自己処罰を克服する方法 | 子供と離れて暮らす親の心の悩みを軽くしたい

 

 

 

 

もしかして、あなたは自己処罰をしていませんか?

 

自己処罰とは文字どおり、自分で自分を処罰するということであり、罪悪感や後悔などの感情が強いと、このような自分で自分のことを痛めつけてしまうというような行為をしてしまいます。

 

責任感が強かったり、申し訳がないという懺悔の気持ちが強い人は、この傾向が強く現れてきてしまいがちです。

 

自分もかつてはそうでした。

 

小さな娘を残して、家を出て離婚してしまいましたので、子供のことを思い出すたびに自己処罰を繰り返していました。

 

どんなに外が青空で、まぶしいくらいの太陽が照り輝いているような天気の日でも、心の中はどんより曇っていました。

 

そんな状態をいつまでも続けてられないので、カウンセリングや自己啓発や、内観とかヒプノセラピー(催眠療法)、座禅や瞑想など色々と試していても、この自己処罰の習慣を克服することができませんでした。

 

そして最後にたどり着いたのが『祈り』でした。

 

祈りというのは、ものすごいパワーを持っています。

 

それまで、まともに祈りなどしたことがなかったのですが、やってみてその驚くような効果にびっくりしてしまいました。

 

こんなにも祈りにはパワーがあるのかと。

 

ただ、闇雲に自己流で祈れば良いかというと、そうではありません。

 

自己流ですとあまり効果は期待できません。

 

やはり、祈り方にもコツがあるのです。

 

自分が学んだ『自己処罰を克服する祈り』は、まず両手を顔の前に合わせます。

そして次の言葉を唱えます。

 

自己処罰を克服する祈り

 

「神の無限の愛、我に流れ入り給(たま)いて、

全ての過去の罪と業(ごう)とを洗い清め給(たま)うたのである。

 

今、我は完全に洗い清められ給(たま)いて、

本来、罪なきところの完全円満(エンマン)清浄(ショウジョウ)無垢(むく)なる

 

神の子に生まれ変わったのである。

 

もういかなる罪の束縛(そくばく)も受けることはないのであって

自由自在である。」

 

これを毎朝、瞑想する時に唱えています。瞑想する時に限らず、自己処罰をしてしまった時に思い出して、この祈りを何回か唱えてみると良いです。

 

ただ、一回や二回祈ったからといって、すぐに自己処罰をしなくなるということはありません。

 

あなたが今までどのくらいの頻度と深さで自己処罰をしてきたか、というその期間と度合いにもよりますので、一概には言えませんが、最低でも21日間、できれば数ヶ月は続けると良いでしょう。

 

徐々に薄皮が剥がれていくように、自己処罰の頻度と深さが軽くなてっていくのを感じると思います。

 

魚釣りに例えると、今までは大きな魚が釣針に引っかかって力強く糸を引っ張っていて、こちらも負けじと釣竿を戻そうとしていました。しかし、魚の力が強くて、なかなか『ウキ』が水面から出てきませんでした。

 

しかし、祈りを続けていくと、いつの間にか、釣針を垂らしていたその餌に小魚がつついて、その拍子に少し『ウキ』が沈みますが、すぐにまた水面に浮かび上がってきます。

 

このような状態にあなたの感情が変わってくるのを感じるでしょう。

 

つまり、一旦、自己処罰が始まってしまうと、今までは沈みっぱなしで、なかなか気持ち(ウキ)が水面に浮かんでこなかったのですが、祈りを続けていると、気がついたら、ちょっとだけ気持ち(ウキ)が沈んだと思ったら、すぐにまた浮かんできているという状態に変わってくるという感じです。

 

それからこの祈りの中で『神の子』という言葉があります。

 

もしかしてあなたが、キリスト教の信徒の方でしたら、ちょっと引っかかったかもしれません。

 

一般的なキリスト教では、皆『罪の子』であると教えられています。

 

ですから、生まれながらにして『罪の子』である私は、心を清くして行いも正しく生活することで、キリストを通して天国に行けるようにしてもらえる、と信じられています。

 

ですが、本来、私たちは生まれながらにして『神の子』なのです。

 

『神の子』とは神様の子供という意味ではなく、神様のわけ御霊、神様(想像主)から分かれ出た御霊(魂)であるというような意味になります。

 

私ちは、物理的には、母親のお腹の中から生まれ出てきます。しかし、魂的には、神様(想像主)とある約束を交わして、そこから分かれ出た魂が、ヒューっと、地上で妊娠中の女性のお腹の中に入ってきます。

 

この地上に降りてくる時、天国から、どの妊婦(未来のお母さん)のお腹の中に入ろうかな、と品定めしてから降りてきます。

 

あなたがお母さんでしたら、あなたは、お子さんから選んでもらったのです。

 

よく『魂が宿る』という言い方をしますが、それはこのことを指します。

 

稀に妊娠しても、魂が宿らない場合がありますが、その時は、お腹の中で細胞分裂が起きるだけで人間の体にはなりません。

胞状奇胎といって、子宮の中で分裂した細胞が人間の姿にならずに、ぶどうの房のようになってしまう病気になります。

 

子宮の中で受精した精子と卵子が、細胞分裂して人間の体になるためには、この神の子(神様のわけ御霊)である魂が宿ることが必要不可欠なのです。

 

自己処罰という感情を持っている状態というのは、神の子としての本来の姿ではないのです。

 

神様との波長も合いませんので、瞑想しても統合することができません。

 

それを本来の神の子としての状態に戻す方法として、祈りがとても有効なのです。

 

もしあなたも、自己処罰で悩んでいるようでしたら、この祈りを試してみてはいかがでしょうか?

 

きっとあなたの気持ちが軽くなってくるでしょう。