2020年5月18日
午後から雨が降ってきて少し涼しくなったが、昼間は蒸し暑くて何とも言い難い感じだった。昼間がもう少し涼しかったら良いのに…。
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高瀬隼子「いい子のあくび」(『すばる』2020年5月号所収)を読む。自分に対する他人の評価を気にしているうちに、自分自身が分からなくなっている主人公の姿に考えさせられる事が多かった様に思う。ああ、分かりすぎて嫌になる。本当に彼女は以前の僕だな…。そして、最後の最後に主人公が素直で素敵な人になってしまいそうなのが面白くて切なかった。そこまで考えなくても良いのに…。
2020年5月17日
午前中BOOK・OFFの某店に本を売りに行き(38冊で1,765円。文庫本ばかりだったし、仕方ないか。でも、勿体ない事をしているなあ。主体性の無さの結果の行為がこれだものな…。)、午後3時前に自宅を出て午後5時前に(尾鷲市で今借りている)マンションの部屋に戻り洗濯をした以外は、本を読んだりテレビを観たりして過ごした。
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津村記久子「うどん屋のジェンダー、またはコルネさん」(『浮遊霊ブラジル』(文藝春秋)所収)を読む。読んでいる途中で「給水塔と亀」の続きかと思ったが違って、少し拍子抜けした。しかし、うどん屋の主人は癖の強い人だ。いちいち食べ方に注意するのか…。そして、調子が悪そうなのにうどん屋の主人の行為に意見した「コルネさん」の勇気は、その後の(彼女に同情した)主人公の行為も素敵だったからか、同じ状況下で僕にも出せたら良いなと思った。なかなか出来ない気がする。以前と同じ様にされたら言おうと思っていたに違いないが、真面目だから出来たのだろうか。
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続けて、津村記久子「アイトール・ベラスコの新しい妻」(『浮遊霊ブラジル』(文藝春秋)所収)を読む。人によって幸せの基準は違うから、小学校の時に主人公に語っていた事を成し遂げたであろう忽那(くつな)ゆきほが(有名な外国人のサッカー選手の妻になってしまったが)幸福かどうかは分からないけれど、人の辿る道は様々だし関係のない地点から眺めるのは面白いなと思った。そして、個人的には小学校の時主人公が怖かったと言う松木綾の現在の状況を書く事が、小説に強烈に効いているなと思った。他人に対して行為すると、何かしらは必ず戻ってくるのだな。しかし、夫が思い通りにならないから「苦しめてやる」(61頁)って…。
2020年5月16日
今日は帰宅する予定だったので、午前7時過ぎに(尾鷲市で今借りている)マンションの部屋を出て午前9時頃に帰宅してから墓参りに行った以外は、本を読んだりテレビを観たりして過ごした。
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津村記久子「給水塔と亀」(『浮遊霊ブラジル』(文藝春秋)所収)を読む。2013年川端康成文学賞受賞作。定年を迎えて故郷の土地に戻ってきた主人公の一日を書いているのだが、読み終えて凄く静かな小説だなと思った。そうか、主人公はうどんの製麺所に就職希望なのか…。