第二次世界大戦終戦時に予言されていた2020年以降の未来 | 子供と離れて暮らす親の心の悩みを軽くしたい

 

 

 

 

過去に未来を予言してきた人はたくさんいます。

 

そういう人の中で、「我はキリストの再来である。我は〇〇の再来である。」といい、霊媒などの手品的なことを行い、人を惑わす人がいます。

 

しかし、彼らはキリストの再臨では決してありません。

 

「汝ら心せよ、あらかじめ皆、汝らに告げ置くなり。」とイエスは言い、マルコ伝には次のように記載されています。

 

「そこで、イエスは話しはじめられた、「人に惑わされないように気をつけなさい。

多くの者がわたしの名を名のって現れ、自分がそれだと言って、多くの人を惑わすであろう。

 

また、戦争と戦争のうわさとを聞くときにも、あわてるな。それは起らねばならないが、まだ終りではない。

民は民に、国は国に敵対して立ち上がるであろう。またあちこちに地震があり、またききんが起るであろう。これらは産みの苦しみの初めである。」

(マルコ伝 13章5、6、7、8節)

 

「その日には、この患難の後、日は暗くなり、月はその光を放つことをやめ、

星は空から落ち、天体は揺り動かされるであろう。

そのとき、大いなる力と栄光とをもって、人の子(イエス)が雲に乗って来るのを、人々は見るであろう。」

(マルコ伝 13章24、25、26節)

 

イエスは雲に乗って再臨する。そして、天変地異が起きる。ということが書かれています。また、そのような天変地変が起きるような危機的な時期に、妊娠中の女性や赤ん坊を抱えた女性は足手まといになるので、これからは結婚や子供を作ることは控えたほうがいい、と書いてあります。

 

「その日には、身重の女と乳飲み子をもつ女とは、不幸である。」(マルコ伝 13章17節)

 

「そのとき、彼は御使たちをつかわして、地のはてから天のはてまで、四方からその選民を呼び集めるであろう。

 

いちじくの木からこの譬を学びなさい。その枝が柔らかになり、葉が出るようになると、夏の近いことがわかる。」

(マルコ伝13章27、28節)

 

「さて、あなたがたが書いてよこした事について答えると、男子は婦人にふれないがよい。

しかし、不品行に陥ることのないために、男子はそれぞれ自分の妻を持ち、婦人もそれぞれ自分の夫を持つがよい。」

(コリント人への手紙 聖パウロ 7章1、2節)

 

そうはいっても、性欲が満たされないと性犯罪も起きてきてしまう可能性もあるので、やはり女性と男性は結婚することもやぶさかではない、というようなことも書いてあります。

 

「おとめのことについては、わたしは主の命令を受けてはいないが、主のあわれみにより信任を受けている者として、意見を述べよう。」(コリント人への手紙 聖パウロ7章25節)

 

「わたしはこう考える。現在迫っている危機のゆえに、人は現状にとどまっているがよい。」(コリント人への手紙 聖パウロ7章26節)

 

「しかし、たとい結婚しても、罪を犯すのではない。また、おとめが結婚しても、罪を犯すのではない。ただ、それらの人々はその身に苦難を受けるであろう。わたしは、あなたがたを、それからのがれさせたいのだ。」(コリント人への手紙 聖パウロ7章28)

 

「兄弟たちよ。わたしの言うことを聞いてほしい。時は縮まっている。今からは妻のある者はないもののように、」(コリント人への手紙 聖パウロ7章29節)

 

1999年7月には世界は滅亡するという予言(ノストラダムスの予言)がありましたが、現実には起きませんでした。

 

「彼から軍勢が起って、神殿と城郭を汚し、常供の燔祭を取り除き、荒す憎むべきものを立てるでしょう。」

(ダニエル書 11章31節)

 

 

ここでいう「荒す憎むべきもの」とは何でしょうか?

占領軍(GHQ))のことでしょうか?

 

また、「神殿と城郭を汚し、常供の燔祭を取り除き」とは何を指すのでしょうか?

占領軍が発令した「神道指令」のことでしょうか?

