かわいい顔して・・・ | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

いや~順位が落ち着いてきてよかったです。。

 

 

今日は明日行われるアレで

ソワソワしてるんです。。。

 

 

健康診断。

 

 

私の町の案内で

健康診断を受けることになったんですけどね。。。

この年になると

健康診断は恐怖でしかない。。爆

 

もうね。。

いいところのほうが少ないので

いい結果が出る気がしない。。

なんか言われるんじゃないかって

怖いのなんのって。。爆

 

最近色々あって

特に落ち着かない。。

 

その話もいつか書きますが。。

昨日はいつも夜遅くに書いてるブログをやめて

健康診断のために早く寝て

準備を整えております。

 

まあ、大した結果にはつながらない努力なんですが。爆

 

 

明日。。何もないことを祈って。。失笑

 

 

さて、今日は病院つながりで

あの話を書こうと思います。

痛い話ですので

苦手な方は、どうぞここで止めておいたほうがいいです。。

 

 

 

床のコンパネを張り終えたころから

脇下の様子がおかしくなった。

 

そう、オマーンで手術したアレ。

 

 

 

 

粉瘤。

 

知らない方のために

粉瘤はオデキ?みたいなもので

中が化膿すると

臭いし、大きくなるので

切除が必要な厄介なもの。

どこにでもなるらしい。

 

 

これ、一回できると癖になるって言ってたけども

本当になった。。

 

胸横にあるこの粉瘤は

丁度ブラ線に位置していて

そりゃ~もう

うっとうしい場所。

 

 

前回の手術でキレイに

取り切れてなかったせいか

最初から豆つぶっみたいなしこりがあり

ブラジャーをするのに

若干痛かった。

 

なので、日ごろはほぼノーブラ。

お出かけの時のみブラジャーを使用。

日本に帰ってからはいろんな選択肢があるから

ありがたい。。。

それでも、その選択肢を使うと

丁度ブラのカップがあたる場所に粉瘤があるため

結局違和感があり

ノーブラ路線だった。。

 

 

その、粉瘤が

ついに化膿し始める。

 

 

ううう、いやだな・・・。

でも、前回の反省から

早めに行ったら

結構早めに治療が終わる。

 

ということで

家の仕事はお休みして

この日は病院に行った。

 

昔、バレーをしていた時

学校の近くにあった外科に

よく行っていた。

 

若干、お姉言葉を話す

外科医のおじいちゃん先生がいた。

 

その先生は昔から知ってるし

そこに行こう。

 

 

ということで 

その病院へ行った。

 

病院につくと

様子が違うことに気づく。

 

「あれ?名前が変わってる。」

 

そう思いよく見ると

昔の先生の苗字だけど

女性の名前になっていた。

 

奥さんか娘さんが継いだのかな?

 

そうお思いつつ。。

中に入って診察を受けることに。

 

病院の中にはたくさんのお年寄りが。。。

 

待つこと1時間

ようやく私の番になった。

 

先生は若い女性の先生で

とてもかわいい顔をしていた。

 

あの、お姉言葉の先生の娘さんにしては

かわいすぎる。。。

アイドルっぽい顔してるし。。

優しそうだな。。。

 

そう思いつつ

顔をじろじろと見てしまう私。

 

話してみると

見かけとは違って

サバサバしてる。。

 

このかわいらしい先生は

「じゃあ、今日切除しましょう。」という。。

 

 

おお、さすが。

対応早い!

 

そう感心したが・・

これが悪夢の始まりだった。。

 

 

先生は私を診察台に寝かせた。

 

あれ?診察台?

 

ここで若干の不安がよぎる。

 

先生は

カチャカチャと何か準備してる。

 

きっと、麻酔とか

切除するための道具とかなんだろう。

そう思って

彼女の後姿を見てた。

 

そして、彼女が振り返ったその手には

なぜか、メスが。。

 

麻酔は看護婦さんが打つのかな?

