ところで私は GREE というSNSサービスを利用していますが、その中に次のトピックがありました。


青春18切符 発売中止


このトピックの最初の文章はこうなっています。


2009/02/23 07:52
青春18切符が今シーズンをもって発売中止になりそうだ。

今春のダイヤ改正で夜行改正の【ムーンライトながら】や【ムーンライトえちご】の廃止や
【ムーンライト九州】等の臨時列車運転取止めより利用者が減少する見込みだからだ。
今後は安価なツアーバス等に利用者が移行しそうだ。

Mトヨ <http://gree.jp/8607175 > (1)


この文章をよく読んでみましょう。情報源が明記されていませんし、「~そうだ」とか「~見込みだから」などのように、推測を元に書かれた文章だということがわかります。そう。この文章は今度のダイヤ改正で夜行列車が減便されたことを根拠に書かれた憶測にすぎないのです。この噂は何度も何度も出ましたが、今まで JR 各社は青春18切符廃止の方針を打ち出したことはありません。


ところが、利用者の多くはこの文章が憶測であることを見ぬけていません。それから6名連続で廃止が事実だという思い込みに基づいてコメントを寄せました。7人目の人がようやくこの文章のソースを問いかけましたが、その直後からまた3名連続して廃止が事実だと思い込んでコメントを書きました。結局、この記事には22名がコメントをつけましたが、青春18切符廃止が事実だと思い込んだ人は約四分の三もいました。これは人が如何に噂話に踊らされるかを如実に物語っていると思います。


これは「発掘あるある大事典II」が発端で起こった納豆ダイエット騒動や、最近起きたバナナダイエット騒動、そしてファイヤーマンの前番組である「サンダーマスク」封印の理由に関するデマ(登場する怪獣の特徴が放送コードに触れる)などで共通してみられる特徴です。どの現象も情報源が明記されていないもしくな情報源が明記されていてもその情報の根拠に乏しいという点で一致しています。なぜにこのように怪しい情報を信じ込んでしまうのか、一度心理学の面で分析した方がよいのかもしれません。未だにオレオレ詐欺が絶えませんが、これも似たような理由でひっかかってしまうのでしょう。


余談ですが、「サンダーマスク」については未だにデマが絶えません。安藤健二の取材(制作会社、メインシナリオライターの上原正三などが取材対象)により、これが創通による著作権侵害問題が原因であることが明らかになったし、wikipedia にも載っていると言うのに、ネットの情報を検証もせずに鵜呑みにする人が多くて困ります。情報を得る時はきちんと信憑性を検証してほしいものです。これでは内閣総理大臣の麻生太郎に「国民は4社分割など知らなかった」と馬鹿にされても仕方がないでしょう。


新作ヤッターマン 第31話の視聴率? がわかりました。


9.4% 19:00-20:00 NTV アニメ☆7


となっています。作風を変えてからだんだん上がっていますが、話の内容自体はよいとは言い難かったようです。それはいわゆる「萌え系」のネタを入れたからです。「萌え系」というのはいわゆるオタク向けのネタだと思うのですが、はたしてヤッターマンの作風や視聴層に合ったものなのかは疑問です。大きく外したのではないでしょうか。「3悪ドットコム 」によればヤッターマン4号が登場したそうですが、これも外したのではないかと思います。


ところで、新作ヤッターマンが枠移動する原因となった情報番組について「たかじん胸いっぱい」という番組で取り上げていました。その考察が面白かったので、後で追記いたします。


(2009年2月19日追記)


ひろくんのブログ-「たかじん胸いっぱい」タイトル

2009年1月31日放送の「たかじん 胸いっぱい」は「胸いっぱいサミット」を放送していましたが、そこで「春の改編速報! 19時台が戦国時代!!」と題して、毎日放送(TBS)とよみうりテレビ(日本テレビ)の平日19時台に情報番組が入るという話題を取り上げていました。まずは毎日放送の前番組から。なお視聴率の数字は関西のものです。


ひろくんのブログ-TBS系平均視聴率

ひろくんのブログ-TBS系平均視聴率(月~水)


ひろくんのブログ-TBS系平均視聴率(火~金)

