先日、日本にいる家族のところに帰りましたが、その際、娘が何気なくこんな事を言いました。
「パパさ~、日本で仕事してよ」
「何で?」
と聞くと
「だって、そうしたら、しょっちゅうパパと会えるじゃない」
これを聞いて嬉しくなりました。
今まででしたら、このような娘のたわいない言葉を聞き流していましたが、
ちょっとこの時は考えてしまいました。
過去にも娘の言葉を無視したため、あとで後悔した事が何度もありました。
例えば、別居生活を始める際、娘は
「パパ、行かないで」
と泣いて訴えてきました。
何で、この時に、別居することをやめなかったのだろうか?
「どんなに辛くても、パパは娘を残して家を出て行ったりしないよ」
となぜ、言えなかったのだろうか?
後悔しても後の祭りです。
日本に帰国しているとき、娘からDVDに録画したいテレビあるのでパパ設定して、
と頼まれました。
そして、次の日に娘と一緒にそのドラマを見ました。
そのタイトルは「マルモのおきて」という番組でした。
始めは何気なくみてましたが、何だかドラマの内容が自分の状況と似ているので、
びっくりしました。
ドラマでは、小さな子供を残して家を出て行ってしまったが、
その後、子供のことを思い、何度も後悔している母親が描かれていました。
その母親は小学校の運動会に隠れて見に行ったり、
その帰りに、娘から、「おばさんはお母さんですか?」
と聞かれ、動揺しながら「違うよ」という母親。
それを見て、何で素直に「ママだよ」と言えないのか。
何で素直に「子供と一緒に暮らしたい」と言えないのか。
意地やメンツがあるのでしょう。
だから、自分の気持ちに素直になれないのでしょう。
その母親を見て、自分の今の状況に重なりました。
自分に課した、くだらない決め事は捨ててしまい、
自分に素直になればいいのです。
子供にとってもそれが一番です。
パートナーに対してのくだらない感情など捨て去り、
自分は子供に対して何をしてあげられるのか、
と問いかけてみればいいのです。
全くおばかな父親です。
反面教師にしてください。
決して同じような事はしないように。