【洋楽】70年代を代表する、男2人+女2人の4人グループ、”ABBA”について。 | ☆ヒロシの徒然なるままに☆

☆ヒロシの徒然なるままに☆

最近、天体観測は、寒暖に耐え切れず、あまりやってないです。
最近は、バイク(自転車)マニアになってきました。
旅行、テレビ、音楽、スポーツや話題についても、書いちゃいます。もう、何でもありなのだ~。(笑)

”ABBA”っていう、歌手のグループって、何って、まあ、50代以上の歳じゃないと、わからない世代が多くなっていると思いますが。まあ、若い外国人グループが”ABBA"のカバーで、よく歌っていますけど。聴けばわかるのではないでしょうか?

私にとっては、”ABBA"は、もう、人生の一部です。

 

ちなみに、”ABBA”のグループの由来は、4人の名前の頭文字を取ったのです。北欧のスウェーデンのグループです。

アグネタ・フォルツコグビョルン・ウルヴァースベニー・アンダーソンアンニ=フリッド・リングスタッド(フリーダ)によってストックホルムで1972年に結成されました。

それまで、各々は、別のグループで、歌を歌っていたそうですが、4人は、運命的に、スウェーデンの国内コンテスト等で、出会ったそうです。とにかく、メインボーカルの高音の声のアグネタの歌唱力は凄いですね。フリーダは、声質が低いので、メインボーカルでのABBAでの曲数は、少ないです。

ただ、この二人のハモリは、絶対的で、音を外さないし、英語の歌詞の発音も完璧でした。

日本人の私には、字幕を見ても、発音が速すぎて、ほぼ全く歌えないです。(笑)遅い、簡単な歌詞の曲以外はですね。以下にある『ヴーレ・ヴー』には、英語の歌詞が表示されますが、歌詞を見てても、良く発音できてるね。と感心させられます。2人のボーカルにとって、母国語ではないのですから。すげえって思いました。英語圏のネイティブの人が聴いても、発音に全く違和感がないらしいですので。

 

スウェーデン語の発音は、英語より、難しい(私には、さっぱり、わからんけど。)から、スウェーデン人が、英語の発音を覚えるのは、比較的、容易なのでしょう。

ABBAの活動でも、活動初期は、スウェーデン語で、歌を歌っていたのですが、世界に売り出すには、英語の歌でないと売れないということで、当初、歌詞の英語の発音を一生懸命に勉強したそうです。

 

余談ですが、フランス語、ドイツ語圏の人々は、大体、英語は話せますしね。文法が似ていますし。英語は、比較的、単純な言語ですので、世界言語なわけです。

大英帝国(イギリス)の18世紀からの植民地が多かった事もあるでしょうし。アメリカ合衆国、オーストラリア、ニュージーランド、インド、南アフリカ等々です。

英語以外の言語は、名詞に、男性名詞、女性名詞、中性名詞がある事が多いですから。動詞もそれに伴って、同じ意味の2種類以上を使い分ける必要があります。英語は、そんな文法はないので、単純な言語と言えます。

 

素晴らしいネイティブ並みの聞き取りやすい完璧な英語発音で歌っていると、音楽評論家は、”ABBA”のことを、後々、語っています。

あとは、当時、”ABBA"のファッションが奇抜すぎ?と、かなり批判されたのですが。

今となっては、”ABBA” は、当時としては、先進的で、画期的な素晴らしいグループだったとの評価です。

 

”ABBA”結成直前に、ビョルンとアグネタは、結婚し、後々、ベニーとフリーダも3年間ほど、結婚し、二組のカップルで形成されたグループでした。いずれ、ABBA解散前には、2組とも、離婚することになるのですけど。フリーダは、ABBAの前に、一度結婚しており、ベニーとは、再婚でした。

世界ツアーで、世界中を飛び回り、4人はいつも一緒にいたし、忙しすぎたそうですが、家庭的なアグネタは母国スウェーデンでの子供の育児を優先したかったのですが、リーダー格の夫である、ビョルンは仕事優先ということで、かなりすれ違いになって離婚したそうです。

1999年以降、ミュージカル「マンマ・ミーア」で、”ABBA”のヒット曲が22曲使われており、ミュージカルの音楽担当が、元ABBAのビョルンとベニーでした。

 

良い曲は、多々あるのですが、”ABBA”のベストな曲というと、私の中では、以下の6曲です。

ダンスミュージックから、バラード曲まで、幅広いですね。ほぼ10年間の活動期間の中で、曲数もかなり多いです。

私は、90年代に買った、ABBAの全曲DVDとか、まだ、家にありますけど。内容は、以下の動画と同じMVです。

 

ダンシング・クイーン

何と言っても、”ABBA"一番人気のダンスミュージックです。この曲を、知らない人はほぼいないのではないでしょうか?

