江戸三十三観音巡り6巡目 | 裕美の散歩道

裕美の散歩道

普通の男性が女性の姿になって、
のんびりお散歩する様子を紹介します。

お出かけ予定日の前日、嫌なことがあり、就寝してからもいろいろなことが頭の中を駆け巡り、ほとんど眠れない夜を過ごしました。

早朝床を離れたら頭が重く、血圧を測ると異常に高い値です。

 

お出かけの途中で、救急車のお世話になるようなことは、絶対あってはいけません。

「お出かけ中止!」

といったん決断しました。

でも、外はいい天気。

こんな日に家の中にいると、嫌なことが一日中頭から離れず、また眠れない夜を過ごすことになりそうです。

それなら、注意を払ってお出かけしたほうがいいのでは?

嫌なことで落ち込んだ心を回復するには、女性の姿になってお散歩するのが一番の薬であることは、これまでの経験で実証済みです。

最悪ロッカールームの周辺を10分くらい歩くだけでも構わない、そう思い直して出かけることにしました。

 

前置きが長くなりました。

 

もともと、この日の予定は3つありました。

最初は、江戸三十三観音巡りの御朱印集めです。

東京のど真ん中、青山近辺の二つのお寺を訪ねます。

 

変身してルームの外に出ました。

スカート姿でウィッグの毛を感じながら歩くと、気持ちが軽くなります。

体調は大丈夫のようです。

 

地下鉄駅まで行き、外苑前駅で下車しました。

地上に出ると、すぐの所にあるのが23番霊場の梅窓院です。

青山通りに面して、立派な竹林が奥に延びています。

都会の真ん中とは思えない風景です。

 

門をくぐると正面に案内所があります。

御朱印受付の表示もあります。

扉を開けると、OL風の事務服を着た女性が二人おられました。

御朱印帳への記帳のお願いをして、私は観音様のお参りに向かいます。

 

本堂は鉄筋コンクリートのビルで、お寺とは思えない建物です。

下の写真の階段の横のドアを入った所に観音様がいらっしゃるとのことでした。

 

ドアを入るとホールになっていて、エレベーターもあります。

会社の玄関と変わりありません。

ご本尊は2階に祀られているそうです。

 

私は1階の観音様の前で手を合わせ、お参りします。

前日嫌なことがあったので、いつもより気持ちを込めてお参りしました。

お参りが終わると、気持ちが晴れてきました。

あんなことをなんで深刻に思ったのかしら?

ばかみたい。どうでもいいじゃない。

私は私、振り回されるのはやめよう・・・・・

 

境内を散策した後、案内所へ戻り、御朱印帳を受け取りました。

お礼を言って立ち去る時、案内嬢のお二人が立ち上がってお辞儀をされました。

まるで、仕事で他の会社を訪問して帰る時のようです。

都会的、現在的な雰囲気のお寺でしょう~

 

身体の調子は悪くありません。

気持ちも軽くなって、次の霊場長谷寺(ちょうこくじ)へ向かうことにしました。

 

青山の大通りから外れた通りを歩きます。

面白いデザインの建物がいろいろあって、見ながら歩くのも楽しいです。

 

20分くらい歩くと長谷寺に着きました。

ここは、立派な門構えのお寺です。

 

建物も由緒ある雰囲気がします。

 

本堂をお参りしてから、御朱印を頂きに寺務所へ行きました。

受付をして下さったのは、若いお坊さんです。

観音様は、先ほど私がお参りした本堂ではなく、別の建物にいらっしゃるとのことです。

「えっ~、あちらの本堂をお参りしちゃいました」

と言ったら、微笑まれました。

 

観音様は木の彫物で、高さは10mくらいあります。

こんな大きな木彫の観音像が東京の真ん中にあるなんて、驚きです。

 

ここでも観音様の前に座って、約10分ほどお祈りしました。

 

境内の庭で写真を撮り、社務所に戻って御朱印帳を受け取りました。

 

それにしても、いろんなお寺があるものですね~

でも、この日も、怪訝な顔一つされず、穏やかな気持ちで御朱印を頂くことができました。

 

これで三十三観音巡りは、33か所の内24か所終了です。

残り9か所、のんびり回って行きます。

 

 

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