椅子車じゃおかしいですか? -6ページ目

「不意打ち」

不意打ち(Lady in a Cage 1964米)


$椅子車じゃおかしいですか?




ヒルヤード夫人(オリビア・D・ハビランド)は息子マルカム(ウィリアム・スワン)と、附近の品の悪さと対照的な大邸宅で世間と交渉を絶って暮らしていた。ある夏の日、マルカムはいつものように置き手紙をして出かけた。夫人は彼の出かけた後でそれを読むのを楽しみにしていた。だがその日の手紙は遺書だった。読み忘れて、2階に行くエレベーターに乗った。夫人は腰を痛めていたため、階段を使用できなかったのだ。エレベーターは3mほど昇って突然止まった。非常ベルを鳴らしたが、誰も来てくれない・・・(MovieWalker)


日本未公開(たぶん)でDVD化もビデオ化にもなっていなく、WOWOWにて映画マニアの町山智浩セレクションにて放映されたレアな作品。「風と共に去りぬ」のオリヴィア・デ・ハヴィランドが円熟期にこれまでと違った境地で演じたサイコ・スリラー。


車の通りの激しい場所に面した邸宅で息子と二人で世間から孤立して生活しているんだけど、いきなり外の過剰なまでの喧騒と邸宅内の静寂の演出がこの後に起こる恐怖の序章になっていて、出かける息子を見送ってから足腰を患って杖を使っているヒルヤード夫人は資産家の家らしくエレベータ完備。


「じゃーね、ダーリン」「いい時すごしてねダーリン」なんて気持ちの悪い親子。

2Fへあがるときにいきなり電線の不調から停電してしまう。
快適に動いていたファンもクーラーも・・・



鉄格子の入り口のエレベーター、中2階で止まった姿はまるで「鳥かご」。


$椅子車じゃおかしいですか?




一向に動かないエレベーター、孤立して生活してきて息子に頼りきりだった夫人にしてみればなかなか押したくない「緊急用ベル」、ついに押して助けを呼ぶが外の喧騒で近所や通りからはまったく気づかれない。


ふらふらと歩き近づいてきたアル中の浮浪者ジャック、ベルに気づいてフラット家に入り状況を把握、数点ものを盗み出す。


ここから娼婦のおばちゃんに協力を依頼し再び戻る。しかし、その行動を見ていたどうしよーもない院から出たばかりの不良でサイコな3人組が進入、最初は豪邸に浮かれてキャッキャしてたがリーダー格のサイコ野郎(ジェームズ・カーン)が「顔は見られてないけど声を聞かれたし、こいつら殺しちゃおうか?と言い出してから急展開。

アル中を殺した後、次は夫人めがけエレベーターに乗り移る、金庫のありかを探っていた子分が息子の置手紙を見つけて読み上げる...




「...、もう母さんとは暮らせない、自殺する」と。



ここからが、別の悪いやつらが着て金目のものを盗んでいき、サイコ3人組はぼこぼこにされて縛り上げられ、そのすきに脱出しようとして床に落ちる夫人...


さて無事に逃げられるのか?




ヒッチコックの「サイコ」からかなりインスパイアされたような映画、事実母親に抑圧された息子というバックグラウンドは同じでこの時代、アメリカ社会では問題になっていたらしい。
このころから続く問題なんだね。。。


ジェームズ・カーンのサイコっぷりはモノクロ通してより拍車がかっていて賛否あるらしいがすごくよかったと思う。この後、ゴッドファーザーのソニー役得てるしね。

オリビア・D・ハビランドも「風と友に・・・」のメラニーから一転、ある意味サイコな夫人役で別境地を演じていてすんごくよかった。


$椅子車じゃおかしいですか?





この作品、英国で34年間上映禁止だったらしいけど、なぜ? 時計仕掛けのオレンジ上映したやん?とツッコミ入れたかった。。。

あれ?時計仕掛けのオレンジもひょっとして禁止されてた? あとで調べてみるかな。。





パブリックドメインなのかユーチューブで視聴可能になっていています!(字幕無し:9ファイルに分けられて)

不意打ち-Youtube file01

「クラシコ」

まであと1時間・・・と思ってたら朝6時キックオフだって。。

勘違いした。

眠い、一旦寝よう。。



正夢で5-0バルサ勝利をセットして。



$椅子車じゃおかしいですか?




去年のホームの。

ジェフレンいないんだった...

「ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」

「ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」



椅子車じゃおかしいですか?




郵便局員のハーブと、図書館司書のドロシー、夫婦共通の楽しみは現代アートのコレクションだ。
選ぶ基準はふたつ。


「自分たちのお給料で買える値段であること」


「1LDKのアパートに収まるサイズであること」


慎ましい生活の中で約30年の歳月をかけコツコツと買い集めた作品は、いつしか20世紀のアート史残す作家の名作ばかりに!そんなふたりに、アメリカ国立美術館から寄贈の依頼がやってきて……。




ハーブ&ドロシー・ヴォーゲル夫妻のドキュメンタリー。




気付けば約4700点も所蔵していて今ではビッグネームの計り知れない価値のあるものが・・・


狭いアパートに作品と猫や亀たちに囲まれて、決してとても豊かではないけど1つでも売れば劇的に変わる暮らしなんて興味なしとばかりに作品をさらに増やしコレクションし続ける二人、がまさにアートな生き方。



買値をめぐっては若手アーティストとの間でディスカウントを交渉して大概アーティストが根負けしてるようで、中には「悪く」言うアーティストもいるようだけど、多くのアーティストのマスコット的存在で、今では相手から作品を送られてくるようでもちろん送り返す。夫妻は自分たちの心に届く美しい作品のみコレクションしているんだ。


価値観、幸福観、人生観と興味深く、さらっとかっこよく生きるハーブとドロシーにはとても共鳴するけどなかなかまねはできない。



元公務員であるハーブ&ドロシーは、その膨大なコレクションを自分たちの死後、ワシントン・ナショナルギャラリーに寄贈すると決めてすでに受け入れを始める作品の「面接」を受けたがあまりに数が多くて数箇所に分けて展示保存されることに。 ナショナルギャラリー側ではやはり「寄贈」ということにもうしわけなさを感じ、誠意ということで健康に問題が生じたりアパートを追い出されたときに生活に困らないほどの「謝礼」を渡したんだけど、数年後にはせっかく広々した暮らしやすくなったスペースは作品で埋もれ「元」に戻ってしまって・・・(・_・;)


こんなところにもいいなーと思う。


ちょっと方向性近し。



パソコンではなく、多分昔で言う「パソコン通信」のようなので気長にメールをしていたドロシー、「これが一番安いてつかいがっていいの」といってたドロシ-だけど、映画の最後にMacショップでマックブックを買いにきていて店員とのやり取りにちょっと≧(´▽`)≦笑った!


オフィシャルサイト:http://www.herbanddorothy.com/jp/