大学入学後に「勉強しない学生」が多い理由
~IB卒業生・インター校生・国内高校生の学習意欲の差から見えること~


大学に入学すると、多くの学生が勉強しなくなる―これは国際バカロレア(IBDP)を卒業した学生も、海外インター校出身者も、国内の普通高校出身者も、程度の差はあれ共通して見られる現象です。通常は、国際バカロレア生徒(IBDP卒業生)はその割合が低いと言われます。しかし、その背景や質には大きな違いがあります。

勉強しない学生の「割合」と「質」の違い


理系学部においては、IBDPや海外インター校出身者の中で「全く勉強しない」という学生は比較的少ない傾向があります。理系は単位取得や卒業に一定の学習が不可欠なため、どのバックグラウンドの学生も一定の勉強はしますが、その「内容」や「姿勢」には国内普通高校卒業生と明確な差が見られます。

一方、文系、特に「国際系学部」と呼ばれる分野では、どの出身者にも勉強意欲が低い学生が多い印象です。これは、彼らが必ずしも本気でその学問を志望していないからかもしれません。

 

 

進学選択の動機が大学での学びに与える影響


国際系学部の場合:
英語が得意で、特に希望する専攻がない学生が「とりあえず」進学する先として選ばれる傾向があります。特に海外生にとっては非常に入学のハードル、入学難易度が比較的低いことも一因です。そのため、大学に入ってからも「何を学びたいか」が明確ではなく、学習意覚も持ちにくいのです。

理系学部の場合
IBDP・海外インター校出身者: 高校時代に興味を持った具体的な分野(例:生化学、天体物理学、環境工学など)を選び、その「さらに特定の内容への興味」を原動力に大学でも学び続ける傾向があります。

国内高校出身者: 偏差値や大学所在地で進路を決めることが多く、学科の詳細なカリキュラムや研究内容にはこだわらない傾向があります。その結果、入学後に学問とのミスマッチを感じ、意覚を失いがちです。

 

 

カリキュラム選択の根本的な違い

IBDPや海外インター校では、偏差値による入学制度が存在しません。その代わり、自己の興味・関心に基づいて科目を選択し、探求的な学習を積み重ねます。彼らは「大学で何を学びたいか」を具体的に考え、その目的に合った大学・学部を選びます。

一方、日本の受験システムでは、偏差値が進路決定の大きな要素となります。そのため、「学びたい内容」よりも「入れる大学・学部」が優先されがちです。この選択プロセスの違いが、大学入学後の学習姿勢にまで影響を及ぼしている可能性があります。

「コアな興味」の有無が学習意覚を分ける


日本の学生に多く見られる傾向は、「特定のコアな興味」を持たずに進路を決めることです。医学部を例に取っても、「なぜ医学を学びたいのか」「医学のどの分野に特に興味があるのか」を明確に語れる学生は多くありません。これは文系・理系を問わず見られる特徴です。学科への大まかな志望があっても、その中の何の講義に興味を持っているのかは入試面接においてもつまずくポイントですが、面接問答集で対処の仕方を教えてもらっているために、面接を経て合格した学生の中でも表面的には分かりにくいことです。

 

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一方、IBDPや海外インター校出身者は、高校時代から特定の分野に深い興味を持ち、そのテーマについて自発的に調べたり、研究したりした経験を持っています。そのため、大学で高度な専門講義を受けたとき、「ついにこの講義が受けられる!」という喜びや好奇心を感じやすいのです。

高校時代の学び方が大学での学びを決める


大学の講義が「面白くない」と感じるかどうかは、高校時代にどのような学びをしてきたかに大きく依存します。

受験勉強だけに終始した学生は、専門的な講義を受けてもその面白さを感じにくいと言われます。

一方、高校時代から興味に基づいて自発的に学び、研究や課外活動を経験した学生は、同じ講義でも「待ち望んでいた内容」として受け止め、積極的に学ぼうとします。単調な講義、人気のない教授の退屈な講義でも、その内容は非常に専門的で、難関なものです。つまり、そのような内容についていけるかどうかは、興味があるかどうかの違いによります。

