父親が酒飲みで、夜になると毎日のように子供を殴るという場合があります。これは仕事でのストレスの憂さ晴らしをしているだけです。弱い立場の子供に対して当たり散らしているのです。そのようなことをする父親はたいがい、子供の頃、父親から同じようなことをされています。子供を殴るのが伝統となっているのです。このような悪い伝統は断ち切ってください。
自分は、中学生のころ、毎日のようにおやじから暴力を受けていました。おやじはお酒が大好きで毎日ビンビールを数本飲んでいました。そのビンを開けるための、ブリキ製の巨大な栓抜きが家にありました。おやじは自分のことを、毎日のようにその巨大なブリキの栓抜きで叩きました。自分としては、よくわからずに叩かれていたのです。
中学生となると、反抗期の時期であり、親と仲良く話しをするということが、面倒に感じる時期です。親が、自分になにか話しかけてきても「ふーん」と相槌を打つだけです。そうすると「親に対してその態度はなんだ」、「生意気だ」と言って毎日叩かれました。
また、おやじが何か自分に聞いてきた時「知らない」と答えただけで、いきなりこぶしで顔面をぶん殴られたりしたこともあります。知らないから、ただ「知らない」と答えただけなのに、いきなり何の説明もなくこぶしで顔をぶん殴られたのです。そんなおやじが怖くてしかたがありませんでした。また、同時におやじに対して反骨心も芽生えました。自分は、叩かれる理由が全くわからなかったのです。あるとき、理由を聞くと
「理由なんてない。親は、子供のことを叩きたくなったら叩くのだ。」
とよく言っていました。
子供に話しかけた時「ふーん」と言われたからといって「親に対してその態度はなんだ」、「生意気だ」と言って叩かないでください。それは、反抗期の症状なのです。子供の成長過程なのです。親を馬鹿にしているとかではないのです。また、「親は、子供のことを叩きたくなったら叩くのだ。」と子供にいうのはやめてください。子供はサンドバックではありません。
親は仕事上で受けた劣等感を、子供に植え付けないでください。それは子供には全く関係ない話です。また、親には、子供を殴りたくなったら殴っていい権利はありません。そのような事を子供に言い、「親は子供を理由なく殴る権利がある」と主張するのは、全く未熟な親のすることです。
子供は、親の劣等感を植え付ける対象ではありません。親がそんなことをしていると、子供は、生きる希望と勇気が萎えてしまいます。また、元気もなくなり、自分に自身がもてなくなってしまうのです。
ヒプノセラピー/潜在意識への扉
あなたについてる事が津波のように押し寄せますように

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