ゴーストライダー  加齢臭にまみれながらの観賞…(泪) | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。



2007・米     ★★★☆☆(3.3)


監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン

出演:ニコラス・ケイジ  エヴァ・メンデス  ウェス・ベントリー  サム・エリオット  ピーター・フォンダ



若きスタントライダーのジョニーは父親のバートンと共にスタントショーを行い、各地で人気者であった。

バートンには色々なショーの構想があり、ジョニーは何時の日にか父を越える事が夢であった。


が、そんなジョニーにはもう一人大事な人がいた。  恋人のロクサーヌだった。

ロクサーヌの父親はジョニーの事を嫌い2人の付き合いに反対していた。  母の元に行くというロクサーヌ。

こんなに愛し合っているのに離れがたいジョニーは、2人で何処か遠くに行こうと約束する。 明日の午後に。



父を裏切ってでもロクサーヌの事を愛しているジョニー。  自宅に戻ると父親は眠っていた。

ゴミ箱に捨ててある紙切れを拾い読むジョニー。  

何と父親は全身にガンが広まり手の付け様の無い状態だったのだ。


ロクサーヌとの約束と父親の病気を知ったジョニーは、バイクの整備をしながら思い悩んでいた。

其処に一人の初老の男が現れる。  男はジョニーのスタントを褒め、自分のチームに入らないか?と聞く。

それどころでは無いジョニーは男の話を聞き流していると、男は条件を出してきた。

「明日の朝までに、父親のガンをすっかり治してやろう」そんな信じられない事を言う男。

その代りにジョニーの魂を渡せと言う。  単なるジョークだと簡単にも男と契約してしまうジョニー。



が、翌朝目覚めると父親はガンが何処にも無くなったと病院で言われた事をジョニーに報告する。
昨夜のあれは、夢では無かったのだろうか?  兎に角、父親は元気になったのだ。

何の心配も要らない…。  そう思っていた矢先…。  父親はスタントショーの事故で亡くなってしまう。


あの男はジョニーを騙したのだろうか?  しかし、再びジョニーの前に現れた男は笑いながら言う。

「確かに父親のガンは全て無くなっただろう」  「そういう契約だったはずだ…」

男は、メフィスト(フォンダ)。  「お前が必要になった時に又現れる」と言い残し姿を消すメフィスト。


自分の不甲斐なさに嫌気がさしたジョニーは、雨の中ジョニーを待っているロクサーヌを置いて旅立ってしまう。

メフィストに憎悪を抱きながらも成長していったジョニーは…。



メフィストに魂を売ったジョニー(ケイジ)は、今では自らのスタントショーを率いるまでのスターとなっていた。

そのスタンショーも、回を増すごとに過激になっていくのだが、どんなに激しいクラッシュをしても傷一つ

負わない不死身の男と言われる様になっていた。

だが、それはメフィストとの契約のせいだと言う事をジョニー自身は、気付いていた。


その頃、悪魔のブラックハート(ベントリー)が地獄の門を開け放ち、世界を自分の物にしようと企てていた。

ブラックハートを止める為に父親であるメフィストは、「ゴーストライダー」を向かわせる。


そのゴーストライダーとは、メフィストと嘗て契約を交わしたジョニーであった。

「ブラックハートを倒したならば、魂を返してやろう」と約束するメフィス。

炎に包まれたゴーストライダーとなったジョニーは、ブラックハートを倒す事が出来るのだろうか?

ゴーストライダーとは、どうして出来る事になったのだろうか?





《***》

アメコミの人気キャラクターを用いて、前回もアメコミの映画化「デアデビル」を撮ったマーク・スティーヴン

ジョンソン監督が再び脚本とメガフォンを取った。


アメリカでは人気でも、日本では全く知らないキャラの映画化がお好きな監督の様だ。

その燃えるドクロ男に変身する主人公に自ら名乗りを上げたニコラス・ケイジ。

かなり、ダイエットもして体を搾っての出演となった。


ジョニーの恋人役に胸元をコレでもかと開け、常にボディコンを着て男性の目を楽しませたエヴァ・メンデス。

「最後の恋のはじめ方」のエンドロールがあがる時にすっかりコワレッチャ踊りを見せてくれた彼女。


メフィストには、重鎮ピーター・フォンダ。 「サラいつわりの祈り」の時より何処と無く怖さが無かったけど。



「デアデビル」の時にも感じたのだが、ストーリーも纏まりが有り「なんじゃこら?」とは決して思わない。

が、主人公にヒーローらしさを感じないと共に、悪の相手が弱すぎる。

全くドキドキ、ハラハラが無い。  あかんやん!  監督は実は脚本家出身の筈。


もう、チッチャク纏まりすぎ。  VFXとかは丁寧に出来ていたし良かったと思うけれど。

肝心のストーリーが面白くないとね。


バイクもドクロもロクサーヌのボディーコンシャスも男性が大好きな作品らしい。


ニコラス・ケイジに何故アクションを求めるのか?  

やっぱ、「ザ・ロック」「コン・エアー」辺りの作品で「禿げてても意外にアクションもイケルヤン」と言うイメージが

作られてしまっている為かしら?

炎のドクロ男に変身する所なんかは、「やっぱ演技上手いよね」と思ったけれど。

何気にカッパみたいな前髪はDo~かと思うが、ニコラスさん。  無きゃ無いで良いんじゃないの?いるの?


頭がドクロ男の時は吹き替えなんだろうか?分んないけど。

水が相手の時は「流石に炎は水に消されるだろう」と思ったけれど…。  そんな事も無く、呆気なかったね。



もう一人のゴーストライダーが出現するのですが…。  サム・エリオット。

やられたわぁ~~!  ジイさんでもカッチョ良い。  何気に最近ジイさん好きかも…。

噛み煙草をペッとやる所すら、「いいわん!」と思ってしまった。

でも、誰のレヴューにも書いてなかったわ!  ほぼ、100パーセント男性のレヴューだったもので…。





別にすんごくつまらない事も無かったけれど、物足りなさは否めない。  お金が無かったのかしら?

バイク好きにはタマランらしいよ。  私には分んないけどね。


まぁ、お時間のある時に、DVDでどうぞって感じでしょうか? 





 


《+++》

今週は、どうやら劇場には行けないかもと思っていたが、この作品は近所のシネコンで14時過ぎからの

上映が一回目となっていた。

ホンノ少し早めに起きて、用意をしたら間に合いそうだったのでシャトルにバスに飛び乗って観て来た。


アメコミの映画化とは知らないだろうちゅー感じのジイさん達で結構一杯だった。

ニコラス・ケイジがお目当てなの?  分んないけど。


おばちゃん軍団で一杯の時とは、やっぱり場内の雰囲気は全く違うね!

予告の時から、声高らかにいびきをかいているジイさんが、2~3名。  いびきがハモッてた。

隣のジイさんは「なんやこれ!」を連発しながらも、大笑いしながら楽しんでいた。 良かったね。


ジイさん特有の整髪料の臭いやら、何となくアンモニア臭もする感じ。

う~~ん、火曜日のシネコンはこんな感じなのねん。  

ちなみに其処のシネコンは火曜日はカードがあれば、1300円で観れます。

モチ、ジイさん達は1000円だろうけど…。



サムジイさんがカッチョ良かったので、1300円でも許すかな。  ぶふふふ!!波平