「デューン 砂の惑星 PART2」待望の続編。スタイリッシュで壮大な 愛と戦いの叙事詩 | 『Pickup Cinema』

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2024年製作/166分/G/アメリカ 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 出演:ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソン、オースティン・バトラー、フローレンス・ピュー、レア・セドゥほか 配給:ワーナー・ブラザース映画 劇場公開日:2024年3月15日★2月7日大阪業務試写会で鑑賞

物語は、宇宙を舞台に、最も貴重な物質「香料(スパイス)」をめぐり、二つの名家が争うというもの。

前作では、砂におおわれた惑星デューンを統治していたアトレイデス家が、宿敵のハルコンネン家の陰謀により滅ぼされ、生き残った若き後継者ポール(ティモシー・シャラメ)が、復讐を誓うまでが描かれていた。

 

そして今作では、成長したポールが、救世主として砂漠の民フレメンとともに反撃に出るという復讐劇が展開する。ポールは、フレメンの女性チャニ(ゼンデイヤ)と愛し合いながらも、共に戦場へと向かう。そこに待っていたのは、狂気に満ちた最強のヴィラン、ハルコンネン家のフェイド=ラウサ(オースティン・バトラー)だった。

危険を顧みず、果敢に身を投じていくポール。ラウサとの激闘の果てにあるものは。そしてチャニとポールの愛の行方は・・・。

前作「デューン 砂の惑星」の公開は、コロナ禍だったため、配信を自宅のテレビで観たのだが、映画が始まってすぐに激しい後悔に襲われた。あぁ、この映画は、無理してでも劇場の大スクリーンで観るべきだった…と。

だから、PART2の製作が始まったという情報を入手してからは、劇場での鑑賞を心待ちにしていた。

待望の試写会で「デューン 砂の惑星 PART2」を鑑賞し、ダイナミックで圧倒的な映像はもちろん、音楽、音響のすごさに参った。映像と音響が相まって、観る者の身体を別次元に送り込むような、そんな力をもった映画だった。

砂漠に立つ、逞しく成長したティモシー・シャラメの後ろ姿の美しいこと。砂虫という謎に満ちた奇妙な生き物。迫力ある戦闘シーン。そして若い二人の純粋な愛・・・。

見どころも満載で、SFアクション大作なんてカテゴリーには決して収まりきらない作品だ。