許さねえ・・・。 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

すみません、また愚痴の続きですので
嫌な方は是非、スルーお願いいたします。

私たちの元旦・・・
夫の休日にのんびりリラックスしながら映画を見ていた。
思いのほか面白い映画で・・・
子供たちはリビングでビーズで遊んでいたり
ラジコンで遊んでいたり・・・
皆思い思いに休日の朝を楽しんでいた・・・。
パジャマで・・・。

そして映画のいいところで
玄関のベルが鳴る・・・。
夫が見に行ってくれたが・・・
聞き覚えのある声がしたので
玄関を覗く・・・
すると・・・
そこには



アイツがいた。
インド人不動産屋。
しかも・・・



客を連れて・・・。
多分、先週言っていた人たちなのだろう。

もう一度言うが、
この男、何にも連絡を入れてない。
この男は私の電話番号も
夫の電話番号も知っている。
しかし、何一つ、メールひとつよこさないで
いきなり朝の10時に現れた。


何も聞いてない私はパジャマ姿。
髪の毛もボサボサ
夫も・・・
子供たちも・・・
ドアの開いた先には
知らないカップルがいる・・
ここを借りたいというカップル・・・。

家の中は・・・
子供たちのおもちゃは散乱しているし
朝食の片付けも
映画が終わった後でするつもりだったので
台所も散らかっている・・・
床には娘のビーズが散乱し・・・
掃除機をかけないと
とてもじゃないけど歩けない状態。
子供部屋も息子たちが
ひとしきり遊んだ後なので
すごい状態。

3歳5歳のお子さんがいる方は・・・
想像つくのではないか・・・。
あの、すごい状態だった。
全部、掃除や片付けは
映画が終わってからやる予定だったのだ。
久しぶりに見つけた私好みの映画を
どうしても逃すわけにはいかなかった。

なのに・・・
玄関の目の前に
ニコニコして立っているアイツ・・。
しかも悪びれる事もなく
いけしゃあしゃあと
「マダム(奥さん)こんにちは。
今から家を見させてもらいます。」という・・・

全身の血が逆流するのがわかった。
コイツ・・・
マジでありえねえ・・・

連絡なしに朝急に訪れただけでも
失礼極まりないのに
この態度。
本気で殺意が芽生えそうな私。
呆然と立ち尽くす私を見て
夫は気づいた。
私が発狂寸前だということを
そして、夫は
「どうするハニー?」ときく。

どうするもなにも・・・
家の前まで連れてきておいて
何の罪もないこのカップルを
門前払いできるほど
私は冷たい人間ではない。
でも、今のまま家の中には入れたくない。
私にもプライドがある。
時間が欲しい。
時間があれば何とかできる。
私も着替えたいし・・・。

「10分待て」
そう言って、思いっきりアイツを睨んだ。
今度あったら、ただで済むと思うなよ。
このことはきっちり落とし前つけさせてやる。
そんな思いをこめて。

10分という短い時間
テレビを消し
皆で片付けた。
息子は今や戦力。
息子は自分の部屋を手早く片付けてくれた。
私はリビングを・・・
ビーズをなくすために
泣きじゃくる娘の静止を振り切って・・・
掃除機で吸い込む。
私は家中に散らばったビーズを掃除機で吸い込み
夫はキッチンで朝食の片付け・・・。
あっという間に
綺麗になった。

たった5分。
やれば人間できるもの。
急いで家族全員着替えて・・・
やっとアイツとお客を中に入れた。
そこでまたもや、
私の感情を逆なでする一言を放つアイツ。
「いや~、お待せしましたね!」と客に向かって言う
インド人不動産屋に
全身の毛が逆立つほど怒りを感じた私。



お前が言うな。
お前は私達に謝る立場だろ?
この勘違い野郎が!

私は自分の頭の中の何かが
プチッと音を立てて切れたのがわかった。
意識が遠くなりそうになりながら
勘違い男とお客さんを家の中に通す。

当然土足禁止。
スリッパを出し、アイツだけはスリッパをはかせなかった。
そんな価値もない奴。靴下でウロウロしろ。
お前に貸すスリッパはねえ。
と意地悪な私。
まあ、本当は数が足らなかっただけだが・・・。

家の中を見て回るカップル。
「おお~!久しぶりにいいセンスの家を見ました」
とお世辞なのか、わからない言葉を言う。
この人、レストラン内の内装をアレンジして
プロデュースするのが仕事らしいので・・・
まあ、お世辞だとは思う。
とにかく気に入ってみて回るカップル。

その間も終始不機嫌な顔の私。
怒りが抑えられないのだ。
もう、どうしようもないほど
アイツが憎い
夫は私の様子を察したのか
一人で家の中を見せていた。

そんな中、一人だけ張り切っている人がいた。
息子。
息子はお客さんが来たら
張り切る。
息子なりにもてなそうとする。
そして、何を思ったか
このカップルに
「僕たち家族は4人だけど
本当はもう一人いるんだよ。
バジーちゃん!
今見せてあげるね!」と
庭の木の根っこに埋葬した
バジーちゃんの墓を
掘り返そうとスコップを持参した息子と娘。
二人とも掘り返す気だったらしい・・・。
そして、このカップルを庭に連れて行こうとする。

「ちょっ、ちょっと待て!」と慌てて止める私と夫。
鳥の死骸なんて・・・見せれるわけないでしょ!
そう心の中で思い、
「バジーちゃんは、もう天国に行ったから
あそこにいないといけないのよ。
いつか、あの木の一部となり
実となって、新たな命の一部になるのよ。
だから、あのままそっとしておこうね。」という私。

張り切って家族紹介したかったのだが
死んでいる鳥までとは・・・
でも、この子達のやさしさに
私の心は少しほっこり!