水曜日の「復活の日」についてたかじんは「復活できませんでした!」と言いました。すると高橋ジョージは「うわー、これきついなあ。うちのかみさん(三船美佳)が出てるんだ。」とつぶやきました。木曜日の「水野真紀の魔法のレストラン」は関西ローカルの放送です。たかじんは金曜日の「チェック! ザ・No 1」を指して「これもきつい」とばっさり切り捨てました。これらの番組に替わって放送されるのが次の番組です。


ひろくんのブログ-TBS系新番組のコンセプト

たかじんは後藤謙次のことを「白髪頭のおっさん」と言い、小林麻耶のことを「どうやろ。この番組やるの嫌やったんかな、誰かに誘われとったんかな、フリーへ転身が明らかになりまして、今のところ、決まっておりません。」と言いましたが、井上公造は、この布陣でやることが決まっている、と言いきっていました。するとたかじんは「いままでこいつ(小林麻耶)はタダやったけど、月~金やるのでギャラ発生します。」とシビアなところを突いてきました。「たとえ10万でも15万でも毎日払わないかん。」と言った後でいわゆるプライム帯でのニュースの割合が6%から21%に上がることを話題に上げました。たかじんは水曜日について「いまでもね、水曜日か、復活の日、関口(宏)、久米宏、一桁トリオ!」ここで皆失笑しました。さらにたかじんは「NHK7時のニュース、9時のニュース、ね、しっかりやったらやります。ね。こんなん、これ2時間、毎日やで。週末のふっとした時ちゃうで。いきなり月曜からずっとやるねん、これを。ね。そんなニュースあるか?」と疑問を呈し、「絶対この中にな、芸能的なこともな、しょうもないな、ウナギの日がどうもこうもな、そんなの入ってくんねん。」と呆れた口調で言いました。確かに関東地方では今の民放で夕方に流れているニュース番組は皆そのような惨状になっています。


続けてたかじんは「なんと日テレも!」と言ってよみうりテレビの話を始めました。


ひろくんのブログ-日本テレビ系平均視聴率

なんと関西では「アニメ☆7」は平均視聴率が12.2%なんですね。いやはや。関東での惨状がウソのようです。諏訪プロデューサーが強気のコメントを載せるのもなんとなくわかるような気がしました。さて新番組のコンセプトは次の通りだそうです。


ひろくんのブログ-日本テレビ系新番組のコンセプト

たかじんが新番組の題名「サプライズ」を言うと、中井は笑いだしました。たかじんも「ほんま驚いた。」と皮肉を言いました。さらにテーマが「今の日本を知る」「今の日本が分かる」であることを知ると、たかじんは「お前らより俺の方が知っとるわ!」と言いながら指し棒でバンバン叩きました。なお、木曜日は辛坊治郎が MC を務めますが、彼は関東地方では放送されていない「たかじんのそこまで言って委員会」に出ています。この番組、北海道へ行った時に携帯電話のワンセグに録画して見ました。彼はよみうりテレビの報道局次長(局長待遇)および報道局解説副委員長。井上公造によれば木曜日がよみうりテレビの制作になるそうです。さて人気番組はどうなるかということで「ぐるぐるナインティナイン」と「名探偵コナン」がどこへ移動するのかをやっていました。「アニメ☆7」で「名探偵コナン」と抱き合わせで放送されている新作ヤッターマンには一言も触れられていません。そう。新作ヤッターマンは人気番組ではないという認識が「たかじん胸いっぱい」の制作者にもあるのです。なお「ぐるぐるナインティナイン」は木曜日の20:00からの放送になり、「名探偵コナン」は土曜日の18:00からの放送になるそうです。しかし「名探偵コナン」が放送される土曜日の18:00~18:30は毎日放送制作のアニメが撤退した時間帯。裏にはNHKの長寿番組「週刊こどもニュース」が控えています。いったいどうなるのでしょうか。


