2006・米 ★★★★☆
監督:ナンシー・マイヤーズ
出演:キャメロン・ディアス ジュード・ロウ ケイト・ウィンスレット ジャック・ブラック イーライ・ウォラック
アマンダの場合(ディアス)****
ハリウッドの映画予告篇制作会社の社長。
富を手に掴みビバリーヒルズのプール付きの豪邸に住む。
恋人のイーサンと同居中だが、イーサンの浮気が発覚し別れる事を決意する。
子供の頃、仲の良かった筈の両親が突然離婚し、その時以来泣きたくても涙が出ない。
アイリスの場合(ウィンスレット)****
ロンドンの新聞社勤務で、主に結婚関係の記事を書く記者。 仕事に関しては有能である。
ロンドンから電車で40分のサリー州のコテージで犬と暮す。
3年間も同僚のジャスパーへの煮え切らない恋心を引き摺っている。
クリスマス前の社内の打ち上げパーティの際に、アイリスは目の前でジャスパーに婚約発表をされる。
しかも、相手の女は部署が違うが社内結婚である。
9600キロも離れたロンドンとロスの2人が、最悪の状況を抜け出す為に≪ホーム・エクスチェンジ≫を
する事にする。
バケーション中の2週間をお互いの家も車も全てを交換するという事。
つまり、今のこの環境を変える事は2人とって願っても無い事だった…。
エクスチェンジ後のバケーションの彼女達****
アマンダの場合****
雪深い上に何もかもがアナログチックな、このコテージ。 当初はこれが目的だったのだが…。
本を読んでも、爆音でダンスを踊っても、何やら心の中の空虚な部分は塞がらない。
それより、一人ぼっちが静かな夜に益々虚しさが募りだす。
「もう、明日帰っちゃう、もんね」そんな気持ちさえ湧き出てくる。
そんな時に一人の訪問者が現れる。 アイリスの兄であるグラハム(ロウ)。
地元のパブで少々飲みすぎ、アイリスの所に泊めて貰おうと訪れたのだが…。
グラハムはロンドンの書籍編集者。 重大ポイントの≪独身≫。
まさか、こんな深夜の虚しい夜にイケ面の訪問があるとは…。 しかも「独身」。
普段は絶対にこんな事はしないけれど、アマンダはグラハムをベッドに誘う。
「何ちゅー、大胆な事を…」と思いつつも、明日には帰っちゃうもんねーの意識が強かったせいなのか…。
アイリスの場合****
考えられない程のドデカイ邸宅。 何もかもが洗礼された最新式の家具。 庭師にハウスキーパーも。
そして、スイッチ一つで部屋中のブラインドーが下りる寝室…。 思わずベッドにダイブしてしまった。
これぞバカンス!そんな気分をぶっ飛ばすかの様に携帯が鳴る。
あんなに皆の面前で酷い仕打ちをしておきながら、「アイリスが居ないと駄目なんだ。仕事を手伝って欲しい」と
ジャスパーからの連絡が…。
まだまだ未練タラタラのアイリスも、どうしても強く断ち切ることも出来ずに曖昧に返事をしてしまう。
本当はそんな自分が悔しいのだが…。
そんなアイリスには2つの出会いが…。
一人はアマンダの元彼の荷物を取りに来た元彼の同僚でもあり、アマンダの仕事仲間でもあるマイルズ(ブラック)。
もう一人は、アマンダの自宅の近所に住む老人のアーサー(ウォラック)。
歩行もやや困難な彼をアイリスが好意で自宅まで送り届けた事がキッカケに良き話し相手となった。
アーサーは古き良きハリウッドを知る往年の大脚本家。
アイリスの住むサリー州・出身のケイリー・グラントとも旧知の仲らしい。
2人は互いに新しい出会いを迎えて、少しずつ変化して行く。
勿論、たった2週間足らずの滞在ではあるのだが…。
さてさて、新しい出会いは彼女達に吉と出るのであろうか…?
《***》
ラヴコメ嫌いの私が、今年最初で最後の?(試写会に当たる場合は除く)作品を観た。
モチのロン、ジュード・ロウ狙い!それしかナイジャンか!
でもね、劇場予告を観るにつけジャック・ブラックも良いじゃんか!となっていっていた。
が!又しても、お迎え間近のジイさんにやられてしまった。 (すみません、何て失礼な事を…!)
どうして、映画に出てくるジイさん達は洒落た事を話して笑わせてくれるのだろうか?
エクスチェンジ後に知り合った、近所のジイさんアーサーとその友人達。
楽しい楽しい! 若くて美しいアイリスだからなのか、アーサーもアイリスの助言ならば素直なんだよね。
アーサーは勿論の事、本当に知識が豊富でジョークが上手い! 下ネタも可愛らしいっタラ…。
日本には、あんまりいないんだよね。 え?日本のジイさんを知らなさ過ぎるって?
う~~ん、そんなモダンな紳士って近くにはいないなぁ~。 あなたの周りにはDo~?
「50回目のファーストキス」ほど、星の数が多くないのはちょっと上手くいきすぎじゃない?って言う所かな。
しかも、超イケ面のグラハムがモテモテで女に節操の無い男じゃなくって、出来過ぎって所もねぇ~。
まぁ、ジュード・ロウとすれば実際の自分に重なる所も有りーの、だけどグラハムが良い奴で
観ている女性達の心を鷲掴み状態? UPになったら、やっぱりタマランね!
あの笑顔がタマリマセブン!!
でも、来日の時にはちょっと御髪の具合がキュピーちゃんヘアーでええかいな?と思いましたが…。
何年かぶりに見た「ビストロ」に出演の時のキャメロンの食いっぷりもキュートだったけれど
箸の使い方も、日本の事も凄く良く知っているロウ君が、ハリウッドスターらしからぬ気さくさも良かったね~。
メチャメチャ、キャメロンと楽しそうでしたがジャック・ブラックも来て欲しかったぜ!!
オープニング当初の2人の女性達は、全く好きになれない性格の持ち主。
けれど、このバケーションが終る頃、どんな風に変身するかは貴方の目で見てちょんまげ!
ジュード・ロウはこの作品を良くあるラヴコメではなくって、伝統的なロマンチック・コメディと言う風に話していましたが
そうだね、ハリウッド作品と言うより、何処と無くイギリス作品って感じです。
この手の作品がお好きな方は勿論、ちょっと苦手な人でも結構ホロットさせる所も有りでヨロシイですわよ!
《+++》
う~~ん、タマラン。 「大食い番組」が大好きな私。
今もTVを流しながら、それを背に聞きながら書いていますが、心此処にあらず。
もっと、お上品な感想をドラマティックに書きたかったのになァ~~!! およよ?
それと、少々の所用の為に本日はお家で大人しくしておりました。
ので、「フランシスコの2人の息子」を観ておりません。
が、これと「サンジャックのへの道」は何が何でも見るつもりでっす!
ガンバ!ギャル曽根。 彼女は食べ方も奇麗なんだよね。
一杯食べる人は、大好きです。 でも、Do~して痩せているんだろうね? 物凄い謎だわ!