メルボルン大学の「カレッジ制」徹底解説です。

大学合格してもカレッジに不合格。それでは困りますね。そんな前に読んでおく。カレッジに合格するには? についても。寮生活・チューター制度秘訣に関しても。

 

今日は第5話です。

5. カレッジ制ではない大学の住居選択肢


すべてのオーストラリアの大学がカレッジ制を取っているわけではありません。カレッジ制がない大学、またはカレッジに入れなかった場合の住居選択肢も押さえておきましょう。

noteではIBDP卒業からオーストラリアの医学部進学に関してまとめました👇

 

大学が提供・紹介する住居


大学運営の学生寮(University-managed accommodation) :大学が直接運営する寮で、カレッジより自由度が高い場合が多い。応募者も多いので、早めの行動が必要です。

公認学生アパート(Purpose-built student accommodation) :大学と提携した民間の学生専用アパートの紹介がウェブサイトにリンクされています。数は限られています。

ホームステイ:現地の家庭にホームステイする形態。大学とは異なる会社が斡旋しています。ホームステイにあまり夢のような対応は求めない事。国際結婚の日本人の家もありますが、それでもいろいろな話を聞きます。

民間賃貸・シェアハウス
民間アパート・シェアハウス:現地の学生に人気の選択肢。カレッジより安価な場合が多いが、食費は完全に自分もち。さらに、シェアメイトが問題を抱えると、自分にも降りかかる可能性が高い。シェアメイトが退去すると他のシェアメイトを探す必要があることも。リスクも多いです。

注意点:契約は週単位で考える仕組み。1年=52週間単位が一般的で、学期が39〜40週間でも夏休み中も家賃が発生する。

 

 

住居申請の一般的な流れ


大学のAccommodation(住居)ページからオンライン申請。

書類審査を経て、入居オファー(Letter of Offer) を受け取る。

オファーを正式に受け入れ、契約書類に署名。

申し込みは早めに:人気の住居は早期に埋まるため、合格後すぐに行動を。

住居問題を解決するために、わざわざ1年入学を遅らせる学生もいます。その場合、カレッジの募集が始まった時点ではすでに大学に合格していることもあり、カレッジなどに入居がしやすくなります。

6. 知っておきたい重要ポイント
 

カレッジ申請は大学出願とは別。両方の締切を管理する必要があります。
各カレッジは最大4万豪ドルの奨学金を提供しており、経済的支援も充実。しかし、成績優秀者のみ。

International Houseなど、面接なしで入居できるカレッジもあります。

メルボルン大学を目指す場合、「大学合格=住居確保」ではないという点をぜひご認識ください。

カレッジ制は学業面・生活面・人間関係のすべてをサポートする貴重な環境ですが、その分入寮競争は非常に厳しいのが現実です。

 

 

親としてできること


申請締切の管理をサポート:大学出願とカレッジ申請は別物。両方のスケジュールを把握しましょう。

エッセイの内容を一緒に考える:「なぜこのカレッジなのか」を深掘りする対話が、良いエッセイにつながります。

推薦状の準備を早めに:余裕を持って依頼できるよう、声かけを促しましょう。連絡がくる可能性も伝えます。英語対応ができるかも重要ポイントです。

面接練習の機会を:オンライン面接に慣れるため、模擬面接をしてみるのも有効です。

複数の選択肢を検討:カレッジに入れなかった場合の代替住居も、事前にリサーチしておくことをおすすめします。

カレッジ生活はお子さんの留学生活を大きく豊かにする可能性を秘めています。しかし、それ以上に「住む場所」自体を確実に確保することが最優先です。計画的に準備を進め、万全の体制で送り出してあげてください。

各カレッジの申請締切や奨学金情報は毎年変動します。最新情報は必ず各カレッジの公式ウェブサイトでご確認ください。

 

次回は、

オーストラリアの他の大学では?
カレッジ制がある大学・ない大学、それぞれの住居システム

です。

 

前日からの続きです。


では、親や大人は何もできないのか。そんなことはありません。私たちにできるのは、「興味の種をまく」ことと「育つ環境を整える」ことです。

1. 答えを与えず、問いかけを返す


子どもが「なぜ?」「どうして?」と質問してきたとき、すぐに答えを教えるのではなく、「どう思う?」と問い返してみましょう。自分の考えを言葉にすることで、子どもは自分自身の思考を意識し始めます。これが、研究の第一歩です。答えを「与える」のではなく、「一緒に考える」姿勢が、持続する知的好奇心を育てます。

