なかなか人を許せないで困っている人はいませんか?
私もそうでした。
過去に言われた言葉やされたことを思い出しては、その当時の嫌な思い出や怒りやイライラした感情などが蘇ってきてしまうのです。
最近のことならまだしも、5年前、10年前、20年前、30年前まで遡って、またその当時の嫌な思い出をリピート再生してしまうのです。
一体、なぜそんな昔のことを思い出して、またその場面を再生してしまうのでしょうか?
それは手放しができていないからです。
よく嫌な出来事が起きると、「時間が解決するからそのままほっといたらいい」、というようなことを言ったりします。
そのうち、その嫌な出来事も忘れてしまって、記憶のかなたに消えてしまうだろうから、という理屈です。
そのようなこともあるでしょう。
気づいたらその嫌なことも忘れてしまって、あとで振り返ると、「ああ、そんなこともあったな」という具合に、エピソードは思い出しても、その当時の嫌な感情は消え失せてしまっているという状態です。
しかし、心の深い意識にその嫌な感情が記憶されてしまって、手放しができない出来事もあります。
そうなると、30年前の出来事であっても、ふとした時に思い出して、また、当時の嫌な感情がふつふつと込み上げてきてしまうのです。
これは意識の力ではどうすることもできません。
いくら、その出来事を忘れようとしても、いくらその相手のことを許そうとしても、いくら手放そうとしても、とても難しいです。
では、どうやったら、手放しや許しができるようになるのでしょうか?
それは「祈り」です。
祈りの力に身を任せるのです。
祈りをバカにしてはいけません。
また、祈りというと宗教か?と警戒する人もいるかもしれません。
これは特定の宗教をさすのではありません。
あなたは、今までの人生で、一度くらいは正月元旦に神社に初詣に行かれたことあるでしょう。
その時に神社で何をしに行かれましtか?
そうです。
お賽銭を投げてから手を合わせて願い事をしたでしょう。
それが「祈り」です。
祈りにも色々な種類があります。
健康祈願、合格祈願、家内安全、商売繁盛、などなど。
今回は、その祈りの中でも、許して手放す祈り(調和の祈り)になります。
では、その祈り方は次のように祈ります。
「私は〇〇さんを許します。〇〇さんも私を許します。
私は〇〇さんを許します。〇〇さんも私を許します。
私は〇〇さんを許します。〇〇さんも私を許します。
私は〇〇さんを許します。〇〇さんも私を許します。
私は〇〇さんを許します。〇〇さんも私を許します。」
と何度か繰り返して言います。
そして、次のように言います
「私と〇〇さんとの間には何のわだかまりもありません。神において一体です。」
今度は、次のように言います。
「私は〇〇さんに感謝します。〇〇さんも私に感謝します。
私は〇〇さんに感謝します。〇〇さんも私に感謝します。
私は〇〇さんに感謝します。〇〇さんも私に感謝します。
私は〇〇さんに感謝します。〇〇さんも私に感謝します。
私は〇〇さんに感謝します。〇〇さんも私に感謝します。」
と何度か言います。
そして、次のように言います。
「私と〇〇さんとの間には何のわだかまりもありません。神において一体です。」
今度は、次のように言います。
「私は〇〇さんを愛してます。〇〇さんも私を愛してます。
私は〇〇さんを愛してます。〇〇さんも私を愛してます。
私は〇〇さんを愛してます。〇〇さんも私を愛してます。
私は〇〇さんを愛してます。〇〇さんも私を愛してます。
私は〇〇さんを愛してます。〇〇さんも私を愛してます。」
と何度か言います。
そして、次のように言います。
「私と〇〇さんとの間には何のわだかまりもありません。神において一体です。」
相手に対してのネガティブな感情が強いと、なかなか「愛してます」とは言えないかもしれません。
でも、相手を目の前にして言うのではないので、機械的に言葉に出して言ってみましょう。
すると、不思議なことが起きます。
それは、次にその相手に実際に出会った時に、その相手があなたに対して親身な態度で接してくるのです。
それまでは、その相手に会うと嫌な感情や苦手な感情が起きていたとしても、この祈りをした後に会うと相手に対する嫌な感情が消えてしまうのです。
相手もあなたに対して、挑戦的な態度であったり攻撃的な態度を改めて、フレンドリーな感じに変わってしまうのです。
また、ふとした時に、過去に嫌なことを言われたり嫌なことをされたりした出来事を思い出しても、再び怒りやムカムカといった嫌な感情が湧き上がることがなくなってしまいます。
ただ、「そんなことがあったなー」と言う程度になります。
一回で消えなければ、2回、3回と繰り返します。
騙されたと思って、この祈りをやってみてはいかがでしょうか?
また、ハワイにも似たような祈りがあります。
それは「ホ・オポノポノ」と言われているものになります。
ホ・オポノポノとは、4つの言葉を繰り返して言います。
その言葉とは、「ありがとう、ごめんなさい、許してください、愛してます」です。
この4つの言葉を繰り返して唱えることで、深い心に蓄積された嫌な感情などがクリーニングされていくというものになります。
心の浄化方法になるので、このホ・オポノポノを実践することでも、相手を許したり手放したりすることができるでしょう。
「ホ・オポノポノ」でも「調和の祈り」でもどちらを実践しても良いと思います。
あなたにあった方法で試してみることをお勧めします。