5月の下旬になり、次第に夏が近づいてきましたね!
みなさん夏の準備はできていますか?
夏生まれの私は、個人的に、夏が最も気持ちがよく、カラダ作りに適しており、またその人の生活がよく表に表れる季節だなと感じています。
今日の表参道もとても良い天気に恵まれていますが、街を歩いていると、健康的な人とそうでないの人の差が一目瞭然。
不健康な人は、暑さで顔は歪み、カラダは丸まり、足取りは重く、どこか覇気がなく、電車に乗れば、足の不自由な方やご年配の方はそっちのけで、年末のバーゲンばりの勢いで空いている席を探します。
一方、健康的な人は、口角は上がり、ピン!と背筋はしっかりと伸び、軽快な足取りで、とてもハツラツとしており、いかにも夏をエンジョイしているように見え、とても美しく、若く、魅力的に見えます。見ているこちらもとても気持ちが良いです。そういう人は物事に対する思考も姿勢もたいてい前向きです。
言葉はその人の内面を映し出しますが、体型はその人の生活を映し出します。
服装に関しても、私個人は、冬服よりも夏服の方が好きです。
「冬服の方がオシャレができる」というのが一般的な発想ですが、実際どうでしょうか。
スリムな体型でシンプルな服を着こなしている方がオシャレだと、私は思っています。
また
洋服は、決して体型を隠すものではなく、見せる(魅せる)ものだと思っていますので、そういう意味でも、その人の体型にフィットした洋服や、包み隠しがなく、素直で正直な夏服が好きです。
おヘソを出しているファッションもとても素敵です。
カラダというものは非常に正直で、食べた分だけ太り、食べなかった分だけ必ず痩せていきます。
そうでないと、いろいろな面で計算が合いません。
また、カラダはメンテナンスが最も大変なものの一つだというのも事実です。
日常的に運動をしている人に聞くと分かりますが、ランニングであればいつものルーティンがこなせないと「体力が落ちた」と感じるでしょうし、トレーニングであれば1週間でさえ間が空くと「筋力が落ちた」と感じるでしょう。
何にしてもそうです。
しかし、これはその人がランニングやトレーニングを実際に行っているからこそ分かることであり、運動と縁の無い方にはそもそもそれすら分かりません。
今自分がどのくらい体力があるのか、どれくらい体力がついたのか、どれくらい体力が落ちたのか、どのくらいやれば筋力がつくのか、どれくらいやらなければ体力が落ちるのか、どのような食生活を送るとどのようにカラダに変化が起こるのか、そういった現状や変化を知る上でも運動はとても大切です。
運動は、自分の心と、自分のカラダとのコミュニケーション手段という一面も持っていますので、まず始めなければ何も分かりませんね。
「なんの運動をすればいいの?」というのも少しおかしな質問です。
運動によっては怪我や傷害の潜在的なリスクを含むものもあるので、選ぶ際には十分注意しなければなければなりませんが(指導者も)、歩くことでも、走ることでも、自転車に乗ることでも、踊ることでも、ジムにいってみることでも、なんでもいいのではありませんか?
運動を楽しんでいる人は「○○は痩せるからやる」「○○は痩せないからやらない」という二極化した考え方はしません。
逆に
肥満に悩む人は「○○は痩せない」「○○は続かないからヤダ」「○○は自分に合わない」という考え方が先行し、結局運動から遠ざかってしまい、怪しい健康食品や、効果の疑わしい通販グッズ、リバウンド覚悟の短期的に激ヤセする方法へと走ってしまう。
そもそも、どんな運動にしろ、ある一定期間継続すれば、良くも悪くも少なからずカラダに何らかの変化はあります。
その変化を感じ取ることが重要です。自分のカラダをもっと知ってあげることが重要です。
まずは怠けたお尻をソファから上げることが最優先であり、「続かないから、、、」とやる前から言い訳をしたり、パソコンの前でラクなダイエット法を探すのは運動をしてからで良いと思います。
カラダも借金も同じ。
怠けに怠け、溜まりに溜まった借金を、まずは0の状態に戻さなければなりません。
それは決してラクではありません。
ただ、逆を言えば、ラクをして、他のことを優先し、カラダのことを後回しにしてきたツケが回ってきたわけですよね。
0になって、そこから初めてプラスへと転じる訳ですから、いきなり過度な期待はしないことです。
カラダ作りに一攫千金という概念は存在しませんから、だからこそ地道な努力が大切です。
夏はもうすぐそこ。
絞れるところまで絞る。
絞れるところまで頑張る。
諦めない。
この姿勢が大切だと思います。
代表/パーソナルトレーナー 浅野