ひろくんのブログ-移動する人気番組

ひろくんのブログ-移動先の時間

閑話休題。たかじんはTBS系も日本テレビ系も放送時間が2時間であることが引っかかるようです。井上公造は「東京で言われてるのは、こうやって動かしたから、最終的にはフジテレビの独り勝ちだろう」という気になる情報を出しました。それを受けてたかじんは「泥沼に二本とも足を放り込むような形になったね。」といい、「ようとって(視聴率は)二桁ぎりぎりでしょう。」と言い放ちました。デーブ・スペクターが「よっぽど何か起きてないと」と言うと井上公造は「でかいニュースが起きたらNHKでしょ、この時間は。」とばっさり切り捨てました。というわけでたかじんは TBS 系の新番組の平均視聴率は「7%~9.1%」で推移すると予想しました。


ひろくんのブログ-TBS系新番組の視聴率予想

さらにデーブは「もう一つのすごい層は、フレンドパーク、すごいとれてるのに下手に動かすと数字落ちる、なのにスポンサーにすごい魅力的なもの、それはもう損しますよ。」と言いました。するとたかじんは「これで喜ぶのは上沼恵美子だけ。」と言いました。というのは、上沼恵美子は関西ローカルで番組をいくつか持っているからです。さらに井上公造は「その数字(たかじんが予想した数字)だったらですよ、いまやっている番組の方が視聴率はいいってことですよ。」と指摘しました。デーブは「日テレなんて巨人戦やった方がいいって、まだ。」といい、高橋ジョージは制作費の問題だろうと言いました。というわけで話が日テレの新番組に移りましたが、たかじんはMCの名前を見てくりぃむしちゅーと爆笑問題に丸をつけ、「こんなんしかおらんのか!」と言い放ちました。


ひろくんのブログ-日本テレビ系新番組のMC

ここで皆失笑しました。たかじんはカメラを指さし、「関西のテレビみとるんか、お前ら。余ってる人間おるぞ。」またもや皆失笑しましたが「生か。生は出さんわな。」と言いました。それだけ言動が過激だということなのでしょう。ここでデーブはかつて日本テレビで放送していた「追跡」の話をしました。この番組は非常にいい番組で、私もよく見ていました。デーブはその内容をべた褒めしましたが、平均は7%しかなかったそうです。「だからこういう形って7時台に向かないんですよ。」とデーブは結論付けました。というわけでたかじんの予想は平均視聴率が6.8%~8.75%で推移するというもの。デーブは「赤字ですね。採算合わない。」とシビアなことを言いました。そしてたかじんは「どうも、ご愁傷さまでした。」と言いながら深々と頭を下げ、このコーナーを締めたのでした。


ひろくんのブログ-日本テレビ系新番組の視聴率予想

というわけで新作ヤッターマンの後番組の道のりも険しいようです。ここまでの流れでお分かりのように、名探偵コナンはそれなりに認知度はあるが、新作ヤッターマンの認知度は低いということです。最近思うのですが、今の民放の番組って視聴者の方をきちんと向いていないのか、微妙にはずしたものが多いですね。制作陣に自分で需要を分析する能力がないから他局でヒット番組が出ると雨後のタケノコのように似たような番組が乱立する。CSやBSなどで多チャンネル化が進んでいますから、これでは地上波の民放局を見なくなる人が増えるのではないでしょうか。事実、私は民放の番組をあまり見ていません。見るのはNHKとCSがほとんどです。

28年くらい続いた「コサキンDEワァオ!」が3月28日で終了することになりました。ネットでの反応と言えば「最近聞いていなかったけど、終了するので最後まで聞きたい。」というのが多かったです。これでは終了に追い込まれるのも仕方がないかなあと思いました。赤字ローカル線が廃止されるときと同様、終了を知って一時的にリスナーが増えるという現象が見られるようです。この人達がずっと聞いていてくれればよかったのになあと思います。もっとも、個人的にはコサキン終了の真の原因は不況と TBS の業績悪化にあるような気がしているのですが。なお、3月22日にイベントが開かれることが告知されました。ただ3月20日と3月21日はそれぞれ別の趣味の予定が入っているので、申し込むかどうか、悩んでいます。


