子育ての悩みから解放27 勉強は朝が一番 | 子供と離れて暮らす親の心の悩みを軽くしたい
 勉強する時間帯が、朝方タイプの人と夜型タイプの人がいます。どちらがはかどるかは人による、という考えがあります。しかし、ホルモンのバランスからいうとやはり朝が一番はかどります。また、朝は頭も疲れていないので、自然と頭の回転もよくなります。
 自分の場合ですが、高校大学と受験勉強していた頃は、夜型でした。自分は低血圧ということもあり、朝は起きられないと思っていたからです。浪人中は、午後3時頃から夜8時頃まで睡眠をとり、夕食後朝8時まで勉強するという変則的な生活をとっていたことがありました。ただ、この生活リズムは体を壊してしまいました。
 人間が一番深く眠りにつく時間帯は、夜10時頃から夜中2時頃と言われています。これは月に満ち干きと関連しています。この時間帯に起きていると、いくら長く睡眠時間をとっても、眠気がとれず、頭がすっきりしないということになります。逆に、この夜10時頃から夜中2時頃にしっかり睡眠をとると、たとえ睡眠が短時間でも、眠気がとれ頭がすっきりします。
 サーカディアンリズムからいっても、この時間帯に起きているという事は、体と頭によくないのです。
 頭の中に分泌されるホルモンとして、アドレナリンというものがあります。これは、体を酷使したときなどに出ます。また、誰かが襲ってきたら、それに立ち向かうためにアドレナリンが頭の中に出ます。さらに、積極的な感情になる為にもこのアドレナリンは効果があります。
 このホルモンが自然と分泌される時間帯があります。それが、早朝なのです。中島孝志氏は次のように述べています。「このホルモンは1日中分泌されているが、その量は時間によって異なる。そのピークが朝7時であり、深夜の三倍。つまり、人は午前7時に最もやる気がでるように、あらかじめ設定されているのである」(「朝4時起きの錬金術」プレジデント社)
 積極的な感情で、頭がすっきりしている時間帯が早朝ということになります。この時間帯を有効に使わない手はありません。
 「そうはいっても朝苦手なんだよ」、という人は多いと思います。自分も苦手でした。早起きする為には、まず早寝です。それも夜10時前、できれば8時頃には床に就きます。そして、朝目が覚めたら体を起こします。そのまま、布団の上で横になっていると二度寝してしまうからです。そして、シャワーを浴びるといいです。アメリカ人は朝シャワーを浴びる習慣があります。日本人なら朝風呂でしょうが、早朝からお風呂を沸かすのも面倒です。沸くまで待っている時間。また布団に入ってしまうかもしれません。シャワーで十分です。これを習慣にすると、自然と早起きが出来るようになります。
 元々早起きの人は問題ありませんが、子供にも早起きの習慣を身につけたほうがいいです。そして、早朝に勉強や本を読むことを習慣にすれば、学力はもちろん、生活態度が変わって行きます。いらいらしたり、キレやすかった子供が、落ち着きを取り戻すようになるかもしれません。

ヒプノセラピー/潜在意識への扉
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