 

 

まとめ:大学入学後も学び続けるために

大学入学後に学習意覚を失わないためには、高校時代から「自分は何に興味があるのか」を深く探求し、その興味に基づいて進路を選択することが重要です。単に「入れるから」という理由で学部を選ぶのではなく、「そこで何を学びたいか」を明確に持つことが、大学での学びを充実させる第一歩となります。

大学教育は、受け身でいれば与えられるものではなく、自らの興味と能動的な姿勢があって初めて意味を持つもの。進路選択の段階から、その意識を持ちたいものです。

また、大都会の大学においては魅力的な誘惑が多く、地方大学においてはそれが比較的少なくなります。都会志向の生徒たちにとっては、都会の大学を選ぶ理由は勉強の為とは言えにくく、大学入学後に何が起こるかは想像しやすいでしょう。

「やる気スイッチ」は存在しない?


子どものやる気を「才能」として捉える視点は重要です。それができている親は非常に少ないです。


「うちの子、やる気がなくて困る」
「勉強しなさいと言わないと絶対に始めない」

子育てをしていると、そんな場面に何度も出会うことがあります。
 

「やる気スイッチさえ入れば…」と思いながらも、そのスイッチがどこにあるのか、どう押せばいいのか、わからない。

 

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やる気は「ある」ものであって、「起こる」ものではない?


「やる気が起こらない」という表現はよく使いますが、もしかすると「やる気」とはそもそも「起こる」ものではないのかもしれません。
ある人は言います。
「やる気があるのであれば、何でもできる。でもやる気がない場合、何かをきっかけに急にやる気が『起こる』ことはない。スイッチなんて存在しない」

勉強を始めても続かない、そして再スタートがさらに難しい


たとえ一時的に「よし、やろう!」という気持ちになっても、数時間で止めてしまう。
そして次に始めるときには、また新たに「やる気」を必要とする。前回以上に高いハードルが立ちはだかる。

 

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それが「やる気がない」状態の子どもの勉強の現実です。

「帰宅後に自発的に机に向かう」
「習慣だからできる」

そう見える子がいたとしても、実はそれはとても難しいこと。

習慣や住環境だけで説明できるような単純な話ではなく、もっと深い部分に関わる“何か”があるように感じます。

やる気は「才能」なのか?


ここでひとつの考え方を紹介します。
「やる気は才能である」です。

スポーツや音楽の才能があるように、「やる気を維持する力」「自発的に動き出す力」も、ある種の生まれ持った資質なのかもしれません。
 

だとすると、「やる気のない子」を責めたり、無理にスイッチを押そうとしたりするよりも、その子なりの「動き出すきっかけ」や「続けられる環境」を探すほうが建設的かもしれません。

 

 

見方を変えると、接し方も変わる


もしやる気が「才能」だとしたら
私たち親や周囲の大人にできることは何でしょうか?

「やる気がない」ことを責めない
その子の現在地を否定するのではなく、まずは受け止める。

小さな「始めやすさ」を用意する
スイッチがなくても、ごく小さなきっかけで動き出せる環境を作る。

続かなかったとしても、再スタートのハードルを下げる
「またできなかった」ではなく、「次はもっと短い時間から」と前向きに。

まとめ


「やる気スイッチ」を探し続けるよりも、
「この子にとってのやる気の源は何か」
「どんなときに自然と動き出すのか」

そんな観察と試行錯誤のほうが、長い目で見て子どもとより良い関係を築き、学びに向かう土台を作ることにつながるかもしれません。

やる気は、スイッチではなく、ゆっくりと育むもの。
もしかしたら、それを見守る私たち自身の「待つ力」も、またひとつの才能なのかもしれません。

 

インター校でリーダーになる方法:先生への「一声」がすべてを変える


インター校に通う中高生のみなさん、クラス委員や生徒会の役員に興味はありますか?「ちょっと面倒そう…」と思うかもしれませんが、実はこれ、将来の大学受験、特に医学部や難関大学を目指す上で、とても強い武器になる経験なんです。

なぜインター校の「リーダー経験」がそんなに評価されるの?