さてコサキンではスタッフも強力でした。放送作家の鶴間さん、有川君、館川、楠野、そしてディレクターの門脇さんや杉浦さん。私が聞いていない時代は浦口直樹アナウンサーもディレクターを務めていたそうです。鶴間政行さんは番組開始当初から参加している人で、放送作家なのに番組中にも登場します。緑の服ばかり着ているのでケロヨンと呼ばれたり、マラソンランナーの宗兄弟に顔が似ているので「俺たちひょうきん族」にも登場しました。番組中では小堺が読む葉書を聞いて(自分が葉書を選んだくせに)ゲラゲラ笑っていますが、小堺と関根が暴走すると「○○」と囁いて軌道修正したりする役割も担っています。本来は小堺が突っ込み役で、関根が暴走し過ぎて収拾がつかなくなるとピストルを撃つ真似で「バン!」と言って我に返らせるのですが、時々小堺は関根と一緒に暴走(武田久美子が全裸にホタテの貝殻をつけただけの格好の写真集を見て大興奮するなど)するので、彼が舵取りを担っているのです。


他の3名の作家はリスナー上がりです。その中で一番人気があったのが有川君こと有川周一です。この人は栃木県の小山で浪人だった頃に偶然コサキンを聞き、二人と出会いました。彼は「カックラキン大放送」に出ていた時の関根の芸をあまり好きではなかったそうですが、あまりの放送のくだらなさに耳から離れなくなり、リスナーになったらしいです。自分の名前「有川周一」のルビとしてポルノ映画の女優の名前を書くなどの卑怯なネタで頭角を現し、リスナーの神様と呼ばれるようになりました。浅井企画からスカウトされて放送作家になり、今度はスタッフとしてコサキンの制作に参加するようになりました。


有川君は放送ではコサキンの話を聞いて笑ったりツッコミを入れたりしていますが、その最大の役割はいじられ役です。私がリスナーをやめていた高二の頃、物理のレポートを書いていて夜更かししてしまい、久しぶりに聞くかと思って偶然聞いた時、関根が歌う「神田川」の替え歌「有川」が流れていましたが、この歌は傑作です。「♪ぼくの~なまえは~ありかわしゅういち~」という歌いだしで有川のだらしない私生活を赤裸々に暴露していました。


また笑い上戸なのですぐに関根にくすぐられ、ゲラゲラ笑い、それを館川が嬉しそうに眺めていました。その勢いだけで「笑い袋言うネタで欽ちゃんの仮装大賞に出よう」というプロジェクトが始動し、有川が仮装大賞に参加したことがありました。その時作られたネタは、有川が袋の中に入れられ、頭を出した状態でくすぐられて笑うと言う「笑い袋」という二人芸のネタと全身白タイツを着た有川(御飯を表現)がコンビニエンスストアで売られているおにぎりができあがる様子を再現すると言う「おにぎり」という一人芸のネタの二つです。見ればわかるとおり「笑い袋」は予選落ちしましたが、「おにぎり」は予選を通過し、本選でも合格しました。当然、欽ちゃんとも絡みましたが、有川が小堺と関根の名前を出すと、なぜか欽ちゃんは話をやめてしまいました。


他にも有川君に関する話は私がリスナーだった頃に限ってもいろいろあるのですが、有川君がらみの最大のイベントと言えば「GoGo遊園地ツアー」でしょう。これは有川君を遊園地の絶叫マシンに載せ、その怖がる様子を楽しむと言う企画です。この企画は偶然生まれました。ある時、小堺が司会をしていた番組「いただきます」が九州を縦断して放送することになりました。「いただきます」もコサキンも生放送だったため、関根も鹿児島へ行って放送することになりました。そして放送当日。関根は東京に残っていた有川君と一緒に飛行機に乗って移動しましたが、当日の鹿児島の天候が悪く、飛行機は羽田へ引き返してしまいました。急きょコサキンは鹿児島と東京の二元中継で放送を行なうことになり、機内で関根が告知するテープがつくられたのですが、この時に飛行機が揺れ、恐怖に襲われた有川君が「あー」と絶叫。それを聞いた関根が有川君に「うるさいよ!」と言っているところまで放送で流れました。実は有川は怖がりだったのです。これがきっかけで有川君を遊園地のジェットコースターに乗せようと言う話が持ち上がり、この企画が始まったというわけです。最初はただ絶叫するのを聞くだけでしたが、有川君が絶叫する声をサンプリングしてラップの曲にしたCD(作詞は館川)が出たり、ツアーの模様を収録した DVD が出たり、有川君の絶叫を着うたにして TBS のサイトからダウンロードできるようにしたりするなど、色々な派生企画が生まれました。絶叫自体も「声出ないよー」というシュールな叫びから「みぎー」「ひだりー」などの普通の言葉など様々です。「タモリ倶楽部」にも有川君が登場したことがあります。実は羽田引き返し事件の時にはもう一つ別の出来事も起きたのですが、それについては別の機会に書きます。