するとあの男が近づいてきて
「いつも綺麗にしてるんですね!」と
満面の笑顔で言う。
「・・・・」
答えない私。
ふざけんな。だから何?
気安く話しかけるな。

本当はそういいたかった。

せっかく子供達のおかげで気持ちが
落ち着き始めたのに・・・
コイツのせいでまた逆戻り。
イライラはマックスへ・・・。

マスターベットルームを見せていると・・・
勝手に写真をとるインド人不動産屋・・・
散々撮った後で
「写真とってもいいですか?」という・・・


もう撮ってるだろ?
ふざけんな!

そうもいながらも無視する私。
ベットというプライベートな場所を
許可なく撮影。
挙句に事後報告。

ベットのそばには娘のぬいぐるみが沢山あって・・・
とても整理された感じではないベット。
仕方ない、娘はさっきまで
ベットで遊んでいたのだから・・・・。

一言言えば片付けてやったのに
そんな微妙な写真を
広告に乗せいるという・・・
なんともプロ意識の低い男。

色々見せている間に
このお客さんと私だけになった。
お客さんは・・イギリス人とイタリア人のカップル。
この女性イタリア人は
何で私達がたった1年で家を出るのか
興味があったよう・・・。

ここで、意地悪な私は
この家の問題点すべてを
彼女に話した。
1 メンテナンスがひどいこと。
このインド人不動産がいい加減なので
一年たった今でも修理が必要なところだらけ。
連絡しても無視。
うそが多い。
対応が遅い。
仕事が遅くていい加減など。
この日の訪問は知らされていなかった・・・など

2 外が臭いこと。
1年の半分は汚水のにおいがひどい。
隣のヤギの糞のにおいが夏ひどいこと。
窓が開けられないこと。

3 庭の前の工事がカタツムリのように
遅いので毎日インド人が行ったり来たりするのが見えて
プライバシーはほとんどないこと。

4  アリがすごいこと。
家の中に隙間が沢山あって、そこからアリが侵入してくること。
半径20センチほどの大きな穴が壁に開いていて・・・
そこからいろんなものが進入して来ること。

私は嘘は嫌い。
とくに、アイツに義理立てする気も一切ない。
でも、いくら意地悪とはいえ
作り話はしない。
素直にこの家の問題点をはなした。

それを聞いて考え込んでいた彼女。
私が彼女なら、選ばない・・・。
見た目や家の広さ庭の美しさは
惹かれる。
間違いなくここではトップクラス。
しかし、肝心のメンテナンスがイマイチでは
女性は不安になる。
私は知らなかったのでここを見た目で選んだ。
いや。知らなかったのではない。
ちゃんと問題点を聞いたが
このインド人不動産屋は
私に「問題は何もないし、
メンテナンスもしっかりしていると・・・」いっていた。

つまり騙されたのだ。

彼女にはそんな風になってほしくない。
知る権利がある。
そう思い、素直に話した。

全部見終えた彼らは出て行った。
見送りに行った息子と娘と夫。
私は行かなかった。
もう、アイツと同じ空間の空気を
吸うのが嫌過ぎて・・・
頭が酸欠状態。
気分が悪かった。
だから行かなかった。

帰ってきた夫は
「アイツにちゃんと言ったから。
次、お客さんをつれてくるときは
連絡しないと我が家の中は見せないと・・・
そしたら、アイツなんていったと思う?
『いつも綺麗にしてるので
いつでも良いと思った。』だって。
そんな問題じゃないと言っておいたよ。」と夫




はあ??
なんじゃそら!
綺麗とか
綺麗じゃないとか
関係ないだろ?
他人の家に行くのに
連絡するのは
当たり前だ!!
この大馬鹿野郎!


最後の最後まで
全然悪いことをした自覚はないアイツ。
家の中が片付いていたら
いつでも連れてきていいと勝手に思う。
根拠もなく・・・。
どうしたらそんなに都合よく考えられるのか。
開いた口がふさがらない。

早くここを出たい・・・。
アイツにもう会いたくない。
次アイツを見かけたら
石投げそうな衝動に駆られるではないかと
自分で自分のことが心配になる・・・。
目の前から消えて欲しい・・。

結局夫がみっちり文句を言ってくれたようだが
そんなことで、許せない私は
大家さんにチクる予定。
いや、抗議する。
絶対に・・・。

そう思いつつも
血圧が上がったのか・・・
今日一日気分が悪くてぐったり。。。
アイツのせいで、いまだに気分が悪い私。

いつの日か、
普通に暮したい・・・。
そう願うものの
次の家もどうせこの調子で問題があるのだろうな・・・
と漠然とおもう私であった。



はあ・・・