- 2004・米 ★★★☆☆(3.5)
- 監督:アンドリュー・ベイケラー
- 出演:コスタス・マンディロア ルーシー・ジェナー ジョン・デ・ランシー
- リサ(ジェナー)は、恋人と夜の街を歩いていて暴漢に襲われる。
- 偶然にも両耳の元から銃弾を発射され恋人を目の前で失った。 その時の爆音とショックで倒れてしまう。
- 気付くと聴覚が全く無く、なかなか元気が取り戻せずにいた。
元気を取り戻す為にも、支援施設に移される。
急に聴覚を失ってしまった事に耐え切れないリサは藁をもすがる思いで聴力回復のある臨床トライアルに参加する。
しかし、研究者の博士はこのトライアルはマウスの段階で失敗している上に、臨床のスポンサーが米国国防省で
ある事を極秘にしていた。
ドクターより、臨床トライアルの説明を受けるリサ。
投与された「ある細胞」によって耳の中の内耳が再生していくという活気的なトライアルであった。
しかし、リサは投与後5日経っても何も聞こえないままであった。
それよりも、トライアルを受けた15人の被験者達の13人までが、急激に大きな音に悩まされる様になり
殆どの人間が自殺を選んで亡くなっていた。
もう、リサの耳も聞こえても良い筈なのに…。 そうドクター達も13人も失敗している為に少々の焦りが隠せない。
ベッドに寝ていたリサに、館内放送の呼び出しの声が聞こえたのである。
聴覚が戻った! 嬉しさのあまりに部屋を飛び出しドクターに報告に行く途中…。
ドアの向うから叫んでいる様子が見えた。
と、その女性が怒鳴っている声が聞こえる筈が無いのに聞こえるのである。
不審に思ったリサは、その女性の部屋に入って見ると「貴方も聞こえなくても良い物が聞こえるのよ」と言って
リサの目の前でガラスの破片でクビを掻っ切った。
彼女はリサと共に残っていた被験者だったのだが…。
彼女の言った事がその時には良く分らなかったが、暫くしてリサには理解出来る様になる。
人々の発した声だけが聞えるのではなく、心の声も聞えるのであった。
それを知ったドクター達は、国防省に連絡。
犯人が嘘の証言をしながらも心の声を読み取り、事件を解決する役目を仕事にしないかと持ちかけるのだが…。
《***》
結構奇麗な女優・ルーシー・ジェナーが主役なのであるのだが。
一見サスペンスの様な感じ、しかも「闇に葬られた実話である」様な前書きまである。
確かにリサの聴覚が戻るところまでは、何処と無く惹き付けられるのだがそれ以降がどうも…。
リサは自分にそんな不思議な能力も備わった事をひた隠しにする。
しかも、摩訶不思議な事に金属のイヤリングをすると心の声は遮断されピタリと聞えなくなる。
(ちょっとこの辺も、かなり安易)
支援施設で世話になる男性は、互いに惹かれあうのだがこの男性の心の声が何ともはや、殆どが下ネタ関係。
勿論、リサにそんな能力が備わっているとは思ってもみないので、口と心とでは全然違う事を…。
それを聞いたリサすらも、思わず噴出してしまう場面すらあって、「コメディか?」と思ってしまう。
な~~んか、ラストは無理やりサスペンスで終らせていたけれどね。
いっその事、コメディ作品にしてしまえば「ある細胞」の事も突き詰めないし、面白かったのでは?
タイトルの14は、リサが被験者14番という事。
お気軽には見れますが、是非にとは勧めれるほどの作品では無いです。
《+++》
ごめんなさいねぇ~~~!!
又、コメントのお返しが遅くなっておりマッスル。
朝一で、「デジャヴ」を観て来る筈が「もういいやぁ~~」と寝てしまいました。
で、昼頃ウダウダと起き出して、男前と「東京タワー」の試写会ついでにお買い物…。(またかよ!)
明日、明後日はお家に居りますのでその時にゆっくりとお返事させていただきます~~!!
「デジャヴ」は来週火曜日にお子ちゃまにまみれて観てきます~~!!