子育ての悩みから解放30 三つ子の魂100まで | 子供と離れて暮らす親の心の悩みを軽くしたい
 
 心理学でボーダーライン障害(境界性人格障害)というものがあります。これは人格障害の一種です。症状としては、「見捨てられないように過剰に努力し、排他的に二者関係にしがみつこうとする。些細なことで爆発的にかんしゃくを起す。涙を流して深く反省する。」などです。その原因は乳幼児期の母子関係にあるのではないかといわれています。

 3、4歳の子供が、母親に対して激しく怒りを表すことがあります。子供がかんしゃくを起こすのをみて、はじめ親は驚きます。親は必死になって子供をなだめようと努力します。必死になってなだめようと努力すればするほど、子供のかんしゃくは激しくなります。このようなときは「放っておく」のがいいです。
 また、親が子供を叱った後しばらくして、その子供がフレンドリーに親に話しかけてきました。そのとき、親がまともに相手しないと子供は激しくおえつしながら泣きました。子供にとって、「親から見捨てられた」と感じてしまうのです。
 乳幼児の頃に、十分に母親と一緒に過ごす時間をとっていた子供は「親から見捨てられた」と過剰に反応することはありません。しかし、いきなり慣れていない一時保育に預けてしまうと子供はどう感じるでしょうか?十分慣らし期間を経験しないで、突然知らない人に預けられるのです。それまではママと常に一緒だったのに。その子供は、「親から見捨てられた」と過剰に感じてしまうようになります。
 今の時代、共働きの親は珍しくありません。0歳児から保育所に預ける親もいます。経済的に会社をなかなか辞められない、あるいはもっと仕事したいなど、さまざまな事情があるでしょう。しかし、可能な限り、乳幼児期の赤ん坊となるべく多くの時間をともにしてあげてください。
 自分の場合も共働きですが、娘が1歳6ヶ月になるまで嫁が会社を休み育児に専念しました。
 「三つ子の魂100まで」とは言い古された言葉です。しかし、古くから残っている言葉とは、真理を言い当てているということです。子供の人格を障害なく育てていくためには、この時期、特に1歳までは重要です。可能な限り、親は乳幼児の赤ん坊と一緒に過ごしてあげてください。

ヒプノセラピー/潜在意識への扉
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