そう思って看護婦さんを見ると

おもむろに私のところに来て

押さえつけ始める。

 

まさか・・・・

 

 

「ちょっと痛いですからね。。。」と

かわいいアイドル級の先生は言う。

 

 

「え??」と

私は固まる。。

 

 

押さえつけられた私は

先生に麻酔なしでメスを入れられる。

 

「うぐっ。。。」と

言葉にならない痛みを感じる。

 

 

そして、切った瞬間

その傷口から何かが流れ落ちるのを感じた。

 

きっと、膿か血か

どっちかだろうが

気持ち悪い。

 

しかし、切ったことにより

化膿していて腫れた場所の圧迫感が一気になくなったので

痛さよりもそちらのほうが印象的だった。

 

「ああ、結構化膿してるね。」と

かわいい先生は言う。。

 

 

 

 

そして次の瞬間。

先生はむぎゅ~っと

切除部分を押し始める。

 

何とも言えない痛みが走る。

 

 

「うぐぐぐ」と声にならない私。

 

「うん、よし。じゃあ、洗おうか。」と先生は言う。

 

洗う。。

きっと上から生理食塩水みたいなやつを

かけて洗うんだな。。

 

そう思った。

 

そして、看護婦さんも多分

そう思ったのだろう。

 

そうやって

看護婦さんが洗い始めると

「ああ、違う違う。かして。」と

かわいい先生は言う。。

 

「こうやって中に入れるの。」

と先ほど切除した傷口に

生理食塩水をいれた針のない注射器を

ぶすっと突き刺す。。

 

 

「っぐは」と

声におならないほどうめく私、。

 

「ちょっと気持ち悪いかもです、

大丈夫大丈夫」と

軽~くいうかわいい先生。

 

何度も言うが

この女医さん、アイドル級にかわいい。

 

いや。。大丈夫な感じはしない。。と

痛くてもう泣きそうな私。

 

切ったところに

麻酔なしで

何かを突っ込まれるのは

痛いに決まってる。

 

 

これを数回繰り返し、

ようやく終了。。

と思いきや。。

 

「じゃあ、あとガーゼ入れて。」という

かわいい先生。

 

え、、傷口は縫わないのかしら?

結構大きく切った気がするんだけど。

しかも、

ガーゼ付けてではなく

ガーゼ入れて?

 

どういうこと?

聞き間違い?

 

と思っていた私。

当然、看護婦さんもそう思ったらしい。

 

その看護婦さんは

一番一般的な

ガーゼをつけることをしようとしたのだが・・

 

「そうじゃなくて、こうするの。」と

かわいい先生はこっちにやって来た。

 

もう、こっちに来るたびに

痛いことしかやらない先生。。

こっちに来るのは恐怖でしかない。

 

「ヒロさん

ちょっと痛いですからね。」と

その不安が的中する掛け声をかける。

 

さっきから

この先生の「ちょっと」は

全然ちょっとじゃない。

 

ちょっと=確実に痛い

 

そのことに

気づいた私は

心の中でオロオロし始める。

 

するとこのかわいい先生は

ガーゼを傷口の中に

突っ込み始める。

 

何度も言うが私は麻酔をしていない。

 

私は足がじたばたし始める。

声は出ない。

い・・・痛い・・・

 

 

我慢ならない痛さがこみあげてくる。

それもそうだ。

麻酔なしで切除。

そのあと注射器を突っ込まれて洗浄。

さらにガーゼをその傷口に突っ込まれてるんだ。

痛いに決まってる。

 

ぐりぐりと思い切りのいい先生。

ぐりぐりするたびに

痛くてもだえる私。。

 

何の拷問なんだ。。涙

 

かわいい顔して

やることが半端ない。。

 

 

 

無事にガーゼが傷口の中に入ったようで

先生は作業を終了。

「じゃあ、今日はこのまま帰ります。」とな。

 

えええええええ?

ガーゼ突っ込んだまま帰るの???

 

有無も言わさず

そのまま帰宅。。

もちろん、抗生物質と痛み止めはもらった。

 

できることなら

痛み止めを飲んで

診察に臨みたかった。。

 

痛み止め出るタイミング

おかしすぎ。。涙

 

家に帰ると

痛さと違和感が半端ない。

 

今まで傷口に何か突っ込んだまま

動いたことがない。

 

だから、動かすたびに痛いのと

違和感で

この日、動くことはできなかった。。

 

翌日

ガーゼ交換にやって来た。

 

普通、ガーゼ交換は

あまり緊張しないが

私の場合、2つの選択肢があるため

緊張しないはずがない。

 

普通のガーゼ交換なのか・・・

あの

突っ込んだガーゼの交換なのか。。。

 

 