 

神道指令とは、昭和20年12月15日に占領軍(GHQ)が日本政府に対して、政教完全分離をするために、神道行事の一切を排除して国家神道の廃止を指令したものになります。

 

「その時あなたの民を守っている大いなる君ミカエルが立ちあがります。また国が始まってから、その時にいたるまで、かつてなかったほどの悩みの時があるでしょう。しかし、その時あなたの民は救われます。すなわちあの書に名をしるされた者は皆救われます。」(ダニエル書 12章1節)

 

ミカエルとは、キリスト教でいう大天使(アーク エンジェル)のことです。

神道でいえば、住吉大神に該当するでしょう。

 

「また土の中に眠っている者のうち、多くの者は目をさますでしょう。そのうち永遠の生命にいたる者もあり、また恥と、限りなき恥辱をうける者もあるでしょう。

 

賢い者は、大空の輝きのように輝き、また多くの人を義に導く者は、星のようになって永遠にいたるでしょう。

 

ダニエルよ、あなたは終りの時までこの言葉を秘し、この書を封じておきなさい。多くの者は、あちこちと探り調べ、そして知識が増すでしょう」(ダニエル書 12章2、3、4節)

 

このダニエル書の予言と似たような予言をしていた人がいます。

 

それはノストラダムスであり、1999年の7のつく時に、世紀末が起きると予言していました。しかし、この予言は外れました。

 

その後、1999年の大破壊を逃れて生き残った人類が完全に絶滅する、と解釈する人もいます。

 

「土の中に眠っている者のうち、多くの者は目をさますでしょう。そのうち永遠の生命にいたる者もあり、賢い者は、大空の輝きのように輝き、また多くの人を義に導く者は、星のようになって永遠にいたるでしょう。」とある「土の中に眠っている」とは幽霊のことであり、地上に住む人は絶滅して、幽霊だけが存在する世界になるという解釈です。

 

このような暗くて悪い解釈が実現するかどうかはわかりません。

 

なぜなら、「ダニエルよ、あなたは終りの時までこの言葉を秘し、この書を封じておきなさい」とあるからです。

 

かつて、世紀末予言をして見事に外れた宗教団体がありました。

 

今から100年ほど前、宗教団体である大本教です。

 

大本教とは、出口ナオという55歳の女性が、艮の金神(うしとらのこんじん)という神に明治25年正月に神がかりになり、自動筆記(当時は筆で筆記していたので、「御筆先」と読んでいました。)をするようになり、娘婿の出口王仁三郎とともに設立した教団になります。

 

その御筆先にはひらがなと数字で書いてありました。例えば、「59」は「ご苦労であるぞよ」という意味になります。

 

御筆先には「地震、雷、火の雨降らせて平らげるぞよ」という予言がありました。

 

火の雨とは隕石のことであり、地震、雷、隕石などの天変地変により、地上は神の天罰により平らげられてしまう、と解釈されていました。

 

そして、大本教の信徒は皆、この最後の審判の日がくるまでに、身も心も清めようと信仰を深めていきました。なぜそうしたかというと、目覚めた人や覚醒した人、汚れのない清い心を持った人が救われると信じられていたからです。

 

最後の審判の日として「明治55年5月5日は結構な日であるぞよ。」と(自動筆記)御筆先に書かれました。

 

この日に最後の審判で世界の大破壊が行われて、世の建替え立直しの日がくると、大本教の信徒は皆信じていたのです。

 

大地震など天変地変が起きたり、空から空襲が行われて、大惨事になるが、大本教のある京都府綾部市だけは守られる、と信じられていました。

 

明治55年とは、元号が変わって大正11年(1922年)のことになります。

 

また、「金本位制は世の滅びの元となり、それまでの貨幣は通用しなくなる」、と大本教の教祖の出口ナオの娘婿の出口王仁三郎は信者に語っていましたので、信徒の多くは全財産を大本教に献金していました。

 

しかし、最後の審判とされた大正11年5月5日には何も起きませんでした。

 

神様というのは、神罰を与えるというようなことは決してしないのです。

 

「神は愛なり。」

 

神様には『愛』しかありません。

 

「キリスト再び臨りて審判(さば)くとは今のことである。キリストとは肉体にあらず、「真理」である。キリストとは肉体にあらず、「光」である。肉体のわれの臨(きた)るを待ち望むな。

 

われは既にここに臨(きた)れるにあらずや。われは道である、真理である、光である。「真理」来たって虚妄(まよい)を審判(さば)き、「光」来たって暗黒(やみ)を審判(さば)き、すべての虚妄(まよい)と暗黒(くらき)とを地獄の火に投げ入れてこれを焼き滅ぼす。

 

今こそ最後の審判であると知れ。

 

されど怖るるなかれ。わが宗教(おしえ)は恐怖の宗教(おしえ)にあらず。

 