日本の一般的な高校では、「生徒会は勉強がちょっと…」という偏見がまだ残っていることがあります。でも、インターナショナルスクール(インター校)では、全く逆です。

インター校の生徒会やクラス委員は、「責任感」「協調性」「積極性」を兼ね備えた、まさに生徒全体の代表として尊敬される存在。また、権限も国内の学校の比にならないくらい大きなものがあります。生徒会長になれば学校の生徒みんなの個人情報アクセス権もあり、学校の予算にかかわる重要な意見を言える、授業編成にかかわる議論に参加できるなど、本当の意味での会長です。

 

特に高校2~3年生で生徒会長や主要な役職を務めた経験は、あなたが「単なる成績優秀者」ではなく、「周りを巻き込み、物事を動かせる人材」であることを大学にアピールする最高の材料になります。海外大学はもちろん、日本の大学でも、こうしたリーダーシップの実績は非常に高く評価される傾向が強まっています。

 

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目指すなら、早めの準備がカギ!小学生・中学生からの「実績」作り


高校でいきなり生徒会長を目指すのは難しいかもしれません。リーダーへの道は、小学生や中学生のうちから、少しずつ「実績」を積み重ねていくことから始まります。

その第一歩が、クラス委員や何かの係のリーダーになること。学級代表、文化祭の委員長、スポーツデーのチームリーダーなど、どんな小さな役割でも構いません。「リーダー」として責任を持ってやり遂げた経験が、次の大きなチャンスへの土台を作ります。

一番のコツ:「手を挙げる」前に「先生に相談する」


さて、ここが最も重要なポイントです。インター校で委員や役職に立候補する時、「選挙で手を挙げるだけ」では、なかなか選ばれないことが多いのです。なぜなら、最終的な決定には担任の先生や顧問の先生の推薦・判断が大きく影響するからです。人気者や声の大きい友達に役を取られてしまったと感じることも。

 

でも、選ばれない理由はそれだけではなかったのです。

では、どうすればいいのでしょうか?答えはシンプルです。立候補前に、こっそり先生に相談に行くことです。

具体的には、こう言ってみましょう。

「先生、実は今度の〇〇委員に挑戦してみたいんです。どうすればクラスのみんなの信頼を得て、良い仕事ができると思いますか?」

この一言が魔法の鍵です。先生はあなたのやる気を感じ、きっと「それなら、まずはクラスで△△を手伝ってみたら?」や「前に□□で頑張っていたから、それをこの授業で発表してみて」といった具体的なアドバイスをくれるはずです。

そして、そのアドバイスを実行に移し、少しずつ実績を見せていく。すると、先生の心の中に「この子はやる気があって、話を聞き、行動に移せる」という信頼が生まれます。そうなれば、いざ選挙や先生の推薦のタイミングで、自然とあなたの名前が上がる可能性がグッと高まるのです。

 

先生が嫌う生徒とは、リーダーになることだけが目的で、リーダーになったらなにもしない生徒です。そうではないと理解させる実績が必要ですね。

 

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小さな一歩が、大きな未来を拓く


リーダーになることは、特別な能力が必要なのではなく、「まずは相談に行く」という一歩を踏み出す勇気から始まります。その経験は、大学受験の書類や面接で、「自ら機会を作り、成長してきた」という何よりの証拠になります。

 

「生徒会長でした。」

→どうやって生徒会長になりましたか?

 

の質問に答えられない生徒は多くいます。

インター校という多様な環境で、ぜひ小さなリーダーへの挑戦から始めてみてください。先生への一声が、あなたの可能性を大きく広げてくれることでしょう。

 

1月11日の日曜日。「学びの日」と定義してみると、見える景色。
いつもの日曜日。あなたは、この一日をどのように過ごしていますか?