 

この問いかけは、親としての会話力が試されます。なぜなら、「どう思う?」と投げかけたあと、子どもの答えをただ聞くだけでは不十分だからです。子どもが返してきた言葉に対して、さらに「それはなぜそう思うの?」「他にはどんな考え方があるかな?」と深掘りし、対話を続ける必要があります。つまり、親が一方的に「教える」のではなく、子どもの思考のプロセスに寄り添いながら、一緒に考えるという、高度な対話スキルが求められるのです。

しかし、多くの大人は忙しさや自分の余裕のなさから、つい「答え」を先に与えてしまいがちです。「これが正解だよ」とすぐに教えてしまうことは、短期的には楽で効率的かもしれません。しかし、その瞬間に子どもが自分で考えるチャンスは消え去ります。「考える時間」を奪わないこと、そして子どもが何を考えているのかをじっくりと聞き出す忍耐が、親には必要不可欠なのです。

さらに、この問いかけを続けるには、子どもがどんな思考の段階にいるのかを観察し、そのレベルに合わせた言葉を選ぶ力も必要です。あまりにも抽象的な問いかけでは子どもは戸惑い、逆に簡単すぎる問いかけでは考える余地がありません。つまり、子どもの成長やその日の状態を見極めながら、その場その場で適切な「問い」を投げかけ直す柔軟性が求められるのです。

こうしたスキルは、一朝一夕に身につくものではありません。しかし、完璧を目指す必要はありません。大切なのは、子どもと真剣に向き合い、対話を重ねることを意識し続けることです。できない日があっても構いません。むしろ、親自身が「うまく問いかけられなかったな」と反省する姿を見せること自体が、子どもにとっては「考えること」の大切さを伝える良い機会になります。

2. 「おしえる」ではなく「見せる」
強制は持続しませんが、「大人が楽しんでいる姿」は、子どもの内発的動機に火をつけます。親が本を読み、何かを調べ、新しいことに挑戦する姿を見せること。それが、子どもにとって「研究=楽しいもの」というイメージに変わります。「勉強しなさい」と言うよりも、「自分もやってみよう」と思わせる環境が大切です。

 

まずは知ることから👇

 

この「見せる」というアプローチは、さらに一歩踏み込むことができます。子どもが「なぜ?」と質問してきたとき、親が答えを知っていたとしても、それを実際に「やってみせる」 という選択です。例えば、「なぜとがった葉っぱと丸い葉っぱがあるのか?」と聞かれたら、「そういえばそうだね、一緒に公園に行って実際に葉っぱを集めてみよう」と提案する。「近所の海にウミウシはいるの?」と聞かれたら、「わからないから、実際に海に行って探してみよう」と行動に移す。これが、研究の始まりです。

この「実験してみる」というプロセスには、親に時間と心の余裕が欠かせません。答えを言葉で与えてしまえば数秒で終わることを、実際に体験するためには、準備や移動、観察、そしてその後の話し合いまで含めると、何時間もの時間が必要になります。しかし、その「ちょっと時間のかかる体験」こそが、子どもにとっては何よりも貴重な学びの瞬間です。

また、この体験が成立するためには、子どもにも時間の余裕が必要です。塾や習い事でスケジュールが埋め尽くされていると、「今日は公園に行く時間がない」という現実が生まれます。つまり、子どもが自分で疑問を持ち、それを確かめるための自由な時間を確保することも、研究心を育てるためには欠かせない条件なのです。

 

同時に親も調べる時間や出かけるための時間が必要になります。親も一緒にそんな疑問を楽しめるのが一番ですが、忙しすぎる親子にこれができるでしょうか?

