イ・ヘリ、イ・ジュニョン、イ・ギュハン、ソン・ドクホ
全16話
原題：일당백집사（百人力執事）
韓国放送：2022年10月〜（MBC）
平均視聴率：3.09%
最高視聴率：4.0%（8話）
◾️相関図
◾️ストーリー
願い、かなえます。 依頼は何でもこなします。 持ちつ持たれつのロマンスが、生死の壁を乗り越える。 一仕事100ウォンから！あなたの執事となりましょう。便利屋「百人力（イルダンペク）」がどんな仕事にも対応します。でも今回の顧客は死者。死者の執事であるペク・ドンジュと「百人力」従業員のキム執事が、力を合わせて生きるか死ぬかの事態に立ち向かいます。願い、かなえます。（Prime video）
ほぼ１日で見終えたほど
けっこう良かったので感想を
家族愛とか隣人愛とか
葬儀に従事する方々への想いとか
良い話が多かったし
とにかく毎回すっごく泣けました
泣けたから良いって訳でもなく
亡くなった人にまつわる話や
亡くなった人の最期の願い
それが叶えられた時の喜び
切ないけどせめてもの慰めがあって
見ている側も救われるというか…
とにかく温かい人たちの話が主だったので
２つの残念部分が無ければ
おすすめドラマになったかも
初めは、タイトルが「百人力執事」で
ジュンくんとギュハンさんの仕事が
便利屋「百人力」だから
便利屋の仕事に関する話かと思ったら
そっちじゃないんですよね
主になる話はヘリちゃんの仕事の方で
亡くなった人の
最期のささやかな願いを叶える話
そこにジュンくん扮するテヒの
悲しい過去の話が絡んでくるんだけど…
会社名の「百人力」は
韓国語で「일당백 イルタンペク」
ヘリちゃんの役名がペクドンジュだから
「ペク」を掛けたんですよね？
便利屋イルタンペクの執事はテヒで
イルタンペク(の)執事
ドンジュは一仕事(限り)のペク執事
あ〜うまく説明できないけど
テヒは生きている人の執事になり
ドンジュは亡くなった人の執事になる
ってことでしょう
この「イルタンベク」
初めに「一仕事100ウォンから〜」
ってセリフがあったので
일단 백 とりあえず100(＝約10円)
かと思ったんですよね〜
このタイトル
かなり考えさせられました(^^;;
で、残念ポイント１は
序盤のテヒ！
いつも通り以下ネタバレでいきますが
自分のせいで弟を亡くして
「罪を背負って生きるべき」と
思っている元医師30歳？なんだけど
序盤の演技が暗くないんですよね
もっともっと暗い方が良かったと
思うんですけど
ジュンくんが悪いのではなく
演出が悪いと思う！
例えば『ただ愛する仲』の
ジュノくらい暗くするべきでしょう？
２年が経っていたとしても
「自分のせいで」って思ってて
弟にも両親にも罪悪感でいっぱいで
もちろん自分も辛くて
結婚を決めていた彼女とも別れ
医師も辞めて…
って役なんだから
で、ドンジュと出会って
明るさを取り戻した〜という変化が
欲しかった！
コメディ感出すため？
徐々にネタバレするためかもだけど
最初の仕事を意気揚々とこなす姿が
後から思えば「違う」と感じられ
かなり残念でした！
残念ポイント２は、イアン！
ソンドクホくんってお初だったけど
イケメンではないにしても背は高いし
ウシクくん的なかわいさと
人の良さが溢れる風貌に
報われない二番手くんかと思ったのに
影が見え始めても
『あなたが眠っている間に』の
ヘインくんを思い出して
そんなことだろうな〜って思ったのに
実は悪の顔を持っていて
兄に罪をかぶせただけでなく
（兄弟役の顔がよく似てた〜）
昏睡状態の兄に「もう死んでくれ」
みたいなことまで言う
悪い奴だったのが残念過ぎ‼︎
ポジション的にも後味的にも
良い人であって欲しかったー
この２つが本当に残念
良かったのはその他の人々！
ドンジュアボジは本当に愛情深くて
かわいらしさもあって最高！
「(父親を)羨ましいと言われる」って
ドンジュのセリフがあったけど
本当にそうだよね〜
なのに…
最後はああでないといけなかった？
たった一人の家族(叔父さんはいるけど)
簡単に見送れないに決まってる(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
ギュハンさんも今回は出番が多くて！
変で面白いけど意外に気が利いて
甥っ子思いの魅力的な叔父さんで
ちょっとホッとしちゃいました
テイノさんも『ブラックドッグ』を
思い出させるデキた良い人
人からなんと言われようと
仕事を理由に破断になろうとも
故人のラスト３日を一緒に過ごせる
葬儀の仕事が貴く幸せだと👏
ドンジュの親友は
『ひとくちだけ』のヘウォンちゃん！
『女神降臨』ではいじめっ子だったけど
今回は良い子で面白くて
怒ったり喜んだりの表情がかわいかった〜
（ずいぶん痩せたかな？）
ストーリーも判ってみれば全て繋がって
上手くまとめられていましたね
いろんな人の善意によって
奇跡的に生まれたドンジュが
恩返しのために奇跡の力を得た
最期の願いを叶えてもらった人は
本人か家族かが良い行いをしたから
報いを受けられたってことでしたね
でも「21」は
事故で亡くなった人の数ではなく
助けてくれた人の数だった方が
しっくりきたような？
（そうだったと思いたい）
事故で姉を亡くしたドンジュの叔父は
事故のことを必死に調べていたから
(スクラップブックまで作って)
ドンジュの不思議な力の意味にも
すぐに気づいていたってことなのか
ドンジュが願いを叶えた全ての人について
あの事故の時にどの様に
ドンジュに関係していたのか
できれば説明があると良かったな
説明のあった数人の他は
火の出所を教えたボンス電気の職員(たち)
ってひとまとめにしたのよね？
孤児だったりんごママとか
無理心中した母娘とか
田舎に住んでいたイアン兄弟とか
「ボンス電気の職員たち」とは
関係なさそうなのに？
なぜドンジュと死後に会えたのか？
実は家族がボンス電気と関係していた
ってことか？
ドンジュとは関係していなくても
善行があったからってことなのか？？
もう一つ、テヒは事故の時
ドンジュオンマに助けられたのに
ハルモニは覚えていなかったのか？
テヒは小さかったから仕方ないにしても？
という疑問もあるけど
ま、混乱の中だったからってことか？
あと、家族愛、隣人愛以外で
このドラマが伝えたかったこと
葬儀従事者への感謝の気持ち
があるのでしょうね
ドンジュの元カレの様に
いかにも嫌な奴だけでなく
「良い嫁」と言われる普通の人でも
葬儀社で働く人を忌み嫌う人がいる
本当は忌み嫌われる様な仕事ではなく
貴く、立派な仕事なのに…
作家さんのそういう気持ちも
ひしひしと伝わってくるドラマでした
さらに〜
キュンは一度もなかったものの
ジュンくんの顔も体も良くて
満足度マシマシな
ドラマでもありました
ヘリちゃんも見惚れるよね
ちょっと熱が上がってきたので
また寝ます〜