「特に何も決めていないから、結局ダラダラと過ごしてしまった…」
「明日からまた仕事や学校か、と思うと少し憂鬱だな」

そんな風に感じたことのある方は、少なくないのではないでしょうか。実はこの「日曜日をどう過ごすか」という問いは、教育観、ひいては人生観に直結する大切なテーマです。今日、2026年1月11日というこの日曜日に、少し立ち止まって考えてみたいと思います。

「日曜日は◯◯の日」と、自分で決めてしまう強さ


教育コンサルタントの間では、「日曜日の過ごし方をあらかじめ定義しておく」ことが、長期的な成長の差を生むという考え方があります。迷いや悩む時間を減らし、確実に前に進むためのシンプルな方法です。

例えば、「日曜日は家族とゆっくり話す日」 と決めれば、自然と会話の質は変わります。「日曜の午後は読書の日」 と決めれば、本棚の本と向き合う時間が確保できます。

この「決める」という行為は、同時に「捨てる」ことでもあります。その日やらないことを選び、集中する対象を明確にします。特に子育て中の家庭では、「今日は子どもの話をたっぷり聞く日」と決めるだけで、子どもの心にゆとりが生まれ、月曜日からの学習姿勢も整っていくものです。

2026年1月11日、現実に動き出す「学び」


さて、今日という日は、カレンダー上の日曜日であるだけでなく、実際にいくつもの重要な教育に関する動きが現実にある日です。例えば、今日この瞬間にも、大学では上智大学と国際基督教大学(ICU)が、「高等教育における国際的な深い学び」について、学修成果の可視化や多様性の包摂をテーマにしたシンポジウムを開催しています。

保育・教育の現場では白梅学園大学で、歴代学長による「子ども学」のアップデートを考える記念講演が行われています。

これらの場に直接足を運べなくても、この日曜日に、そうした「知のアップデート」が行われているという事実自体が、私たちに刺激を与えてくれます。社会は休んでいない。学びは、教室や日曜日だけのものではないのです。

「リセットの日」としての日曜夜:月曜への最高の準備


日曜日を有意義に過ごすもう一つのヒントは、夜の時間を「リセットの時間」と位置づけることです。受験指導の現場では、日曜夜を「国語リセットの日」と捉え、月曜からスムーズに学習を始めるための3つの習慣が提唱されています。

今週の言葉を振り返る:子どもが今週新しく覚えた言葉や、印象に残った表現を親子で3つほど挙げてみる。

考える「間」を作る:子どもが何かを考えている時、すぐに答えやヒントを与えず、ゆったりとした「間」を持って見守る。

「書く」前に「話す」:頭の中で整理する力を養うために、その日の出来事や感想をまずは話すことから始めてみる。

これらは国語に限ったことではなく、思考の整理整頓、そして家族のコミュニケーションを整える普遍的な方法です。少し意識するだけで、バタバタしがちな月曜の朝の空気が、きっと変わってくるでしょう。

あなたの「1月11日」を、どう定義しますか?
 

今日は大雪の影響で大学出願の郵送が遅れるかもしれない日でもあり、中学受験が本格化する時期の日曜日でもあります。外の現実はそれぞれに動いています。

だからこそ、自分の内側や家庭の中では、意識的に「日曜日の定義」を持ってみてはいかがでしょうか。

「日曜日は、一週間の充電と次の準備の日」
「日曜日は、家族の会話の質を上げる日」


何でも構いません。今日、この1月11日の日曜日に、ほんの少しだけ、ご自身やお子さんの「学び」の在り方について、穏やかに考えてみる時間を作ってみてください。たったそれだけのことが、次の一週間、いえ、もっと長い目で見た成長の軌道を、確かなものにしていくはずです。

 