まあ、世代によりますけどね。今時の若者は知らないかもですが。

 

 

チキチータ

バラードの曲ですね。「チキチータ」とは、架空の女の子の名前の曲だとか。名前の響きだけで、”チキチータ”にしたそうですが。

 

 

「サマー・ナイト・シティ」

これも、有名なダンスミュージックです。

 

 

ヴーレ・ヴー

テンション高めな曲です。ダンスミュージックです。

 

 

Super Trouper 』

かなり、テンション高めな名曲です。”ABBA”のかなり後期の曲です。

声質の低い、フリーダが、メインボーカルの曲ですね。

アグネタの方が、高音質の声なので、だいたいの"ABBA"の曲は、アグネタがメインボーカルなので、フリーダは、いつも、サブボーカル扱いで、アグネタに対して、内心は嫉妬していたそうです。かなり後々のABBAの特集TV番組でそう語っていました。

 

 

The Winner Takes It All 』

ビョルンとアグネタが離婚した時のアグネタの傷心した感情を表現したいる曲だそうです。このMVに表現されています。

リーダー格の元夫のビョルンが無理やり、離婚したばかりの、傷心した元妻のアグネタをこのMVに出演させたそうです。

”ABBA"の解散前の直前の曲です。その後、”ABBA”解散後に、ベニーとフリーダの方も、離婚したのですけどね。

MVの中のアグネタの顔色が冴えないでしょう?ちょっと、離婚後の感情の歌ですので、寂しげな曲調と歌詞なのですけどね。

でも、メロディーラインが素晴らしく、”ABBA”のBestな曲の一つだと私は思っています。”ダンシング・クィーン”の陽に対して、”The Winner Takes It All"は、陰がある歌という感じですね。

この2曲は、”ABBA"の明暗の雰囲気の二大巨塔の曲だと思います。

 

 

自分達の離婚というプライベートな事を、歌詞にするなんて、凄いですね。現実感があるというかですね。

 

<歌詞の日本語訳>

『話したくないわ。これまでの私たちの事なんて。まだ胸は痛むけれど、もう、過ぎた事。私はできる限りの手を尽くした。あなただって同じ。もう何も言う事は無いの。良い手も残っていないもの。

勝者がすべてを手に入れる。敗者は勝利の影で、小さく佇むだけ。それが彼女の運命よ。

あなたの腕に抱かれて、私はあなたのものだった。それが当たり前だと思っていた。塀を作り、家を建て、

そこで強い自分になれると思っていた。だけど、そんなありきたりな考えでいた私が愚かだったのよ。

氷のように冷たい心をもった神様が、サイコロを振って、この下界で誰かが、大切な人を失う。

勝者はすべてを手に入れ、敗者は脱落していく。それは単純で当たり前な事。不平なんてないはずでしょ?

でも教えて、彼女のキスは、私がしてたみたいにするの?彼女があなたの名前を呼ぶ時、あなたは<あの頃と>同じ気持ちになるの?心の奥では、私があなたを恋しいと思っている事をわかっているはずよ。でも、私に何が言えるの?ルールには従わなきゃ。

審判が判決を下すわ。私たちは従うだけしかないの。

見世物の観客は、いつも低俗。ゲーム再開よ。恋人か、お友達か。大切か、些末か。勝者がすべてを手に入れる。

話したくないわ。それがもし、あなたを悲しませるなら。私にはわかるの。あなたが来て、私に握手を求めるのを謝るわ。こんなに取り乱し、自信を無くしている私を見て、あなたを嫌な気分にさせたのなら。でもわかるでしょう?

勝者がすべてを手に入れる。敗者は脱落していく。氷のように冷たい心で、サイコロが振られ、この下界で大切な人を失う。

すべてを手にする人。落ちていく人。それは当たり前で、文句なんて言えないの。』

 

おまけの一曲ですが。

ABBAの『Gimme! Gimme! Gimme!』

 

 

この、『Gimme! Gimme! Gimme!』の曲を、ABBAに許可をもらい、サンプリングして作られた曲が、マドンナの『Hung up!』です。凄いダンスミュージックになりました。全世界で900万枚以上を売り上げたそうです。

 

 

2006年冬季トリノオリンピックで、荒川静香さんが、金メダルを取った時のことですが。
以下は、『Hung up!』での”フィギュアスケート・エキシビジョン・グランド・フィナーレ”の部分です。

ロシアの皇帝”プルシェンコ”がメインになり、マドンナの『Hung up!』を、生バイオリンで、メダリストの全スケーター達がフィギュアの大会の最後を飾りました。すごく盛り上がった大会でした。さすが、明るいラテンの国、イタリアでの開催でした。

※フィギュアスケート・エキシビジョン全体の長い2時間40分ほどの動画ですので、2:34:30以降だけをご覧下さい。