はじめに | 子供と離れて暮らす親の心の悩みを軽くしたい
これは、自分が2人の娘の子育てに関わる間に感じた事を書き綴ったものです。また、親から受けたコンプレックスを反面教師として60の気付きとしてまとめました。

 昔、新聞で次のような内容の記事を読みました。
 父親思いの子供たちの話です。父親は肺がんで仕事もできず、金沢の病院に入院していました。その子供が、父親の病気を治すため、東京に上京してきました。丸山ワクチンをもらうためです。まだ小学1年生の姉と3歳の弟でした。病院の紹介状は持っていましたが、頼る人は誰もいません。お金も持っていませんでした。東京のある病院で、宿泊場所がなくお金もないので、その姉弟は途方に暮れていました。そんな時、ある男性が、その小学生に話しかけました。事情を聞き、不憫に思ったその男性は、食事の世話をし、お金を分け与えました。ワクチンをもらった姉弟は「これでお父さんの病気もよくなる」と喜び、上野駅でその男性と別れました。
 この姉弟は「父親の病気を治してもらいたい」という思いだけで、金沢から東京まで電車に乗ってやってきました。何のアテもなくです。
 子供はみんなこのように純粋な心を持っています。実際、このような行動をとるかどうかは別として、子供は父親母親が大好きなのです。しかし、親が接し方を間違えてしまうと、親子の関係はぎくしゃくします。人に感謝ができない子供になったり、相手を思いやる事ができない子供になってしまいます。また、極端な例ですが、親を殺してしまうような子供が出てきてしまうのです。

 以下は、「父母恩重経」からの引用です。
 吾が腹から心せよ。
 山より高き、父の恩。海より深き、母の恩。
 —————
 非母の我が子を、思うこと、この世に並ぶものはなし。
 始めて胎を受けしより、唯、胎児のために、祈るなり。
 —————
 己れは寒さに、凍えつつ、着たるを脱ぎて、子を包み、
 甘きは吐きて、子に与え、苦きは自ら、喰らうなり。
 ————- 
 もし、子、遠く、行くあらば、帰りてその顔見るまでは、
 出でても、入りても、子を想い、寝ても覚めても子を想う。
 -————
 美しきは皆、子に与え、父母は、古きを選ぶなり。
 己れ生ある、そのうちは、子の身に代わらんこと想い、
 己れ死に行く、その後は、子の身を護らんこと願う。
 -----
 ああ、有難き、父の恩、子は如何にして、報うべき。
 ああ、有難き、母の恩、子は如何にして、報ずべし。

 親の子を想う心というのは、無償の愛なのです。自分の事は顧みず我が子の為にと、愛情を注ぐものなのです。


 自分は中学生の頃から、おやじから受けたコンプレックスで悩んできました。20代の頃は、自分に対して「甘やかすな」「干渉するな」「過保護にするな」と何度もおやじに訴えました。過去、数万円もするような自己啓発セミナーやCDを購入し、心の葛藤が解決するものを探し求めてきました。200冊以上の書籍を読んでも、なんとなくわかったような、わからないような、そんな状態を続けてきました。
 そんなときに、ふと書店に立ち寄り手に取った本がありました。この本を読んだとき(付録のCDを聞いたとき)、心の中の膿がなくなっていくような感覚がしました。30年近く悩み続けてきた心の葛藤が、たった1冊の本で一気に解消してしまったような感じでした。

 その後、頭のなかを浮かんでは消え、浮かんでは消えたりしていた心の葛藤を文章にしてみようと思いました。
 また、このような親に対する恨みや反骨心のようなものを書いていいのだろうかと悩みました。このような問題は自分の中で解決するべき事である、と考えてきたからです。
 何だかんだ言っても、自分を育ててくれた親です。自分は親に対して、経済的にはもちろん、いろいろ心配や迷惑をかけてきました。
 ですが、自分と同じように、親から受けたコンプレックスで悩んでいる人がたくさんいるはずです。問題解決の糸口が見つからず、長い間苦しんでいるかもしれません。
 そんなあなたの心が少しでも軽くなってくれれば、ありがたいです。



ヒプノセラピー|ネガティブ思考から解放したい人、癒しの国ハワイで、
潜在意識にアクセスして、年齢退行、前世療法などのヒプノセラピーを体験してみませんか?