朝から訃報が。

世界中のジャズミュージシャンに影響を与えたと言っても過言ではない巨匠「チック・コリア」さんが癌で亡くなられたとのこと。

 

 

そして、BARKSには、こう書いてあります。

彼のFacebookには訃報を伝えると共に、「僕の旅において音楽の火を明るく燃やし続ける助けをしてくれた人々みんなに感謝したい。演奏、作曲、パフォーマンスなどを多少なりとも齧っている人はそれを続けて欲しいというのが僕の願いだ。自分のためだけでなく、僕ら全員のためになる。この世界がもっとアーティストを必要としているだけでなく、それはとても楽しいことだから」とのコリアからのメッセージも掲載された。

 

 

このチック・コリアからのメッセージはとても染みる。

「演奏、作曲、パフォーマンスなどを多少なりとも齧っている人はそれを続けて欲しいというのが僕の願いだ。」という部分、世界の平和や人間の尊厳を守ることにもそれはきっと寄与していると僕は思っています。

 

チック・コリアさん、どうぞ安らかに。

 

でも音楽って、こうして亡くなった後も聴かれ続けると考えると夢がありますよね。

僕も実際こうしてブログを書きながら「Chick Corea」を聴いてるわけで。。。

 

#ど頭は小沢健二聴いてたけど

#途中からチックコリアになってるよ

 

だからこそ、心を込めて創作を続けて、誰か一人でもいいから心を動かして、そこに生きていられるような作品を作りたいです。

不老不死は音楽にこそ宿るのか。。。とかなんとか言いつつ、今日もせっせとまずはブログを書きます。

 

 

NHK World Japan「花は咲く」多言語バージョン放送

 

昨日のブログ記事書きましたが、加藤ひろあきも参加させて頂いた「花は咲く」多言語バージョンが昨日NHK World Japanにて放送されました。

 

 

放送を見ると、改めて素晴らしい企画に参加させてもらえたのだなと感謝の気持ちがこみ上げました。

この番組はただ単に「花は咲く」の多言語バージョンを放送するだけではなく、そこに震災から10年が経ち、それぞれの今に立ち向かっている人たちのストーリーも折り込まれていました。

 

この「花は咲く」の作詞を担当された岩井俊二さんの想いや、南三陸で働く中国出身のお二人のお話、そして「花は咲く」で繋がった内戦下のシリアの日本語教師とその生徒たちの物語、東日本大震災から10年が経ち、被災された方々もそうですし、こうしてそこから生まれた歌によって繋がっていく人たちもいて、時の流れの尊さを感じます。

 

 

ですが、実際東日本大震災を被災された方々の10年間は決して綺麗事で、美しく語られるだけで終わりにしてはいけないものと感じています。

実際に未だにそこで生きて、10年経った今も尚、「復興」の形を模索しながら戦っている人たちがいることは決して忘れてはいけないなと。

 

僕もまた必ずこれまで築かせてもらった縁を訪ねて、「大船渡」にも「陸前高田」にも「石巻」にも「南三陸」にも「気仙沼」にも「遠野」にも、もちろん「仙台」にも足を運びたいです。

 

みんな元気かな。

健康でいてくれてるかな。

沢山、笑って過ごしてくれてるかな。

 

新型コロナウイルスもはびこるこんな状況だからこそ、とにかく自分の身体と心を大事に過ごしていて欲しいとただただ願います。

それはこれを呼んでくれているあなたも、です。

お互い踏ん張りましょうね。

 

 

「花は咲く」の歌詞紹介

 

改めてですが、「花は咲く」の歌詞を読んだことありますか?

以下に掲載してみますね。

 

「花は咲く」
作詞:岩井俊二
作曲:菅野よう子

真っ白な雪道に
春風香る
私は懐かしい
あの街を想い出す
 
叶えたい夢もあった
変わりたい自分もいた
今はただ懐かしい
あの人を想い出す
 
誰かの歌が聞こえる
誰かを励ましてる
誰かの笑顔が見える
悲しみの向こう側に
 
花は花は花は咲く
いつか生まれる君に
花は花は花は咲く
私は何を残しただろう
 
夜空の向こうの
朝の気配に
私は懐かしい
あの日々を想い出す
 
傷ついて傷つけて
報われず泣いたりして
今はただ愛おしい
あの人を想い出す
        
誰かの想いが見える
誰かと結ばれてる
誰かの未来が見える
悲しみの向こう側に
 
花は花は花は咲く
いつか生まれる君に
花は花は花は咲く
私は何を残しただろう
 
花は花は花は咲く
いつか生まれる君に
花は花は花は咲く
私は何を残しただろう
 
花は花は花は咲く
いつか生まれる君に
花は花は花は咲く
いつか恋する君のために

 

この楽曲のなかで僕らは過去・現在・未来を生きてるんですよね。

刻々と変わっていく景色の中で、変わらないことが胸にあり、それを未来に託していく。そんなメッセージがインドネシアのみんなにも届いたらいいと思い、以下のように翻訳歌詞を創らせてもらいました。

 

”Bunga Bermekaran”
Lyric: Shunji Iwai
Melody: Yoko Kannno
 
Di jalan salju berwarna putih
Tercium wangi musim semi
Aku teringat kota itu
Terkenang masa lalu
 
Ada mimpi ingin kuwujudkan
Ada aku yang ingin berubah 
Kini teringat akan dia
Terkenang masa lalu
 
Nyanyian seseorang yang terdengar
Memberikan semangat padanya
Senyuman seseorang yang terlihat
Jauh di seberang kesedihan
 
Bunga bunga bunga pun bermekaran
Bagi engkau yang akan lahir kelak
Bunga bunga bunga pun bermekaran
Apakah gerangan yang telah kutinggalkan
 
Lalu di balik langit malam
Kurasa datang fajar pagi
Aku teringat hari-hari
Terkenang masa lalu
 
Yang tersakiti dan menyakiti
Tidak berbalas lalu menangis
Kini teringat akan dia
Yang slalu kusayangi
 
Perasaan seseorang yang terlihat
Lalu akan terjalin dengannya
Masa depan seseorang yang terlihat
Jauh di seberang kesedihan
 
Bunga bunga bunga pun bermekaran
Bagi engkau yang akan lahir kelak
Bunga bunga bunga pun bermekaran
Apakah gerangan yang telah kutinggalkan
 
Bunga bunga bunga pun bermekaran
Bagi engkau yang akan lahir kelak
Bunga bunga bunga pun bermekaran
Apakah gerangan yang telah kutinggalkan
 
Bunga bunga bunga pun bermekaran
Bagi engkau yang akan lahir kelak
Bunga bunga bunga pun bermekaran
Bagi engkau yang akan jatuh cinta kelak

 

インドネシア語がわかる方は是非、日本語のオリジナルの歌詞と読み比べて頂けると面白いかと思います。

心込めて訳した歌詞、この歌詞のフルインドネシア語バージョンもいつかお届けできたらと思います。

 

この「花は咲く」多言語バージョンですが、今後NHK World Japanのサイトの中でアーカイブとして閲覧可能になる予定です。

その際はまたこのブログで紹介させて頂きますので、見逃してしまった!という方はそちらを観てもらえたらと思います。

 

それでは今日は旧正月を祝いつつ!

 

あなたにとって、今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。

 

ひろ

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