おばかパパの懺悔2 | 子供と離れて暮らす親の心の悩みを軽くしたい
ある日、父親から一通のメールが届きました。
そのメールには父親が昔書いたメルマガが添付してありました。



そのメルマガは父親が昔、仕事を辞めて社会保険労務士とて独立開業をした当時を
振り返り日記調に書いたものでした。



そのメルマガでは、自分が7才で弟が4才の時に独立をしたと書いてありました。
今、自分の娘は上が7才で下が4才です。
なぜか状況は一致しています。



開業当初、自分と弟は学童保育と保育園に通う事になりました。



父親は、子供が学童保育や保育園に通わさなければならないのを、
何とかして解消したい、といったやむにやまれぬ理由で、仕事に打ち込んでいたようです。



数ヶ月後、仕事に出ていた母親を辞めさせ家にいるようにし、
自分が学童保育、弟が保育園に通う必要がなくなりました。



そのメルマガを読んで、自分を振り返りました。



一体自分は何をやっていたのだろうか?



そして、涙が出てきました。



娘が小学校に通い始めてからも、年に何回かしか家に帰らず、
家にいない時は当然、子供の送り向かえもしませんでした。



子供が学童保育に通わすなんてかわいそうだ、
自分ががんばらないと、といった発想がなかったのです。



しかも娘は私立に通っているため電車通学をしています。
夕方は小学校から学童保育、学童保育から柔道教室にいったり、小学校からバレエ教室に行ったり、ピアノ教室にいったり、と忙しい日々を送っています。



その送り迎えは誰がしているのかというと、娘が自分で駅から歩いて行っているのです。



娘が私立に行くことになる前に、小学生に電車通学は絶対反対、
と自分は嫁に言っていたのですが、
まったく聞き入れられませんでした。



でも、そのような生活をしている娘に対して自分は何もしてやれなかったのです。



いや、やれなかったのではなく、やらなかったのです。



同居ができなくても近所にアパートを借りれば送り迎えは自分ができたのです。



何でそれをしなかったか?



全くお恥ずかしい、おばかな父親です。



しょうもない意地を張っていたのでしょう。
すべて嫁が悪いを決めつけていました。



じゃ、お前は子供に何をしてあげたの?



と自分に問いかけると、何もしてあげていませんでした。



長女は一時、パパのことを叔父さんと言ったりしていました。
これは嫁に洗脳されているからだと思っていましたが、いや違う。



自分が、娘に対して父親として何もしてられなかったから、
こんな荒んだ心になってしまったんだ、と反省しました。



まったくおばかな父親です。
情けなくなります。



あなたの反面教師としてください。
もし、あなたが小さなお子さんをお持ちなら、
決してこのようなおばかな父親にならないように。