有川君について書いたら長くなってしまいました。館川と楠野もリスナーあがりの放送作家です。館川は有川よりも売れっ子で、楠野は若ハゲが特徴です。ディレクターの門脇さんは自慢のちょび髭が特徴ですが、弘兼憲史にも似ています。長くなってしまいましたので、今回はここまでにして、次は思い出を少しずつ語っていこうと思います。


昨日、笑点Jr. の収録が行なわれたので横浜まで行ってきました。


昨日の一回目の大喜利新規出演者(2008年3月8日放送分)は三遊亭小遊三の弟子の三遊亭遊馬でした。この人は私の住む上尾市の隣の桶川市出身で、声がやたらとでかいのが売りです。ショート落語も務めていました。ちなみにもう一人のショート落語は文左衛門でした。この回は珍しく玉の輔が一時座布団0という事態に陥りました。そして二人落ちました。


二回目の大喜利新規出演者(2008年3月22日放送分)は神田蘭と春風亭百栄(ももえ)です。百栄は7代目春風亭栄枝の弟子です。そして栄枝の師匠は林家彦六。彦六は林家木久扇の師匠です。そう。百栄は彦いちや木久蔵同様彦六の孫弟子と言うわけです。笑点Jr. では座布団運びのセイラに懸想しているというキャラクターになっていますが、セイラには嫌われています。確かに百栄がニタニタ笑う顔はちょっと気持ち悪いです。もっともこれは舞台の上での話なので実際はそうではないようです。さて、この時の大喜利ではちょっとした事件が起きました。何と司会の春風亭昇太が座布団の大盤振る舞いを宣言。少しでも面白ければたくさんあげ、面白くなければバンバン取ると言うのです。これを聞いたメンバーは大喜びし、どんどん手を挙げました。明らかに誰かさんの座布団がドンドン増えて行きました。なにしろ、他のメンバーがその人のことをネタにすると、昇太がその人の方に座布団をあげてしまうのです。そして、三問目にその人は座布団十枚獲得! 昇太が商品の目録を読み、商品が発表されましたが…後は放送を見てのお楽しみです。なお、二名だけ座布団が増えなかった人がおり、その二人が落ちました。その二人には「座布団獲得10枚おめでとう」から流用された紙吹雪がまかれていました。セイラは嫌いなあの人が落ちたので嬉しそうに紙吹雪をまいていました。ただ、セイラはその人とは別の人に紙吹雪をまいていました。なお、この日はセイラが嫌いな人が3名(玉の輔、百栄、蘭)出ていましたが、これはあくまでも番組の設定らしいです。


落語の方には2月放送分で落ちた春風亭柳好が出ていました。「こいつは凄芸(すげー)!そいつは頂!!」では最初にワタナベエンターテイメントの芸人が登場。その芸人の芸風のため、セイラは大嫌いな百栄と組んで恋人を演じると言う災難に見舞われました。二回目はある大物奇術師が登場。テレビでは何度も見ていますが、生で見るのは初めてです。その人は昇太達に「営業ではいつもお世話になっています。」と挨拶していました。その人は黄色い燕尾服を着ていましたが、実は日本ラーメン党の党員だそうです。茨城弁のトークは絶妙でメンバーが披露する芸を見て、「それ、使えるね!」とか「(この道具は)こういう使い方もあるんだね」ととぼけたコメントを発していました。ただ今回は「手品用のハンカチ」などの決まり文句は出なかったです。あれが胡散臭さを増強するので好きなのに…

