廃線予定の山線〜倶知安まで | 「すが」のブログ

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2024.6.1 

小樽 9:36発 倶知安 10:52着 函館本線


北海道新幹線札幌延伸が2030年開通から延期というニュースが最近出ていましたが、札幌延伸になると小樽ー長万部間は廃線になることが決定されています。通称「山線」と言われるこの区間、まだ乗ったことがないので乗ってみよということで目的地昆布駅で出発しました。


小樽発の時点で2両編成の列車はめちゃ混みです。座れなくて立っている人が1両あたり数10人でビックリです。ほぼ観光客さん、ひょっとしてニセコまで行くのかと思いましたが、ほとんどの人が余市で下車。ニッカウヰスキー蒸留所があるので一定の観光客がいらっしゃいます。たぶん毎週末そんな状況なんでしょう。その先の積丹に行く人もいるはず。素朴な感想としては余市まで運行継続が妥当でしょう。


廃線になってもバス転換はドライバー不足で無理とすると、観光客を運べなくなります。JR北海道余市町は客を増やす努力を怠ってますから別にどうでもいいというスタンス。JRが観光事業を仕切ればいいんじゃないの(そんなに簡単ではない)。




余市町の人口推移は、1960年がピークで2万8千人、2024年現在1万7千人、他の自治体同様順調に減ってます。ただ、道内な自治体の中ではまあまあ多いほう。観光資源もあるし、札幌にもまあ近いので産業や教育をしっかりやればまだなんとかなるレベル。とにかく努力が足りない。




余市を過ぎると1両10人くらいに減ってローカル線になりました。仁木駅、降りる人ほとんどいない。

そこから山を登って行きます。車窓は右も左も原生林。山を登ったところが銀山駅、よくここまで線路を通したなという印象です。駅の名前はその昔、銀鉱山があったらしい名残りのようです。山の上からの景色がきれいでした。



ここからニセコに向かって少し下って倶知安のひとつ前の小沢駅へ。駅前、少し人が住んでるっぽい。



倶知安駅近辺は新幹線新駅建設のために巨大なクレーンが林立。山線沿線自治体のなかで唯一メリットを受けられる倶知安町、ここだけ嬉しそうにしてますが、町の政策をしっかりやらないと今より過疎化が進む懸念もあります。