似ている気がするんだけど…。  そんな事ない?



<クリスチャン・ベイル>    <トム・クルーズ>

トム君の事が、好きでない私はクリスチャン・ベイルももう一つなんだよね~。とまぁ、私の好き嫌いは置いておいて。

脇役が、結構コレマタ曲者揃いで、かなり見応えのあるものでした。

アンジャーの妻のジュリア役に「コヨーテ・アグリ」のパイパー・ペラーボ。

新しい恋人で、助手のオリヴィア役に、コレマタゴージャスなスカーレット・ヨハンソン。

胸の谷間もクッキリハッキリ半端じゃ無かったですし、ステージ衣装もオ~~イと言いたくなる様な、ゴックンなお姿!



で、意外な人が…。  デヴィッド・ボウイが出演しているって!おぉ??

今日の画像の中に、いらっしゃいます。  捜してみてちょんまげ!


で、誰よりも大好きな、マイケル・ケインラブラブ 貴方が出ているから、見たかったのよん!



本当に渋いわん! 何時見ても、どんな役でも好きなのよ~~。


6月9日から上映なので、あんまり詳しい事は書かないですね。

多分、お楽しみにされている方が沢山居られると思いますので。


まぁ~ねぇ、この作品を一言で言うと。  

本当は良きライバル同士だった、2人の命を掛けた復讐劇イリュージョンちゅー感じでしょうか?


役者もなんだけれども、イリュージョンの様な大掛かりになればなるほど、私は興味が無くなって行く。

まぁ、最後の最後で全てが分るんだけれども、ちょっと年配の方々は分らなかったみたい! 

私?最後まで見なくても分ったもんね! まぁ、大掛かりなイリュージョンを堪能されてみては、如何でしょ?



どちらかと言うと、マジッシャンと言うよりは、如何わしい奇術師が大好きなので。

前にも紹介したけど。  「ムッシュ・ピエール」とか「ゼンジー北京」とか…。

何処と無く、私のブログと似ていないかい?  ちょっと、ゴチャゴチャしながら誤魔化して行く、アルヨ!ブタ

「明日の記事」は、もう1発。  試写会作品アルヨ! ではね~、トレビア~~ン音譜