子供があることで悩んでいました。
誰に相談しても、話を聞いてくれません。
わらをつかむ思い出親に相談しました。
その親は子供の話を聞いた後すぐに言いました。
「我慢しなさい」
人は、相手が話している間、次に自分が話す内容について考えています。
相手が話している内容は右から左に流れて行きます。
そして、話し終わったと思った瞬間、自分が話したくて仕方が無い事を話し始めます。
ひどい場合は、いままで相手が話した内容と全く関係ない話を始めます。
これは、無口で話ベタな自分のような人にはあてはまりませんが、大抵の場合は該当するのではないでしょうか?
先ほどの親から「我慢しなさい」と言われた子供は、絶望感に襲われます。
奈落の底に突き落とされたように感じます。
誰にもまともに話を聞いてもらえず、親からも相手にされない、それどころか「我慢しなさい」と有難いお言葉までもらってしまったのです。
その子供は、立ち直ることができるでしょうか?
ある人は自殺してしまうかもしれません。
また、ある人は自暴自棄になり無差別殺人をしてしまうかもしれません。
凶悪犯罪をした犯人の供述で、
「親に悩みを相談したけど相手にしてもらえなかった」
と言う人がいると聞きました。
子供を犯罪者にしたいですか?
子供に自殺してほしいですか?
誰もそんな事を望む親はいません。
でも、子供から相談されても
「何言ってるの、我慢しなさい。」
「まだあんたは若いんだから」、
「その年でそんな事で悩んでどうするの?」
などと言ってしまいます。
要注意です。
子供は今まで散々悩み我慢してきたのです。
どうにも解決出来ずに、わらをつかむ思いで親に相談してきたのです。
親の態度一つで、子供を奈落の底に突き落としてしまうのです。
では、どうリアクションすればいいのでしょうか?
それは一言
「うん、わかるわかる」
というのです。
このたった一言を言うだけで、相手は救われるのです。
「うん、わかるわかる」
これは、相手の主張したい内容がわかった、と言う意味です。
決して、相手の主張に同感していっているわけではありません。
人によっては、法律にふれるような反社会的な主張をする場合があります。
でも、だからといって相手のその主張に同感する必要ありません。
ただ、「あなたはこういうことを主張したいんだね」という意味で、
「うん、わかるわかる」というのです。
それから、「でもね、」と続けるのです。
子供の主張をジャッジするのは簡単です。
また、親はすぐジャッジしたがります。
そのジャッジする前に「うん、わかるわかる」と言うのです。
そうすれば、子供は自殺することも、犯罪者になることもなくなります。
ヒプノセラピー/潜在意識への扉

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