虚妄(まよい)を焼かるる者は却(かえ)って生き、暗黒(やみ)を焼かるる者は却(かえ)って光をあらわさん。

 

病(やま)いは癒(い)やされ、悩みは消えん。焼かれる者は「汝』にあらずして、「虚妄(ニセモノ)の汝』であるからである。

 

『虚妄(ニセモノ)の汝』は神より出(い)ずるにあらず、神より出(い)でざる汝は実在にあらず、実在に非ざる汝はその真相を暴露して消滅せん。

 

わが臨(きた)れるは『真』と『儀(ぎ)』と『実在』と『虚妄(こもう)』とを選り分けて、『儀(ぎ)』と『虚妄(こもう)』とを永久に非実在の中に葬りて封印を施さんがためである。」

(「最後の審判についての神示」「神示集」日本教文社)

 

キリストの再臨とは、キリストの「肉体」が天下って現れるのではなく、「真理」が天下って現れてくるという意味となります。

 

肉体に現れる病気などというのは本来ないのであって、それは虚妄(まよい)の現れであります。そのニセモノの虚妄(まよい)を葬り去ってしまうべきである、といっているのです。

 

1930年ごろから、米国のロサンゼルスのアガシャ教会というところで、定期的に降霊会が行われていました。降霊会とは、ある霊感に強い人が霊媒となって、霊を下ろしてその霊媒になった人が、その霊の代わりに語るというものになります。

 

ここで、リチャード・ツェナーという人が霊媒になって、アガシャと名乗る高級霊が降霊して次のような日本の敗戦についての予言を語りました。

 

「米国はある『いけないもの』を持っている。それは巨大な爆弾である。1945年3月3日までに、米国はほとんど一夜のうちに日本を壊滅することができるであろう。」と。

(アガシャの予言 1944年9月29日)

 

原子爆弾とは断定していませんが、「ある『いけないもの』を持っている。それは巨大な爆弾である。」と予言していました。

 

「我々はいかにすみやかに戦争が終わりに近ずくかを知って驚くだろう。7月21日にほとんど一夜にして戦争が終わる。」

(アガシャの予言 1945年5月25日)

 

また、ナチスドイツについて次のように予言しました。 

 

「ナチスドイツの空軍総司令官ヘルマン・ゲーリングについて、ある重大な発表があるであろう。ヘルマン・ゲーリングは戦争計画を遂行する重要な地位にありながら、戦争の全計画を完全にひっくり返すようなある重大なニュースが間もなく出るであろう。米国は喜ぶがドイツの人々を失望させるようなヒトラーに関する重大なニュースが間もなくでるであろう」と。

(1945年2月23日の予言)

 

この予言の後、1945年4月26日、ヘルマン・ゲーリングは辞職したという発表がニュースで流れました。彼はヒトラーと仲間割れして、ヒトラーがゲーリングを処刑するというニュースも流れました。そして5月1日にはヒトラーが自殺したと公表されました。

 

このように、アガシャは重要な事件についていくつも予言を的中していきました。

 

しかし、世紀末の日が起きるとは予言をしていませんでした。アガシャは終戦後の将来について次にように予言していました。

 

『新しき世界は、この地上には1965年以降に建設されるだろう。そしてそれは非常に平和な時代であり、人々はその変革の準備として地上を浄化するために、地獄の苦痛のごときものを経過するであろう。

 

黄金時代は確かに着つつあるが、それが訪れる前に人々の生活には大きなショックが与えられるはずである。

 

多くの不思議な出来事が現れ、人々はそれによって自分自身の中に神の力があることを悟り、目を覚ましてくるであろう。

 

1965年までの期間は、多くの人々が新しき神意(神の御心)、偉大なる世界同胞的理解のために働く時期である。

 

1965年から2020年の間に無限の進歩の時期が訪れる。新しきアトランティスが建設されるであろう。」と。

 

アトランティスとは、大昔に大西洋の真ん中にあった大陸であり、現代文明よりはるかに高度な文明が栄えていました。

 

ノストラダムスは、世紀末が1999年7月に訪れると予言していましたが、この予言と全く異なる予言をアガシャはしていたのです。

 

「1965年と2020年の間に無限の進歩の時期が訪れる。2020年以降は、地球上に地上天国が現れ、神が全ての神の子たちのために計画した生活が訪れるのである。

 

