まずは昨晩、日本時間23:08に発生した地震で被害に遭われた方々の無事をお祈り致します。

気象庁の発表によると東日本大震災の余震だとのこと。

10年を経ても未だにこうして余震として現れることに驚いていますが、東北に住む友人たちがその10年前の地震を昨日の余震一発でリアルに想い出していて、東日本大震災が刻んだ傷の深さを想います。

 

どうかこれ以上の被害が出ませんように。

これ以上大きな地震が起こりませんように。

と願っても、自然災害というのは僕ら人間如きがコントロール出来るようなものでもなく、だからこそ忘れないようにしっかりと語り継いでいくことが大切なんだろうと思います。

 

その観点からいくと、インドネシアは日本と似て自然災害が非常に多い国であるにも関わらず、災害に対する対策や復興に向かう道筋、その情報がうまく蓄積できていないように感じます。

 

スラウェシ島にパルという数年前に地震と津波が起こり、世界的にも例を見ないほどの液状化が発生した場所があるのですが、チャリティーイベントでそこを訪れた際、地元住民の皆さんはそこで何が起こったのかを基本的には理解できていませんでした。

それを理解できるだけの基礎知識や教育が足りていないという面もあるのかもしれませんが、日本のJICAさん含めて、まだ情報を収集し、解析し、原因を明らかにしている最中で、それを共有するという段階にはまだなかったのかもしれません。

現地でこういった調査に当たられている方々は、インドネシアの政府や専門家、世界から集まってきている国際機関なんかと協力して一生懸命職務を全うされていて、頭が下がる思いでした。

そのJICAさんとも一緒に中央スラウェシでイベント「Kick Off To The Furture」というイベントを開催させてい頂き、元日本代表の巻誠一郎さんともここで出会わせて頂きました。

 

ともあれ、そういったことが今後地元住民の方々にも共有されて、どうやって避難したらいいのか、津波はどこまできて、どこからが安全だったのか、何を準備し、何を考えて行動すればいいのか、一人ひとりが理解して行動できるように、またそれをパルに住む人たち以外にも伝えいって欲しいと思います。

 

そういう意味ではパルにも拠点があるこの「SKP-HAM」という団体は情報共有や防災ワークショップ、防災ラジオの活用などを行っており、僕も実際にお話をさせてもらいましたが、皆さん防災というテーマに真摯に向き合っていました。

 

 

防災ラジオに関しては、コミュニティーラジオという呼び方で日本の「特定非営利活動法人BHNテレコム支援協議会」という団体も関わっており、2018年9月28日にコミュニティラジオ局の開設と運用を支援する事業が立ち上がっています。

 

 

活動内容には以下のように書かれています。

■活動内容

この事業の実施は、BHNと、コミュニティラジオ放送局の構築に多くの経験があるエフエムわいわい特定非営利活動法人「FMわぃわぃ」との連携により行われました。 また、現地では、カラワナ村、インドネシアコミュニティラジオ放送協会(JRKI)、データや情報の分野での災害への対処に対応する市民社会ワーキンググループであるSKP-HAMに強力に支援いただきました。
21万人が避難を余儀なくされたシギ県の4村(カラワナ、ポトヤ、ランガレソ、ソウロエ)を含む地域に向け、ラジオ放送に必要な資機材、放送技術、研修を被災地に提供し、住民の自主運営による持続的なラジオ放送による防災や減災に資する情報の速やかな伝達と、娯楽や憩いを増進するコンテンツを提供しました。

ここに紹介されている「FMわぃわぃ」の代表:日比野純一さんにスラウェシ島パル訪問の際に非常にお世話になりました。

そして日比野さんを繋いでくれた高崎さんにも感謝です。

 

 

 

これがその災害ラジオの放送ブース。

作りはシンプルですがこのラジオの電波がこの地域一帯に届いており、住民の皆さんに情報を与えるとともに、コミュニティー生成の場にもなっていました。

 

 

これはその際の活動の一部です。

合計4日間ほど滞在したのですが、これはその2日目のVlogになります。

全然再生回数回ってないですが(苦笑)、僕にとってはすごく重要な瞬間が詰まった大切な活動記録です。是非、観てみてください。

 

#あの時出会った子供達みんな元気に成長してるかな?

 

ここ数日「花は咲く」の多言語バージョンから始まり、震災に想いを馳せているわけですが、くしくもその中で昨日の大きな地震が起こり、自分が訪れたスラウェシ島の話まで辿り着きました。

日本でもインドネシアでも自然災害によって苦しんでいる方、そこからの復興を目指して奮闘されている方、皆さんの最善の未来を願っています。

一度訪れてそのままになっている東北も、スラウェシ島も必ずまた行きます。

コロナのこの状況が一刻も早く収束することも合わせて祈りたいと思います。

 

ブログを毎日更新していると、自分でも思いもよらない方に話が進んでいくので、いつも打ってて面白いです。

これを読んでくれているあなたも同じようにそれを楽しんでくれていたらいいのだけど、「いつもまとまりがねえな、おい!」って思われてるのかな〜とか考えてます(笑)

 

 

 

こんな感じで毎日2000〜3000文字くらいの日記を書いているわけですが、これからも続けていく所存ですので、いつでもふらっと遊びに来てくれたら嬉しいです。

あなたの1クリックが今日も僕をさらに遠くに連れて行ってくれます。

ありがとう、テリマカシ。

 

それではあなたにとって、

今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。

 

ひろ。

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