(C)Eight Pictures
2024年製作／89分／G／日本 監督：菊池久志 出演：斉風瑞（さいふうみ）ほか関係者多数 配給：ギグリーボックス 劇場公開日：2024年5月31日
東京・南青山で開店前から行列ができている中華風家庭料理店「ふーみん」。
大柄な料理人たちに混じって、小柄な女性が大きな中華鍋を操る。
台湾人の両親に育てられた店主の「ふーみんママ」こと斉風瑞（さいふうみ）さんは1971年に神宮前に小さな中華風家庭料理のお店をオープン。きっかけは、自宅で料理をふるまった友人たちに「こんな美味しいお料理、私たちだけで食べるのもったいないね」の一言だった。
開店以来「ふーみん」の家庭料理は周辺に事務所を構えるデザイナーやイラストレーターなど著名なクリエイターや文化人たちに愛され、超人気店となる。
50年にわたり愛され続けている同店の名物料理と物腰のやわらかな店主の姿を、周囲の人々の証言をまじえて描き、人気と美味しさの原点を探っていく。
冒頭から登場する中華料理の数々。それを実に美味しそうに食べる客たち。定番料理に加え、店主自らが考案した「納豆チャーハン」やイラストレーターの故・和田誠さんが提案した「ねぎワンタン」など、すぐにでも店に駆け付けて食べたくなるようなメニューが次々と映し出される。
そして、日本育ちのふーみんさんと共に訪ねる台湾。圧巻はふーみん流のお正月料理。たくさんのエピソードと料理が登場し、優しい気持ちになれるドキュメンタリー。
＜舞台挨拶のご案内＞
6月2日（日）テアトル梅田で12時05分の回上映後、舞台挨拶があります。登壇するのは、斉風瑞（さいふうみ）さんと菊地久志監督です。※登壇者は予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください。