「ポーカーフェイス 裏切りのカード」ラッセル・クロウが監督・主演のサスペンス | 『Pickup Cinema』

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オスカー俳優ラッセル・クロウが監督・主演を務めたサスペンススリラー。

2022年製作/94分/G/オーストラリア 監督:ラッセル・クロウ 出演:ラッセル・クロウ、RZA、リアム・ヘムズワース、エルサ・パタキーほか 配給:ナカチカピクチャーズ

劇場公開日:2024年3月1日

子どもの頃からポーカーに強かったジェイク(ラッセル・クロウ)は、IT革命の波に乗りオンラインポーカーゲームの開発で成功し、大富豪となる。シドニーの街を見下ろす大邸宅に住み、高級絵画を収集し、家族にも恵まれた彼は、何不自由のない暮らしを送っているように見えたが、実は密かな苦しみを抱えていた。

ある日、幼馴染のポーカー好きたちを別邸に招き、大金を賭けたゲームを計画する。集まった昔の仲間はそれぞれ別の人生を歩んでいた。昔話に花を咲かせる参加者たちだったが、やがて冷や汗を流し、苦しみだす。

物語が進むにつれ、参加者たちとジェイクとの関係、家族の秘密までもが浮かび上がっていく。そこに絵画を狙った侵入者が登場し、物語はサスペンス、スリラーそしてライトなアクションへと思わぬ展開に…。

ジェイクは幼馴染たちに何を仕掛けたのか、そして彼が抱えている苦悩とは…。

物語は、スタンド・バイ・ミーを彷彿とさせるような少年たちのちょっと危険な戯れのシーンからスタート。渋さが光る中高年になったジェイクの謎に満ちたセリフや行動に、期待が膨らんでいく。

そしてラスト。幼馴染や家族に向けてのジェイクの言葉にラッセル・クロウ自身の人間性があふれている。特に政治家になった友人に対しての言葉に納得。あぁどこの国も一緒なんだなぁ、と。それから、ディーラーのペネロペ役の女優さんがカッコいい。