医学科合格への切符、それは「病院の空気」を吸うこと
 

高校生で医学科を目指すみなさん。勉強はもちろん大切ですが、実は「机の上だけでは見えない、合格への大きな一歩があります。それは、高校生のうちに、実際の病院やクリニックで「実習」のような経験を積むことです。

「実習なんて、大学生になってからでは?」と思うかもしれません。しかし、特に近年の医学部入試では、この経験が単なるアピールポイントを超えて、「合格の条件」に近い重要性を持ちつつあるのです。

なぜ、高校生のうちに「病院の空気」を吸うのか?
その理由は主に2つあります。


あなた自身が、「本当に医師になりたいか」を確かめるため
 

医師の仕事は、テレビドラマのような華やかなものばかりではありません。白衣を着て歩く姿の裏には、重い責任、長時間の勤務、複雑な患者との人間関係、そして時に直面する生命の現実があります。高校2年や3年といった早い時期にそれを自分の目で見ることで、「この現実を知った上で、それでも私は進みたい」という揺るぎない確信を得られるのです。この確信は、面接で何よりも強い説得力となります。

 

 

大学に、「並外れた行動力と熱意」を証明するため

日本の大学医学部は、単に学力が高い生徒よりも、「医師になるという目標に対して、自ら能動的に動き、困難を乗り越えられる生徒」 を求めています。高校生が個人で病院実習の機会を作ることは、簡単なことではありません。だからこそ、それを「なんとか成し遂げた」という事実そのものが、あなたの積極性、計画力、そして折れない心を物語る最高のエビデンス(証拠)になるのです。

「実習」って、何をすればいいの? ハードルは高くありません


「実習」と聞くと、何か難しいことをしなければ、と身構えてしまうかもしれませんが、形式はとてもシンプルで構いません。

内容は「シャドーイング」で十分:医師の後ろにぴったりついて、診察や患者さんとの会話をそっと見学(シャドーイング) するだけでも立派な経験です。

場所は、身近なところからでOK:大きな大学病院でなくても良いのです。地域の個人医院(クリニック) や、中規模の病院でも全く問題ありません。むしろ、地域医療の現場を間近で見られる貴重な機会になります。

 

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期間も、まずは「1日」から:たった1日、病院内で看護師さんや事務の方の働きぶりを見せていただくだけでも、医療現場の「チーム」としての動きを理解する大きな学びになります。夏休みなどの短期体験プログラムを利用するのも賢い方法です。

周りの力を借りることも、立派な「行動力」です

「どうやって機会を作ればいいかわからない…」そんなときは、ありとあらゆる周りの大人に相談してみましょう。ご家族に医療関係の知り合いがいれば、相談に乗ってもらう。学校の先生に、コネクションがないか聞いてみる。親御さんが一緒に病院に問い合わせの電話をしてくれることもあるでしょう。

 

風邪をひいてかかる、かかりつけ医に相談することも。親の病院の予約についていくことも。親が元気なら、親戚などにもお願いする。とにかく、必死で、親も手伝ってその機会を模索することです。

この「周りの力を借りる」行為は、決して恥ずかしいことではなく、「この子を応援する環境がある」という強さの表れです。大学側も、家族の協力やサポートネットワークを、ポジティブに評価します。大切なのは、「できない理由」を探すのではなく、「どうやったらできるか」をあらゆる方法で考え、実行に移す姿勢そのものなのです。

 

コロナ過の2年間はかなり難しかったですが、それでも2023年以降は普通に病院実習を体験した生徒が多くいますから、もしあなたにとってそれが難しいと感じているのであれば、努力不足です。

医師への道は、知識を積み重ねる学びの道であると同時に、人間性を磨く旅です。その旅は、教科書を開く前にもう始まっています。勇気を出して一歩を踏み出し、白衣の背中から、医療の「体温」を感じてきてください。その経験が、あなたの志望理由書に、そして面接の言葉に、説得力と輝きをきっと与えてくれるはずです。