2024.5.28 西28丁目 ジャムジカ
w/山下ヤスシpf 川合草平ds
里菜ちゃんのライブは何度も聴いているけどリーダーのピアノトリオは初めて。どんなセットリストになるかとても楽しみでした。この日も他のミュージシャンがあまりやらない凝った選曲です。ウェイン・ショーターの「エル・ガウチョ」、同じアルバムのFootprintは有名曲でライブでもよく演奏されますが、この曲はレア。逆にウェインマニアじゃないから選ぶということもあるのかなと。
この日のピアノは山下ヤスシさん、少し前に恵庭夢創館で聴いてます。派手じゃないですが周りに気を遣えるセンスのいいピアニストさん。プロフィールを見るとなんと高校に入ってからピアノを始めたとのこと。ジャズピアニストでそんな人は聞いたことありません。だいたい小さい頃からクラシックやってた人がほとんどですよね。
2ndあたまの里菜オリジナルのミロンガの曲、とってもピアノがオシャレでカッコよかったです。
ドラムは草平さん。今まで配信で見ていたのですがオールマイティーなドラミングは素晴らしいのとMCが面白いってイメージ。けっこうやることがこけてたり。このライブも場所を西18のお店と間違えてリハ遅れちゃったと謝ってました。リズムが気持ちよくなるとハイハット踏む足裏が踊ってるのがすっごく面白いドラマーさん。
2ndはオリジナル多め。4年前にリリースしたCDから「金色の鳥」、本人が言うには何年かぶり久しぶりにやりましたと。この曲や次に演奏した「星月夜」、どちらもクラシック音楽をずっとやってきた流れから出来たオリジナル曲ですね。このトリオではストレートアヘッドじゃなく、ちょっと難解気味なそしてジャズセンスが問われるような曲のセレクト、面白いです。
アンコールはラーシュヤンソンが自分のトリオのドラマーやってる息子に書いた曲(らしい)。初めて聴きましたが(More Humanに収録されてた)、とても美しいです。この曲でライブを〆るなんて素敵過ぎるわ。
1st
Fairy’s green ※
El gaucho (Wayne Shorter)
Theme of China town
Treelogy (Shai Maestro)
2nd
Feeling of milonga ※
金色の鳥〜銀杏ちる夕日の丘 ※
星月夜 ※
You made me smile (Rufus Reid)
(en)
A Beautiful Smile (Lars Jansson 2016)
※Rina Original