★誰もが悩みもがきながら、自分の道を模索している | *あいのひろ~心のドアをノックして 

*あいのひろ~心のドアをノックして 

青山学院女子短期大学英文科卒。伊藤忠商事入社。東京都公立小中学校でメンタルサポート4年間従事しカウンセラー養成学園を設立。千人以上のカウンセラー輩出。武蔵野大学通信教育部人間科学科・人間科学心理学に入学し心理学士号取得。著書3冊。行政依頼講演も手掛ける。

NHKオンデマンドで

『プロフェッショナル 仕事の流儀』
を観るのが楽しい今日この頃。


先日はエヴァンゲリオンの監督の
庵野秀明さんが出ていました。
 


彼は、ジブリの宮崎監督からも

「あいつは宇宙人だ」と言われるくらい正直で、

嘘がなくて、ありのままの子供みたいな人でした。

エヴェンゲリオンの作品のためには

命を投げ出してもいいというくらい

「普通じゃないもの」

「今までにないもの」
を創りたいともがいている様子が画面からにじみ出ていました。

 

実は彼のお父さんは事故で片足をなくし、
「どうしてこうなってしまったんだ」と

ずっと世間を恨んでいたそうです。
 

そんな父親を肯定したいという思いから

「人は欠けててもいいんだ」というメッセージを

作品の中に込めているそうです。


彼が描く登場人物に
「何かが欠けている」人たちが多く登場するのは

そういう理由があったからなのです。

 

 

 

強さと弱さ、脆さと堅さ
その両極端を併せ持ちながら

作品創りに向かうその情熱の凄さが

彼、庵野さんの魅力なのだなと思いました。

 

 

そしてもう一人、
本木雅弘さんも出ていました。

 

彼の演技はアカデミー賞を獲るくらい

高い評価を得ているにもかかわらず

本人は全く自分に自信がなく、

コンプレックスの塊だと語っていました。

 

どういう風に周りから見られているかをずっと気にしながら、

日常生活も、そして演技の中でも過ごしていると・・。

 

『50過ぎてから、踏み迷っている感じがして。

今までは樹木さんや内田さんが

自分の近いところに居てくれたことが

大きな後ろ盾だったと思うんです。


自分がつまらなくても、

樹木さんが面白かったり、

内田さんが破天荒だったりして。

 

そういう身内の背景があるのに、
蓋を開けたら僕は割とつまらなくて地味な人間なので、

アピールできるところがない。
やっぱり義母のようにはなれん』と。
 

 

奥様曰く
結婚して25年なんですけど、まだまだ分からないです。

いまだに異星人です。

 

すごくネガティブで、それをどこまでも掘り下げてて、

それは真逆で言えばとてつもなくロマンチストで、
全く見えない星の先の先まで、憧れを抱き続けている。

 

誰しもが矛盾を孕んで生きているんだけど、

あそこまで矛盾を確認している人に会ったことがない」と。

 

彼は自分の演技をみながら

「言いづらいセリフもね、ありえないセリフもね、
ちゃんと言えなきゃ、ダメだよねー」って言っていました。
 

 

人はみな、強さと弱さを併せ持っている。

完璧な人なんていないし、

欠点がない人も
弱さを持っていない人もいない。

誰もが悩みもがきながら、自分の道を模索しているんですね。

 

人はみんな違うし、

違うからこそ愛おしい。

 

そんな違いや欠点や弱さこそが
人間の魅力なんだなあと
プロフェッショナルを観ていて改めて思いました。

 

 

心理学士 あいのひろ


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