本編に入る前に告知をさせてください。

加藤ひろあきのラインスタンプが好評発売中です。

 

 

よく使う言葉をイラスト付きでインドネシア語と日本語にして書いています。

インドネシアに精通している方はもちろんも、インドネシア語を勉強中という方も、何のこっちゃわからんけどインドネシア語のスタンプ送ってみたい!という方も、是非購入して使ってみてください!!

 

 

 

今日も「PPKM:公衆活動制限」が発令中のインドネシア、ジャカルタから元気にお届けしていきたいと思います。

メディアを見ていても新型コロナウイルスに関してのニュースが最近どんどん減ってきているのを感じます。それに伴ってこのブログでのコロナ関係のニュースの取り扱いも減っていますが、明らかに第二波の最悪の時期は乗り越えたということができるので喜ばしいことだなあと思っています。

また月曜日に「PPKM」公衆活動制限」の効果測定と指針発表があるので、その時にまとめて最近のコロナ関係のニュースは扱っていこうかと思っているので、どうぞそちらをお待ちください。

 

さて、今日も昨日、一昨日の記事の続きになります!

 

 

 

音楽メディア「Pop Hari Ini」が発表した「インドネシアのメジャーレーベルから発売されたアルバムトップ20:2000年〜2020年」というランキングの記事を紹介する形でブログを書いています。

オリジナルの記事を見たい方はこちらをチェック!

 

 

それでは早速、今日は12位からチェック!!!

 

第12位:Kembali Berdansa – Shaggydog  (2006, Aquarius Musikindo)

 

 

僕が2006年に1年間留学していた街:ジョグジャカルタが世界に誇るレゲエ・スカバンド「Shaggy Dog」4枚目のアルバム「Kembali Berdansa:再び踊り出せ」(2006)が第12位にランクイン!

 

個人的にこのアルバムは留学中を含めて擦り切れるほど聴きました!

全トラック良すぎる。思わず身体が動き出してしまうものから、トリップできる音使いのもの、ホロっとするバラード、クスッと笑える楽曲までまったく飽きない最高のアルバムです。

 

ランクインに際しては以下のようなコメントが添えられています。

「レゲエやスカの作詞、作曲において重厚なものにはそうそう出会えないが、Shaggy Dogがこのアルバムで示したそれはナンバー1である。2000年代のジョグジャカルタ出身のバンドに新たな解釈と道筋を示した作品」

 

必聴です。

ちなみにShaggy Dogのボーカル「ヘル」さんは大の日本好きで、それもあって意気投合して今もたまにSNSでやりとりをする仲です。いつか何か一緒にできたらいいな。

 

 

第11位:Titik Cerah– Naif (2002, Bulletin)

 

 

先日、インドネシア中から惜しまれながら事実上の解散をしてしまった超人気バンド「Naif」。「事実上の解散」と書いたのはメンバーの一人が「Naifは解散していないよ、何故なら俺が解散の書類にサインをしていないから」とYouTubeチャンネルで発言しているからなのですが、他のメンバーはインタビューの中でNaifは自分の中では終わったという主旨の発言をしています。

 

とにかく人気のあるバンドだったのですが、その作品は当然素晴らしく数々の名盤がある中で、この3枚目のアルバムがランクインしました。

2005年のデビューアルバムで既にヒット曲を出していたNaifなのですが、この3枚目のアルバムは前出の二枚のアルバムよりも実験的な要素が強いアルバムでそれがランクインの理由にもなっているようです。

 

「アーティストの『3枚目のアルバムは呪われている』(セールスや人気が落ちる傾向にあるという意味)という言葉があるが、Naifはその『呪い』を見事に乗り越えて見せたばかりか新たな進化を示した」

 

と評されています。

Naifをまだ聴いたことのない方は是非一度聞いてみてください。

このアルバムでもいいですし、Naifはベスト盤も出てるので入り口としてそこから入るのもありだと思います!

 

 

第10位:Reborn – Indra Lesmana (2000, BMG Music)

 

 

インドネシアジャズ・フュージョン界の巨匠:Indra Lesmanaさんの作品「Reborn」が第10位にランクイン。現在のインドネシア音楽シーンに多大な影響を与えてきたインドラ・レスマナ、日本を含めた世界での公演も多数成功させている偉大なアーティストです。

父親でジャズギタリストのジャック・レスマナ、母親でシンガーのニエン・レスマナの間に生まれ、9歳の頃からピアノを弾き始め15歳の時に父親とバンドを組み本格的に活動を開始、現在に至るまで本当に数え切れないほどの功績を残してきたレジェンドです。

 

このアルバムのランクインに際するコメントは以下のとおりです。

 

「ジャズミュージシャンのレジェンド的存在であるインドラ・レスマナが80年代に多くのポップ要素の強い作品を発表したのち、30代後半に差し掛かるところでリリースされたのがこのアルバム。現在は40枚以上にのぼる彼の作品の14枚目に当たるこのアルバムで彼はインドネシアのジャズに対して新たな解釈を提示した。アンビエント、ジャングル、エレクトロニック、ファンクの要素を巧みに混ぜ合わせ、インドネシア初の踊れるジャズアルバムを完成させた。」

 

なるほど、納得。こちらも必聴。

ちなみに、現在は既に離婚していますが元妻のソフィア・ラチュバさんとの間に生まれた子供が現在シンガーとして若者を中心にこれまた人気を誇る「Eva Celia」。

端正な顔立ちに透き通るボーカル、「Eva Celia」もまたその魅力が素晴らしいのでこちらも要チェック。

 

 

第9位:1st – MALIQ & D’Essentials (2005, Warner Music Indonesia)

 

 

きました、今も第一線で活躍する人気ソウル・R&Bグループ「MALIQ & D'Essentials」のデビューアルバムにして最強の完成度を誇るアルバム「1st」。

彼らが今も歌い続けるヒット曲が多数収められた一枚。

 

彼らのライブは観客を巻き込んで歌って踊れる素晴らしい時間を提供してくれるので、どの音楽フェスティバルに行っても必ず出演しています、というくらい需要が絶えないビッグなバンドです。

 

個人的には男性ボーカルのアンガさん(このバンドは女性ボーカル:インダさんとのツインボーカル)と親交があり、あまりの人の良さに感激しました(笑)めっちゃいいやつ!最近のSNSはゴルフやってる姿しか見ないけど(笑)

ミックスボイスが素晴らしいボーカルです。

 

ランクインの理由としては、ボーカル「アンガ」の叔父でミュージシャン・プロデューサーの「EQ Puradiredja」と第10位で紹介した「Indra Lesmana」のコンビが手掛けたこの1stアルバムがインドネシア音楽のポップ・アーバンシーンに新たな1ページを刻んだと。

このアルバムの影響で一体どれだけの人がソウル・R&Bシンガーを目指すことになったかは数え切れないだろうと評されています。

 

というわけで、今日はここまでです!

今日紹介した4枚は個人的にも沢山聞いてきたアルバムでしたし、思い入れもそれぞれにあったりしたのでおすすめです。

というか、昨日一昨日紹介したものも全ておすすめなんですけどね(笑)

一つでもあなたの感性に触れる作品があったら幸いです。

 

それでは素敵な日曜日を。

あなたにとって、今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。

 

ひろ。