言葉で説明するだけでは伝わらない感覚や発見。「やってみる」という行為を通じて、子どもは目で見て、手で触れ、自分の五感で確かめることができます。それは、単なる知識の習得ではなく、「知ることの喜び」 を体感する瞬間です。親がそのプロセスを一緒に体験し、「わからないことを確かめるのは楽しい」という姿勢を見せること

3. 小さな成功体験を重ねる
研究を持続させるには、達成感が欠かせません。小さな問いを立て、それを調べて、何かがわかる。そのプロセスを経験するたびに、「もっと知りたい」という気持ちが育ちます。最初から大きな研究を目指さず、「1日でできる実験」や「1週間の観察日記」など、小さな成功を積み重ねる工夫をしましょう。

 

👇インター校はもう簡単に入学できない時代になってきました

 

この「小さな成功体験」の積み重ねには、きっかけ作りの工夫も大きな役割を果たします。例えば、子どもが「図書館に行ってみたい」と言ったとき、近所のいつもの図書館に連れて行くのではなく、ちょっと変わった図書館を探してそこに行くという選択肢があります。海辺の図書館、森の中の図書館、古い洋館を改装した図書館、地域の歴史資料に特化した図書館、インターネットで検索すれば、思いがけない場所が見つかるかもしれません。

その「ちょっとした冒険」自体が、子どもの好奇心を刺激します。目指す図書館に着くまでの道のりも、建物の雰囲気も、いつもと違う本の並び方も、すべてが「新しい発見」につながります。そして、そこで何か特別な本に出会うかもしれませんし、逆に「こんな図書館もあるんだね」と、図書館という存在自体への驚きを得ることもあります。どちらにしても、それは「知らなかったことを知る」という、研究の原体験になるのです。

大切なのは、「何かを得なければならない」と気負わないことです。「何かを見つけなければ」「有意義な時間にしなければ」と思いすぎると、かえってプレッシャーになってしまいます。ただ「こんな場所があるんだね」と一緒に驚き、一緒に楽しむこと。その体験が、次への好奇心の種をまくのです。

小さな成功体験とは、決して大きな成果を出すことではありません。日常の中に「ちょっと特別なこと」を仕込み、それを共有すること。その積み重ねが、子どもの中に「もっと知りたい」という持続する力を育んでいくのだと思います。

4. コミュニティを作る
独りで研究を続けることは、大人でも難しいものです。子どもにとってはなおさらです。学校や地域の科学クラブ、オンラインの学習コミュニティなど、同じ興味を持つ仲間との出会いが、持続の大きな力になります。仲間がいれば、競争心や共感が生まれ、「続けること」自体が楽しみに変わります。

 

この「コミュニティを作る」というアプローチは、確かに有効ですが、学校の部活動だけでは不十分なことが多いという現実があります。部活動は活動日が限られていたり、そもそも研究や探究に特化した部活が存在しない学校も少なくありません。また、部活動としての目標が「大会で結果を出す」ことなどに偏っている場合、個人の好奇心や自由な研究を支える場としては機能しにくいのが実情です。

一方で、近年はSTEM教育に特化した小学校も増えており、そうした学校に通っていれば、研究を続けるための環境や仲間が見つかりやすいかもしれません。しかし、すべての子どもがそのような学校に通えるわけではありません。だからこそ、学校以外の場所にも目を向けることが大切です。

例えば、科学博物館や自然史博物館、プラネタリウムなどが主催するワークショップや観察会、長期の探究プログラムに参加するという方法があります。これらの施設は専門のスタッフが在籍しており、子どもが興味を持ちそうなテーマを豊富に用意していることが多いです。また、図書館や公民館が主催する学習イベントも、意外な発見の場になるでしょう。

そして、もしもそうした機会が近くに見つからなければ、親が自ら「親子研究グループ」を作るという選択肢もあります。同じ地域の親子を数人集め、月に一度集まってそれぞれの研究を発表し合う、観察会を開く、博物館に一緒に出かける、最初は小さな集まりでも、それが新しい仲間を呼び込み、やがては持続可能なコミュニティへと育っていくかもしれません。研究を続ける力を支えるのは、何より「共有する仲間」の存在です。それが学校の中か外かは、あまり問題ではないのです。

 

これは親次第ですが、もちろん皆さんにとって難易度が高いことは理解しています。

現実、子どもにいろいろ指示することはできても、子どもの為に本当に努力して動くことは難しいものです。アイデア次第ではありますが、海外のインターナショナルスクールの親はこのようなことを取り仕切る人もいます。日本ではあまり聞きませんね。

 

👇学校がそれをやってくれるのが国際バカロレア校です。

 

5. 「無目的な時間」を確保する

最後に、現代の子どもたちに足りないものは「何もしない時間」 かもしれません。予定が詰め込まれ、常に何かに追われている状態では、自分自身の興味に気づく余白すらありません。ボーッとした時間、散歩の時間、何気なく本をめくる時間――その中から、ふとした疑問や好奇心が生まれるのです。研究は計画から始まるのではなく、「あれ、なんだろう?」という小さな不思議から始まります。

例えば、夏休みの家族旅行。せっかくの休みだからと、観光地をはしごし、食事処を予約し、お土産屋を巡る。そんな「詰め込み旅」を計画していませんか?

