以前、身体障害者の社会復帰するための施設で働いていた人から、こんな事を聞きました。
足が不自由で車いすに乗っていると、
街で「がんばって生きるんだよ」
と言われてお金を渡された人がいました。
その人は別に
「人から同情されるようなことはない」、
と言ってお金を受け取りませんでした。
恐らく、その車いすの方は劣等感を感じたのでしょう。
ただ、事故や病気のため二本足で歩けなくなっただけなのです。
その身体障害者の施設で働いていた元職員の人は、
健常者と何ら変わりなく接していた、と言っていました。
一方、自分の子供に対して、かわいそうだねと同情する親がいます。
喧嘩して負けたとか、テストで悪い点数をとってきたとか、試験に落ちたなど、理由はさまざまです。
その度に、「あんたはかわいそうな子だね」と言うのです。
その子供は五体満足な体の持ち主です。
親から「あんたはかわいそうな子だね」
と言われ続けると子供はどうなるでしょうか?
うれしくて飛び上がるでしょうか?
いきいきと目が輝くでしょうか?
元気はつらつな笑顔になるでしょうか?
「あんたはかわいそうな子だね」と言われて育った子供は、
どんよりと重苦しく、暗い気持ちになります。
そして、劣等感を感じてしまいます。
会うたびに繰り返し「あんたはかわいそうな子だね」と子供に言い続けると
子供の潜在意識にしっかりと「かわいそうな人間」という情報が刷り込まれて行きます。
そして、本当に「かわいそう」と周りから同情されてしまうような人生を送る事になるのです。
会うたびに「かわいそうな子だね」と同情する事は親の愛情でしょうか?
劣等感を与える事が親の愛情なのでしょうか?
子供に同情するのではなく、一歩引いた立場で見守ってこう言うのです。
「喧嘩して負けたって、試験に落ちたって、関係ない。
あんたは私にとって一番の子だよ、最高の子なんだからね」
子供は気持ちが楽になり、明るくなるでしょう。
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