早速ですが、先日からその想いを綴っていた「花は咲く」多言語バージョンへの参加とNHK World Japanでの放送ですが、見逃してしまった方お待たせしました!

この度VOD(Video On Demand)にてどなたでも、何度でも観れるようになりました!

 

番組タイトルは「Flowers Will Bloom Beyond Borders」

司会は森崎ウィンさんと段 文凝(Duan Wenning)さん。

内容は先日のブログにも書いた通りです。

 

 

インドネシア語版の歌詞と共にどうぞご覧下さい。

 

 

連日この東日本大震災のこと、「花は咲く」について書いているのですが、震災が起きた2011年3月11日から今年で10年が経とうとしています。

 

この10年をどう過ごしてきたのか、そしてどう感じてきたのかというのは、被災した方々と僕らのような被災していない人とでは全く違うものです。

当たり前の話なのですが、10年経つと僕らの中ではやはり風化してくるという事実も否めなくて、どこか夢物語のような、映画の1シーンのような感覚で捉えていたりします。

 

でも、被災された方々は違うんですよね。

あの日のことを今も鮮明に、実感を持って覚えていて、というのもそれを思い出させるようなモノやコトと10年間を共にしてきてるからなんですよね。

 

昨日、ブログを読んでくれた大船渡出身の心友「ちづ」とメッセージのやりとりをしていて、「花は咲く」について「今でも10年前にタイムスリップする感じがして特別な曲だよ」と感想を伝えてくれました。

 

#大船渡に集まってくれた大好きなよさこいチーム「Gush」の仲間たちとの一枚

#写真前列真ん中が心友ちづ

#写真かとひろの隣はこちらも大船渡のライブ等でお世話になりまくったランナーさとりん

 

このメッセージをもらった時に実際に被災している人とそうでない人の感覚の違いをはっきりと感じたんです。

僕はこの「花は咲く」という楽曲を聴いて、ちづよりももっと漠然とした抽象的なイメージを持って歌っています。

そこにはもちろん震災半年後に観た街の景色や、そのあと歌いにいった時に出会った人たちの顔が出てきています。

 

 

ですが、ちづの持っているその「10年前にタイムスリップする感覚」はその瞬間のもっともっと具体的な想いだったり、目の前の光景であったり、そういったものがフラッシュバックする感覚なのだと思います。

 

#気仙沼で出会ったインドネシア人のみんな

 

震災から10年、まだまだ復興は続いています。

それは間違いないんです。

自分の目で見てきたからこそ、10年くらいで終わるようなものではないとはっきりとわかります。復興というのは街だけではなく、人の心もまたそうなのだと思います。

10年という月日は長いようで、短く、果てしないようで儚いのです。

#当時一緒に東北を回ってくれた西平せれなと森保道

#二人とも奄美大島出身

#当時はノチ圃ドという伝説のデュオ

 

という僕も2017年以降、東北の地を訪れることはできていません。

新型コロナウイルスが落ち着いたら、必ず。必ずや。

それまでは、まずはこの「花は咲く」をインドネシア語で歌わせていただいている姿で、世界11か国語で歌われている「花は咲く」多言語バージョンで少しでも僕の想いを伝えることができたら嬉しいです。

忘れてないです。

 

 

というわけで、僕らも今日を精一杯生きていきましょう!

おいしいもの食べて、大好きな人と話して、たくさん笑いましょう!

 

あなたにとって、今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。

 

ひろ。

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「Buatmu Tertawa~あなたの笑顔~」

あなたが笑ってくれることで今日も幸せになる人が、ここに一人いますよ!

テリマカシ。