もちろん、それも楽しい時間ですが、あえてプランを緩めることも大切です。旅行先で、何気なく立ち寄った公園でボーッと過ごす時間。海岸で水を覗き込み、変わった形の石を拾い、木陰で風を感じる、そんな「何もしない時間」は、何かを「する」時間以上に、子どもの感性を刺激します。そんな場所では家の近所にはない形の何かを見つけるかもしれません。普段とは違う色の何かを見つけることもあります。せっかくの旅行なのにもったいない。でも、それは贅沢でもあります。そして何より、この贅沢はほとんどお金がかかりません。特別なチケットも、予約も、準備もいらない。ただ、その場にいて、時間を共有するだけでいい。忙しい日常ではなかなか取れない「無目的な時間」こそが、実は最も贅沢で、最も子どもの成長に寄り添う時間なのかもしれません。


せっかくの夏休みです。目的意識をもって、「無目的な時間」を子どものために作ってみませんか。 それが、研究の種を見つける、一番の近道かもしれません。

子どもに研究を持続させることは、たしかに難しい。しかし、それは無理に続けさせるものではありません。私たち大人ができることは、「興味を押し付ける」のではなく、「興味が育つ土壌を整える」 こと。その土壌さえあれば、子どもは自分自身のタイミングで芽を出し、自分自身の力で成長していく、そんな姿を信じてみませんか。

この夏、子どもが何かに夢中になる瞬間を、ぜひそっと見守ってみてください。その瞬間が、未来の「研究キッズ」への第一歩かもしれません。

 

メルボルン大学の「カレッジ制」徹底解説です。

第4話です。

 

カレッジ選びのポイント
 

「一番人気=自分に最適」とは限りません。
まず、各カレッジで料金が違います。年間にかかる費用は、カレッジの費用で紹介されていますが、それ以外に、休暇中に滞在できるかどうかで費用が変わります。休暇中に滞在できない場合、帰国するか、どこかに滞在する必要があります。

また、食事が含まれるかどうかは重要です。

食事がつくカレッジとつかないカレッジ。毎日の食費を考えておきましょう。

Trinity や Ormond は確かに格式高くネットワークも強力ですが、パーティー文化(party culture)が強いとも言われています。活発な社交生活を求める人には魅力的ですが、静かに勉強に集中したい人には合わないかもしれません。参加しなくても良いのですが、カレッジの友人たちが参加する場合になかなか断れません。

Janet Clarke Hall や Medley Hall は小規模ながら学術サポートが手厚く、成績優秀な学生が多いことで知られています。

St Mary’s College は小規模だからこそ一人ひとりが大切にされる温かさが魅力です。

重要なのは、「名前」ではなく「自分に合ったコミュニティ」を選ぶこと。 各カレッジのウェブサイトを徹底的に調べ、オープンデーやオンライン説明会に参加して、自分がどのような環境で学び・暮らしたいのかをしっかり見極めることをおすすめします。

パブでの飲酒年齢は厳格です。お酒の購入も年齢確認が必要です。


カレッジ生活の特徴

チューター制度(学習サポート) :上級生(先輩)がチューターとして、授業内容の補習や課題のアドバイスを行います。学部の講義についていけるか不安な新入生にとって、このサポートは非常に心強いものです。

充実したイベント:スポーツ・文化・社会活動など、カレッジごとに多彩なイベントが用意されています。友達作りや英語力向上の絶好の機会です。

多様性とインクルージョン:各カレッジは多様性と包摂性を重視しており、総額830万豪ドル以上の給付型奨学金・補助金制度を用意しています。成績が優秀であればチャンスは大きいです。

2. カレッジに入るのは“大学入学より難しい”でも、カレッジは最高


カレッジ制で最も注意すべき点は、カレッジへの入寮も“選抜試験” だということです。

大学に合格しても、カレッジには落ちることがあります。 人気カレッジの競争率は非常に高く、カレッジの合格の方が大学入学より難しいと言われることもあります。

なぜなら、カレッジは学力だけでなく、人物・適性・コミュニティへの貢献意欲も総合的に評価するからです。

カレッジに入れない場合は、民間の賃貸物件などを探す必要があります。(5)で詳しく説明します。

 

