「ウォーターズ」 「間宮兄弟」  邦画はぬるめの方が良い? | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

【ウォーターズ】

                 
2005・邦画     ★★☆☆☆(2.2)
             
監督:西村了
出演:小栗旬  須賀貴匡  松尾敏伸  桐島優介  平山広行  森本亮治  葛山真吾  原田芳雄

それぞれの世界で夢破れた青年達。  手っ取り早く金を稼ごうとホスト募集の面接を受ける。

何とか、ホストとして新たな一歩を踏み出そうと7人の男達が店長に言われた時間に店に集合したのだが…。





待てど暮らせど店長は来ない。  代わりに店に眠っていたのは、笑顔が可愛い少女だった。

少女と7人の新米ホスト達。  「まるで白雪姫と7人のドワーフみたい!」屈託の無い様子で少女は笑うのだが。

と、杖を突いた老人が店の階段を降りて来た。  少女は「おじいちゃん」と駆け寄っていく。

おじいちゃん(原田)はこの店のオーナーだが、歳の為に店を閉めようかと考えている所だと言う。


「面接した店長は?」そう誰かが聞く。  怪訝な顔のオーナーは言う。「この店は私だけでやっていましたが…」

「えぇ?」 「えぇぇぇぇっぇぇっぇぇ~~~~~~~!!!!!」  「皆さん、詐欺に遭われたのでは?…」

彼ら7人は全員1発合格となり、保証金を巻き上げられて…。  此処にやって来たのであったが…。


それぞれが、ナケナシノ金を叩いてホストとなったのに…。  辞める時には当然返って来ると言っていたのに。

完全、丸々すっかり騙された似非ホスト君達は既に立ち直れない状態。

それを見るに見かねたオーナーは、「此処に150万有ります。これで何とか新たに出発して下さい」と…。

まさか、関係の無いオーナーの150万を受け取る事は出来ないと恰好をつける7人。


「では、皆さんがこの店を使ってホストクラブをやってみませんか?」そう、オーナーが提案した。


どうせ、ホストになりに来たんだとやってみる事にした7人だったのだが…。  

ちょこっとホストを経験した事のあるのは1人だけ。  後は全くのズブの素人だったのだが…。

無謀にも素人ホストクラブ<DOOG DAYS>をオープンさせる事にしたのだが…。


「いらっしゃいませ、白雪姫。ようこそ<DOOG DAYS>へ!」 <DOOG DAYSのホスト達を紹介します>


<リョウヘイ>(小栗) … 路上パフォーマー。  世界中を路上パフォーマーとして旅したい。


<ユウキ>(須賀) … 元青年実業家で仲間と立ち上げた会社を潰してしまい、現在は手元にあるポルシェが

                残るのみ。  この中ではタダ一人のホスト経験がちょっぴりある。


<正彦>(桐島) … 元銀行マン。 根は真面目で物腰が穏やか。 一番高い保証金を支払っている。


<鉄平>(平山) … 元板前。 突き出しや料理も作るのだが、「この料理には、この酒」と言うと絶対に曲げない。


<直人>(松尾) … 元実業団バスケ選手。 実業団のバスケ部が廃部となる。 「バスケは遊びじゃねぇ!」が口癖。


<ケイタ>(森本) … 直人の後輩で同じ実業団の元バスケ選手。 直人には人一倍気を使っている。


<進太郎>(葛山) … 元インテリアコーディネーター。  妻と一人娘がいる。 


そして、バーテンダーにオーナー。  オーナーの孫娘チカは、7人のアイドル的存在。

だが、チカは心臓が悪く、スグに発作が出てしまう。  海外での移植しか治る手はないらしい。




店をオープンするに当たって、色々なホストのノウハウを教えるユウキは、どうも偉そうな態度を取る。

なかなか7人の気持ちも纏まらないウチに、オープンの日を迎える事となるのだが…。 一体どうなるのだろうか?





《***》

「面白そうジャン!」と思ったのはTVのスポットCMだけ。

それだけで、終わりにしておけば「あぁ、あの面白そうな作品どんなんかなぁ~」と心にも残ったちゅーもんですが、

見ながらホンマに映画を舐めとるなぁ~と、沸々と怒りさえ覚えてきたぞ!


モノホンの幹部クラスのホスト様達が見たらDo~言う感想を仰られるのかしら?

どんなけ、チャラチャラでいい加減そうに見える世界であってもビジネスとなるとそりゃ~厳しい世界でせう?

そのチャラチャラに隠れて、見えない部分を描いてくれるなら兎も角も…。(泪)

何でしょうか、この脱力感…。  感想を書くのさえも嫌になっちゃう感じです。



しかも、客に選ばれる女性達が、これまた自分達で起こした企業がデッカクなって成功したグループ。

皆が皆じゃ無いけれど、そういう女があぁ言う風に金を使いますかねぇ~。

あれはマジに金の有り難味を知らない人間の遣い方でしょ?  違う?

まぁ、100歩譲ってそういう客もいるけれど、客達の人生浮き沈みとかも見たい訳よ…。

そんなストーリーじゃ無いのよね。  本も悪いし、面白味も見所も無いんじゃないかな?


すっごい褒めてるレヴューがあったけれども…。  そういうお方もいらっしゃいます。

私だけの感想を鵜呑みには、されませんように…。

まぁ、ホストクラブに微塵も興味が無いと言うところが私にはありますのでね!  スマネーな!


全く違う意味で、仮面ライダーファンのMAMAさん達は、歴代出演者達が軒並み出ておりました!

そこだけかよ…!