後者だったら

また脂汗が出る。。

 

しかし、私の予想は見事に当たることになる。

 

先生はあっけらかんとして

「昨日大丈夫でした?」と

アイドル級の笑顔で言う。

 

「いえ、痛かったです。」と素直に私は言うと

「そっか・・」と

あまり気にしてない様子。失笑

 

まあ、いいけどさ。。

彼女もよく考えると外科医なんだから

すごい修羅場を切り抜けてきたんだろうし。

だから、私の傷にガーゼ突っ込むくらい

なんてことないんだろうな。。

 

こういうとこ

前の先生と同じかも。

今考えるとあの先生、結構乱暴だったからね。。失笑

 

バレーでスパイク打つとき

着地で誰かの足に乗ったことがあって。

ぼっこり内出血で腫れてる足を

グリグリ扱われてたっけ。。

この病院のこの場所で

同じように声にならない声を出してた気がする。。

 

思い切りの良さは

お姉先生(父親)譲りなのかも。

彼もギャップ作戦だったからね。。

優しい声掛けで

かなりハードな治療。

こっちはかわいい顔してハードな治療。

 

ハード路線を受け継いだのね。

 

そんなことを思いつつ

診察台に上がる。

いよいよガーゼ交換の時。

 

 

ガーゼを取り除く先生。

 

そして、昨日と同様

注射器を使って洗浄を始める。

今回はガーゼを突っ込んでいたせいで

その部分に穴が開いており

注射器は入りやすくなっていた。

 

昨日みたいな傷をこじ開けるみたいな

違和感はない。

 

先生が洗浄をしながら

「いっぱい膿が出てるね。」という。

 

ここで、やっと先生の意図したことが分かった。

 

先生がガーゼを突っ込んだ理由。

それは突っ込んだガーゼに膿を吸わせたかったのだろう。

 

どうりで。

この突っ込んだガーゼ

血まみれというか

膿まみれというか

かなり濡れていた。

 

確かに。

この方法のほうが

早く膿を出せる。

 

がしかし。。

この答えが示すものは。。。

 

今日のガーゼ交換は

また突っ込まれるということ。。

 

この結論に達したとき

このかわいい女医さんは

すでにガーゼを突っ込みやすい形にしていた。

 

「いくよ❤」と

かわいい声で言う。

 

ええ。知ってるよ。

このかわいい声の裏側になるものを。。

 

そう思いつつ

私は必死に耐える。。

 

またあの傷口をこじ開けられて

何かを突っ込まれる違和感。。

そして激痛。。

 

私は足をバタバタしはじめる。

痛すぎる。。。

 

痛すぎて

涙が目ににじむ。。。。

 

「ハイ終わり!

明日も来てね~!」という

かわいい先生。

 

明日もっすか。。。汗

 

 

こうしてこれから毎日

拷問のようなガーゼ交換を行い

1週間後にようやく

ガーゼが取れた。

 

ガーゼを取った後

傷口を縫うのかと思いきや・・・

 

なんと

「このまま開けていよう。

たぶん、普通に閉じるから。

心配しないでいいよ。

それに開けてたほうが

もうちょっと膿が出ると思うのよ。

出し切ったほうがいいから。」という。。

 

切開したところ縫わない。

そのまま膿垂れ流し。。

 

 

ワイルドやな。。

 

 

 

この後、膿垂れ流し状態で

さらに1週間。

 

あまりに出るので

シャツが汚れるほど。

 

母がある日

私の傷口を見て

周りを押したら・・

白い塊ののようなものが出てきた。

「これ、芯よ。これで大丈夫」という母。

 

本当かよ。

 

そう思いつつ

その後あっという間によくなった。

 

前回、オマーンで手術して完治したとき

すでに小さなしこりのようなものがあったが

今回は全くない。

出し切った感が半端ない。

 

とても痛い斬新な治療方法ではあったが

ブラジャーしても違和感がないほど

粉瘤の跡が気にならなくなった。

 

最後の診察で先生が

「多分これで大丈夫とは思うけど

粉瘤って何回も出てくるからね。。

今度出たときは

他の病院紹介するから。

そこで手術して全部根っこごと取ったほうがいいわね。」とな。。

 

 

この話を聞いて

 

 

できるなら

最初に

その大学病院を紹介してほしかった・・・

 

と思った私なのでありました。。