メルボルンの賃貸物件は近年非常に高騰しています。また、相部屋・シェアハウスはシェアメイト次第。オーナーの家の部屋貸しは、オーナー次第で危険です。いろんな実話が検索できますが、危険なこともありますから十分に注意しましょう。

 

カレッジに入学が決まり、入寮日の案内を受け取ります。入寮期間は通常1週間程度の間です。その間にできるだけ早くいきましょう。入寮日が決まっている場合は、その日程で親子で行きましょう。他の学生の親との会話もできます。

 

 

学生の大半はオーストリアリア人です。オーストラリア人も夫婦で子どもと一緒に入寮日にやってきます。子供が多い家庭は家族そろって5、6人でやってきます。祖父母の姿も見かけます。日本人的な常識とはことなりますね。自分の子どもが「あのメルボルン大学」に入学したということが誇らしい親たち。さらに寮に暮らすことで、親から離れるという一大イベント。最後に分かれる時にはハグして泣いている父親もいます。これが親子ですね。

 

入寮当日からイベントがあります。友達を作る為のイベントで、これに参加しないとなかなか難しいということも。もちろん、その後も大学が始まるまでの1週間程度がカレッジイベントウィークとなり、毎日朝から夜まで上級生により多様なイベントが組まれています。参加は自由ですが、いくつかは参加して、上級生とも会話をしてみましょう。その上級生がチューターとして勉強を指導してくれることもあります。

 

また、ほとんどはオーストラリア人ですが、2割はアジア各国からの留学生もいます。また、アジア系オーストラリア人も多く、最初の友達は同じ顔つきのアジア人同士ということはよくあります。英語もオージーアクセントではなく、聞き取りやすい点がメリットです。話しかけにくいでしょうが、同じアジア系を見つけて話してみましょう。香港、シンガポール、韓国、中国と各国からの留学生がきています。話しかけて日本人だと言えば、かならず会話が続きます。

 

どうしても友達を作るのが苦手であれば、カレッジ中にいる先生のような人に相談してみましょう。必ず助けてくれます。あなたが海外からきて、英語もまだまだで、そんな中で不安があることは十分に承知しており、あきらかにネイティブではない英語で「友達つくるのが苦手で」と言えば、早速いろいろ紹介して、握手して、その日の終わりには室内パーティー参加となります。

 

オーストラリアでは廊下ですれ違う際にはかならず何度でもひと言挨拶。同席になればかならず挨拶。何かの用事でカウンターに行くときはまず挨拶。お店に入る時にも、商品を購入するときもかならず挨拶から始めましょう。挨拶だらけです。挨拶しない人は変人ですから、他人にも挨拶しましょう。

3. カレッジ申請の完全ステップ解説

 

カレッジへの申請は、大学への出願とは別に行う必要があります。以下が基本的な流れです。

申請の流れ


ステップ1:単一申請で複数の志望順位をつける
 

申請者は1回の申請で、複数のカレッジの志望順位をつけて申し込みできます。
 

第1志望のカレッジが不合格の場合、自動的に次の志望のカレッジに回される仕組みです。

 

 

ステップ2:オンライン申請フォームの記入

個人情報・学歴・将来の履修予定などを入力。
パスポートサイズの写真のアップロードが必要です。

ステップ3:エッセイ(志望理由書)の提出

300〜500語のエッセイで、自分の興味・志望・カレッジを選んだ理由を伝えます。複数のエッセイを事前に準備しておきましょう。大学用のエッセイを使いまわしでも構いませんが、カレッジに向けて訂正して書き直しましょう。

ステップ4:推薦状(Reference)2通の依頼

1通は学術推薦(Academic Referee) :学校の校長や担任など。

1通は人物推薦(Personal Referee) :家族以外の知人や学校外の先生など。
※家族は推薦人になれない点に注意。

ステップ5:申請料の支払い

1万円程度の申請料が必要です。クレジットカードがはねられる可能性がありますから、複数のカードを準備して、オンライン手続きをしましょう。

ステップ6:面接(Interview)