【間宮兄弟】



2005・邦画     ★★★☆☆


監督:森田芳光

出演:佐々木蔵之介  塚地武雅  常盤貴子  沢尻エリカ  北川景子  戸田菜穂  中島みゆき



東京の下町のとあるマンションに同居する共に独身30代の仲の良い間宮兄弟。

兄・明信(佐々木)はビール会社の商品開発研究員。  腰が低く、物腰が柔らかく、心から製品を愛する男。

弟・徹信(塚地)は小学校の公務員。  公務員の傍ら、物凄く多くのスキルも持つ。


帰宅後には、2人の大好きなベイスターズのスコアをつけながらTVで熱心に観戦をしたり、レンタル映画を

借りてポップコーンを食べながら劇場気分を味わったりしながら、楽しく毎日を過ごしていた。


どちらかが、まずい事をすればスグに反省会を行い、今後に生かす。

お昼寝も一緒にしちゃう、超仲の良い兄弟なのだ。





しかし、そんな2人も何を隠そう恋人の一人も欲しいお年頃。

色々計画を考えた上、カレーパーティを開く事にした。  明信はレンタル店の店員の直美(沢尻)ちゃんを誘う。

徹信は同じ小学校の葛原依子先生(常盤)を誘う予定にした。


カレーも3種類も作り、用意は万端!!

直美ちゃんも依子先生も兄弟のマンションを訪れてくれた。  嬉しい事にパーティは大成功!

直美ちゃんも依子先生も楽しんでくれた。   勿論、ちゃんと反省会も行なった。


これから、色々な展開が有るのだろうか?  どうなんだろうか?

兄弟には良い事ばかりは訪れない。  困った事やピンチな事だって…。


例えば?  徹信がボッタクリバーでコーヒー牛乳2本飲んだだけで10万円取られたとか…。

そんな時、明信が優しく答えてやる。 「命があっただけ良かったじゃないか!」



こんな風に兄弟は、明日も明後日も明々後日も仲良く暮らしていくのだろうか?

誘った彼女達との今後は…?





《***》

脱力系作品として、ミニシアター作品にしてはヒットした作品。

原作は、「きらきらひかる」「冷静と情熱のあいだ」「東京タワー」の江國香織氏。

決して原作だけのせいとは言わないが、江國氏の作品とは私はどうもソリが合わない。

当然この作品も、まぁ、それなりに面白さも力の抜け具合も分からない事もないのだが、好きじゃない。


この兄弟は、もしかしたら地上に落ちた天使なのかもしれない。(え~ように言いすぎか?)

そんな2人はこれで良いとしても、周りの人間はもっと現実的で居て欲しい。

例えば、ボッタクリバーの1件の様に…。  

徹信に言い寄る女なんか、デブ専か・金目当てか、そんなモンじゃ無い?(パッと見で良い人だと判断出来る?)

世の中、どんなに良い人であっても、所詮正直者は馬鹿を見るみたいな感じはどうかな?



まぁ、2人に誘われる依子先生も変わっているけどね。  直美ちゃんもちょっと中途半端なキャラだな。


別にこういう兄弟が現実に居ても全然おかしくないだろうし、いるやもしれない!

でも、私はこの兄弟を見詰め続けたいとも思わないし、エールを送りたいとも感じなかった。

それは、余りにも浮世離れしすぎるせいか?  人間離れしているせいか?


この兄弟、何でも話し合うし、ちゃんと相手の話を聞く耳も持っているが、ちっとも本音を吐露していない気がする。

話さなくても分るんだ!と言うところを出したかったの?

もっと人間臭い、間宮兄弟が見たかったなァ~。  別にゆるい作品も嫌いじゃ無いのよ!


この作品で弟役の塚地武雅さん(ドランクドラゴン)が各映画賞の新人賞を貰っていた。

「日本アカデミー賞」「キネマ旬報」「毎日映画コンクール」「ブルーリボン賞」等。

塚地さんについては、本業のお笑いの方は殆ど診たことが無いが、ドラマ等で役者をしている方は何度も見ている。
体型からは温和な良い人っぽいのだが、案外悪役も怖いし上手い。


決して一目惚れとかはしないが、容姿が良くないけれど役者としては好きだし、気になる存在である。



兄役の佐々木さんに関しては、最近はかなり売れっ子で露出も多く、私としては少々飽きてきていたが

「風林火山」で時代劇の佐々木さんは、久々に「良いヤン!」と思った。

色々な役に挑戦も良いけれど、腹8分目ぐらいで「もうちょっと見たい」ぐらいが良いんじゃないの?



兄弟の母親役の中島みゆきは、何故に出演したのでしょうね?



本日記事にした2作もそうであるが、単なるコメディチックな作品は好きでは無い。

コメディなら、皮肉るだけ皮肉って欲しいんだなぁ。  ブラック・コメディなら好きなんだけどね。

単にエヘラエヘラ笑う様な作品は、つまらないと思うのですがDo~ざんしょ?




《+++》

昨夜のアメブロの仕打ちのお蔭で、朝から記事を書き足す事になった。

朝は駄目だって言ってるジャン!  これから私は、本格的に寝るんだから…。 ボンヤリしているんだから!!

(昼間であっても、ボンヤリはしているんだがな!)


ちゃんと対応してねん! アメブロさん。  昼過ぎに起きたら、又今日の分の記事を書かなくっちゃじゃない!

ブツブツ・ブリブリ・ブーブー・ブヒブヒ!!ブタ ぶーぶー コスモス プンプン・グーグー・バイバイ!