2007年に作られたスペシャルの好評を受けて始まった「必殺仕事人2009」の視聴率が右肩下がりになっています。 下が視聴率の推移です。


  関東 関西
必殺仕事人2007 20.9 24
スペシャル 18.6 25.8
第1話 14.7 21.9
第2話 11.4 18
第3話 11.9 19.8
第4話 10.9 15.5
平均 14.7 20.8


平均値が高いのはスペシャルの視聴率が高いためです。第2話以降を見ると関東の視聴率は11%程度と言う数字が多いです。これをグラフにすると次の通りになります。


ひろくんのブログ-必殺仕事人2009の視聴率

比較的良かった関西の視聴率も一気に下がっています。スペシャルの視聴率はよかったのですから、必殺シリーズの人気が下がっているわけでもないようです。いったい何が悪いのでしょうか。


見ていて感じたのは必殺仕事人シリーズのように、悪人の描写が少なく、被害者の描写にのみ力が入れられているということです。これは「必殺仕事人」中盤から見られた傾向で、この時期の脚本を書いた石森史郎や吉田剛などによって確立された作風です。しかし、これが後期必殺シリーズ失速の一因にもなりました。必殺シリーズと言うのは殺し屋の物語。人を殺す商売を描くのですから、殺される悪役は殺し屋よりも悪い人間でなくてはなりません。前期必殺シリーズでは色々な悪役が登場しました。奉行さえも一目置き、念仏の鉄と棺桶の錠の二人と互角に渡り合い「弱えもんにとっちゃあ住みづれえ世の中でも、俺にとっちゃあ楽しい世の中なんでえ!」と言い放った鬼の岩蔵(今井健二)、影武者を用意して主水と印玄を窮地に追いやった鳶辰(津川雅彦)、鉄球を投げて相手の顔を(パリンと)割り虎(藤村富美男)のピッチャー返しに敗れた闇の重六(名和宏)、虎の会の乗っ取りを図って虎を殺した上に鉄の右手を焼いてしまった辰蔵(佐藤慶)など、枚挙にいとまがありません。ところが「必殺仕事人2009」になるとどうでしょうか。印象に残る悪役と言えばスペシャルに登場した金丸善兵衛(竜雷太)と権堂伊左衛門(沢村一樹)くらいなもの。レギュラー番組になってからはステレオタイプの人物ばかりです。被害者に降りかかった悲劇さえ描けていればいいので悪役はステレオタイプで十分なのでしょう。これが物語のトーンダウンを招いていることは間違いありません。第2話に登場した目黒祐樹は「必殺仕事人」第6話「主水は葵の紋を斬れるか?」で演じた悪役の方がはるかによかったです。


ところで吉川潮は日刊ゲンダイで「昔の味とまるで違っていたのである。」と書いていましたが、この言葉には頷けるところと頷けないところがありますね。確かに私の好きな前期必殺シリーズ(「必殺仕事人」のおとわ退場まで)とはまるで違う味つけですが、後期必殺シリーズ(「必殺仕事人」の六蔵・加代登場以降)とはそれほど作風が変わっていないからです。もっとも吉川の記事を読めばわかりますが、彼はちゃんと必殺シリーズを見てこの言葉を書いたわけではないようです。「必殺仕事人2009」についても主水を元締めと誤認する(元締めに当たる役割は和久井映見演じる花御殿のお菊が担う)など、いい加減に見ているようです。だから言いがかりがたまたま当たったにすぎません。批評するのなら、ちゃんと番組を見てほしいです。


今後の動向が見ものですが、今の作りが続くようならいつか来た道で1クール程度で終わってしまうでしょう。もっとも最近のドラマは作りが安直でその程度の長さの物ばかりですが。だから見るに堪えないつまらないドラマが多いのかもしれません。


余談ですが、今まで見ていて、「必殺必中仕事屋稼業」の曲が全く使われていないような気がします。殺しのテーマとして使われた「夜空の慕情」や「さすらいの歌」以外にも楽しい場面にぴったりの曲、緊迫した場面にぴったりの曲などたくさんあります。どれも好きなので使ってほしいです。