書類・ビデオ審査などを通過した候補者のみが面接に招待されます。
面接はオンラインで実施されることが一般的です。
面接ではカレッジ生活への適性・人物・コミュニケーション能力が評価されます。

最終ステップ:合格通知(Conditional Offer)

カレッジによっては、大学の合格発表より前に条件付きオファーを出すことがあります。不合格の場合は自動的に取り消されます。料金の支払い日程に注意が必要です。
 

オファーを受け取ったら、正式に受け入れる手続きを行います。最初の費用の支払期日などを守りましょう。

4. 合格の秘訣

面接・エッセイ・推薦状で何が評価されるか

この内容はnoteだけになります👇

 

次回は、5. カレッジ制ではない大学の住居選択肢
すべてのオーストラリアの大学がカレッジ制を取っているわけではありません。カレッジ制がない大学、またはカレッジに入れなかった場合の住居選択肢も押さえておきましょう。

 

次回に続く。

 

子どもに研究? 興味を持たせることはできても、持続させることは無理

 

たまにニュースで話題になる「〇〇年生が自分で研究してこんな発見!」という記事。夏休みの自由研究の季節になると、毎年どこかでそんな話題が取り上げられます。

「子どもに研究なんて」と思うかもしれませんが、子どもの頃から自分で問いを持ち、それを探求する力は、決して特別な才能ではありません。

日本では昔から、夏休みの宿題として自由研究が定着しています。しかし、そもそも「研究」とは何か、何をどうやって始めるのか、どのような手順を踏むのか。そうした研究の基礎やルールを、学校で細かく教えてもらった記憶はあまりないのではないでしょうか。

一方、インターナショナルスクールや国際バカロレア(IB)のカリキュラムでは、「研究して論文形式にまとめる」というプロセスを、そのルールや方法とともにしっかりと教えます。テーマの設定から情報収集、分析、考察、そして引用や参考文献の記載に至るまで、体系的に学ぶ機会が用意されているのです。これを小学生のことから行っています。

 

 

これは単に「教育の順番」の問題でしょうか。それもあります。しかし、それ以上に重要なのは、「興味のあること」をどうやって見つけるかという根本的な問題です。研究の方法をいくら教えても、自分が「なぜ?」「どうして?」と心から思える問いがなければ、研究は動き出しません。自由研究が「やらされる宿題」で終わってしまうのは、まさにこの「興味を見つける」段階がすっぽりと抜け落ちているからではないでしょうか。


しかし、多くの保護者が感じるのは、「興味を持たせることはできても、持続させることはほぼ不可能」 という現実です。

確かに、きっかけは作れます。YouTubeで面白い科学実験を見せたり、自然観察に連れて行ったり、図鑑を買ってあげたり。子どもが「わあ!」と目を輝かせる瞬間は、親としても嬉しいものです。しかし、その一瞬の輝きが翌日には別のゲームや動画に移り、研究は「やらなかったこと」になる。これが正直なところではないでしょうか。

 

 

そして、もしその興味を親が「続けなさい」と強制して、結果として研究をやり遂げた子どもが、あのニュースになるような研究キッズになった例は、おそらく存在しません。ニュースで取り上げられる子どもたちは、誰かに言われてやったのではなく、自分自身の内側から湧き上がる興味を持ち、それを自分のペースで続けた結果として、発見や気づきにたどり着いています。

 

続きは明日掲載します。

メルボルン大学の「カレッジ制」徹底解説です。
第3話の一部公開です。

 

全文はnote👇だけ

カレッジ合格の為のこと

 

 

以下、記事の一部分です。


カレッジ名とその特徴のまとめ
Trinity College / Ormond College    格式・伝統・競争率ともにトップクラス。名門家庭出身者や法学部、医学部生が多い
 

Queen’s College / University College    大規模で活動が豊富。需要が非常に高く、早期締切になることも
 

Janet Clarke Hall / Medley Hall    小規模で学術重視。静かな環境で学びたい学生に人気


St Mary’s College    中規模で温かいコミュニティ。カトリック伝統だが多様性を重視
比較的易(海外からのアジア人は毎年5名程度入寮)

 

International House    面接なしのケースも多く、留学生にフレンドリー、ここに入れない場合は民間の賃貸物件を探すことに。

 

引き続き連載していきます。

途中他の話しを挟むこともあります。

全て一気読みはnoteで👇