ゴールデンウィークの最終日、鹿児島と池袋の三越が閉店します。

先日もお客さまに「以前は百貨店が閉店!?ってびっくりしてたけど、最近は慣れっこになっちゃった」と言われました。

構造不況とも言える百貨店ビジネス、以前は都心から郊外へと拡がっていきましたが、巨額な設備投資と人件費による高コスト体質を維持するためには一定以上の売上が必要になるのは当然といえます。市場が縮小する中、この流れは必然ともいえます。

もともと、百貨店の出店は無謀ともいえるところがあります。イメージや規模を優先するが故に、コスト意識が低い気がします。もうすぐ迎える大阪百貨店戦争も各百貨店の規模は間違いなくオーバーストアです。でも、あえて仕掛けるのはそこで負けるわけにはいかないから。

考えてみると百貨店1店の売上を見ると、一番よく売る店舗で年間約2700億円。対してイトーヨーカドーの年間売上が全店で約1兆5000億円。単純に比較すると6店舗で全国170店舗分の売上が取れるというわけです。これが勝ち組の百貨店ビジネスと言えます。これに勝ち残るためには、都市圏で負けるわけにはいかないというわけです。

翻って、地方都市では店舗設備の老朽化が進むとともに、立地する旧繁華街自体が郊外ショッピングセンターにお客様を取られている現状では、打つ手なしというのが実状です。また、都心店でも同地域で3番店4番店となると、これまた厳しい状況が待っています。特に金太郎飴状態の店舗内容ではなおさら。

それを考えた場合、2011年の新幹線開通を控え開発が進む鹿児島中央駅周辺とイオンモールが郊外に出店し、以前ほどの集客が厳しくなった天文館地区に立地する鹿児島店、西武・東武と巨艦が並ぶ池袋地区に立地する池袋店は、都心東京と地方都市鹿児島と全く違った環境にありますが、厳しい経営状況の象徴のような店舗、閉店もやむなしなのかもしれません。

今後も続くであろう店舗閉鎖。今後は百貨店だけでなく量販店、コンビニ…とどんどん拡がると考えられます。明日は我が身、ってわけです。

【参考】地図はクリックで拡大してください。
★三越鹿児島店:1984(昭和59)年設立・1.9万㎡・110億円/年
※鹿児島の地域一番店は「山形屋」3.2万㎡・520億円/年、高効率の地方百貨店です。
『ブログはじめ』…しごとのメモ帳。-鹿児島三越 『ブログはじめ』…しごとのメモ帳。-鹿児島市

★三越池袋店:1957(昭和32)年設立・2.5万㎡・240億円/年
※池袋西武は7.4万㎡・1,750億円、池袋東武は8.3万㎡・1280億円/年。規模は歴然。
『ブログはじめ』…しごとのメモ帳。-池袋駅
今日はこどもの日。
晴れる日が多いのですが、ここ関西はあいにくのお天気になりそうです。

団塊世代が一生懸命働いて築いてきた今の日本。最近は、私利私欲に走り物的にも精神的にも日本のよき財産を食いつぶす人達もいます。中には払える給食費を払わない親も存在します。この行為が自分の、そして我が子のためになると思っているのでしょうか?

私たちには、未来を託す子どもたちがいます。そのこどもたちのためにも、少しでも住みよい日本を残したい、こどもの日に改めて思います。
人の休みの時に働くのがサービス業の定め。諦めてみなさんの楽しい顔を見ながら働いています。

しかし実際、ゴールデンウィークの混雑を見ると正直「休まなくてもいいかな。」なんて思ったりします。また、休日にお客さまで溢れかえる店内とそれに比例する売上数字を見ていると頑張った甲斐があります。暇な一日を過ごすより、忙しくて走り回るほうが精神的にはずっと楽なものです。「いい汗かいた」って感じでしょうか。

今までは「休みの日は忙しい」のが普通でしたが、最近、特に今年はそれがあてはりそうにありません。百貨店不況と言われて久しいから、我々だけかと思ったのですがそうではなさそう。人が溢れるモールでも、売上に関しては厳しいようです。財布のヒモが堅いんでしょうね。

収入が減るから消費を控える。消費を控えると、モノの必要数が減る。モノが減ると小売業だけでなく製造業・卸業・物流業すべての需要が減る。さらに、人口が減っているので輪をかける。

その縮小均衡の市場をどう日本人は受け入れるか…拡大市場しか経験のない日本経済ではひとりひとりがそれを認識して考える必要があるのかなと思います。

なんか、おおげさな結論になっちゃいました。というのも、さっき混雑する「うみほたる」にてのテレビのインタビューに対し「安くするのはいいけど、この混雑に対し行政はなんらかの対策をとってほしいものだ」と憤慨するお父さんを見て、他人任せのクセがついた日本人を垣間見た気がしてちょっと「日本の今後を憂う」ことになっちゃいました。