それは人間が自然の力によっておこされる大動乱を避けることができるという意味ではなく、人間はそれをよくよく理解しそのいくらかを支配し、支配できない変動を抑えるにはどうしたら良いかということを、哲学的あるいは科学的に知るであろう。

 

それに付随して、重大な気候変化が起きる兆しが米国やその他の国々にも見られるであろう。」

 

1965年の新時代の開始について、さらに詳細な報告については、アガシャやその他の指導霊達によって、次のように語られている。

 

「政治的にも経済的にも、世界はもっとも楽観的な理想家ですらも予想することができなかったほどに完全に組織されるであろう。

 

完全に全権を委任され、しかも個人と集団とも発展の権利を確保している一つの世界政府が米国を中心にでき、その国民とともに世界を指導して新しきアトランティスの役割を米国が演ずるであろう。

 

この資格において米国は、世界の他の国々の模範となるような、技術的社会的進歩を遂げるであろう。

 

個人や階級や住民の奴隷化や抑圧が取り除かれるだけでなく、貧乏や戦争も取り除かれるであろう。

 

教育者が人間は宇宙的生産者であり、単に彼の人生の上に直接関係をもつ現世や環境の生物ではないということを認めるようになったとき、教育は根本的な一大変革を起こすであろう。

 

ラテン語に語源をもつ新しい言語が、全世界に普及し多くのヨーロッパや他の国の国語に取って代わって、それらを過去の主要語に取って代わるであろう。

 

この世界語は簡単で容易に学ぶことができるものであり、表現力が豊かであって、数千年も続いて何代も受け継がれていく言語となるであろう。

 

経済的には世界は、一種の資本主義形態と銀行形態を持ち続けるであろうが、非常に変化し改良されて全ての人々の利益となるように理想化されるであろう。

 

個人の自由を失うことなく、全てのものは正しく保護され充分供給されるであろう。

 

各人は儲け続け儲けたものを蓄えるであろう。個人は自分が欲するならば、どのような活動をすることができるであろう。全てのものが一つの偉大な理想の元にあって、我々が現在経験しているような政治的争いはなくなるであろう。

 

人々はお互いに非常に親密になり、自分自身を世界および人々に適合させることを学び、お互いに助け合うことを学び、まさにキリストの心を実現することを学ぶようになるのである。

 

このようなことが成就されろことが、来るべき時代である。

全世界に理解と世界同胞主義がみなぎるであろう。

人々は、ついで彼らが学んだことを美しく表現するであろう。

 

戦いは消滅するであろう。欠乏は抹殺されるであろう。

 

刑務署や慈善設備は空になるであろう。人々は疑いや憎しみの要望は持たずに、愛深き微笑を持ってお互いに挨拶するであろう。

貪る必要は少しもないので、彼らはもはや貪らない。

 

彼らは全ての必要物を持っているために、お互いに奪い合うことはないであろう。人は命を愛するがゆえに、命を傷つけることはしないであろう。

 

原子力は、人類を滅ぼすためではなく人類を向上させるために用いられるであろう。夫人と青年とは、科学と社会の進歩のあらゆる部門に、大きく参画するようになるであろう。

 

夫人と青年は未経験であるにも関わらず、過去において持っていたような通俗的な実力以上のものは持たないであろうが、美しい調和したやり方で本当の意味での平等の状態を保つようになるであろう。

 

米国では、未来の10年間で一人どころかそれ以上の大統領が出ることになるであろう。

 

子供や青年もまた世界中で大きな力を持つようになり、多数のものが優れた心霊能力を示すであろう。

 

この変革と進歩の時代に生まれあわせた人々は、非常に幼少でありながら人生の深い意義を理解するであろう。


ロサンゼルスは哲学研究の世界最大の中心地の一つとなり、全世界から南カリフォルニアへ幾千人もの人々が集まってくるであろう。そして南カリフォルニアのある山の頂上に一つの大きな建築物「霊的記念館(地震に耐えうるほどの充分に強力な建築物)」が建てられ、そこではちょうど七千年の昔に、エジプトの大ピラミッドの中で行われたように、神秘的研究が行われ、その時代の記録が供託されるであろう。』

 

ノストラダムスの恐ろしい世紀末予言ではなく、アガシャは非常に明るい未来を予言されていました。

 

今、2020年の半ばを通過中の私たちは、果たしてどのような未来が待ち受けているのでしょうか?

 

ワクワクして楽しみであります。

 

参考図書

「天と地を結ぶ電話」J.クレンショー著、 谷口清超訳

「予言の的中とその限界」谷口雅春