開幕戦! | あくまでも私の持論なんですが

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開幕の巨人ー阪神戦。

先発は巨人が戸郷、阪神が青柳だ。

戸郷は多少球が荒れ気味ではあるのだが、要所でフォークが決まり上手く抑えていた。

ただヒットにはなってはいないものの、やはりストレートは簡単に捉えられているのが気になる。

以前から触れている通り上から投げようとする意識が強く、そのせいか投げる瞬間に体が開いて球が見やすくなっていると思うのだ。

まあそれでもどの打者もきっちり捕らえている所は流石の阪神打線というところか。


青柳の方は流石の投球術でのらりくらりとかわしており、まともなヒットが出ない。

これはそうそう点が取れないのではないかと思っていたのだが、意外なところで試合が動いた。

5回の巨人の攻撃で先頭打者の吉川がフェンス直撃の二塁打を放ち、更にボークで無死三塁となるのだ。


今日のラッキーボーイの一人目は新人の開幕スタメン、更に1番での起用は28年ぶりという佐々木俊輔だろう。

3回の攻撃では完全な打ち損じではあったが、思い切り良く振ったバットと俊足が功を奏して内野安打となる佐々木らしい初ヒットになった。


好機で回ってきたこの打席でもショート正面ではあったが、当たりが強かった事で吉川が生還する初打点となるのである。

打席での構え方を見る限り長打は期待できないが、コツコツとヒットを積み重ねていく様なタイプで新人とは思えない落ち着きぶりである。


もう一人のラッキーボーイは文句なしの梶谷だろう。

そもそも外野手争いの厳しい状況でスタメンすら怪しかったのだが、助っ人のオドーアが電撃退団したことや昨年青柳との相性が良かったことからスタメン、しかも3番でという予想外の起用だったのだ。


何と言っても3回の守備で明らかにヒット性の当たりに対して斜め後ろへのダイビングキャッチは凄かった。

後ろはフェンスが近かったことで思い切り良く飛べたとはいえ、抜けていれば先制されていた場面だったのでこのダブルプレーが大きく流れを巨人に引き寄せたのは間違いない。


巨人がようやく1点をとり、青柳にとっては実質ヒット一本での失点で集中力が途切れたのだろうか。そこですかさず2ランホームランを打った梶谷は今日は間違いなく持っていた。


7回にはドラフト1位の西舘勇陽が登坂し、見事に期待に答えた投球を見せた。

あの超速のクイックモーションは打者からすれば非常にタイミングが取りづらそうで、あの真っ直ぐをコントロール良くコーナーに決められればなかなか打てるものではない。

ただ、このテンションを維持したままで大学時代とは違い長いシーズンを戦うのはかなり難しいだろう。

張り切りすぎて怪我をしないか心配である。


最終回の大勢は良い時のナチュラルシュートの剛速球が戻って来た。

足を上げるときのヒールアップは止めたものの、こちらは戸郷と違い無理に上から投げようとしていないたところが好結果に繋がっていると思う。


この7回西舘、8回中川、そして9回大勢が無事に機能したことは今後を考えた時非常に大きかった。


逆に、とりあえずヒットが一本出たがまだまだ本調子ではない門脇や、特大のファールは出でいたが未だ快音の聞かれない岡本が心配だ。

まあもう少しすればどちらも上げてきてくれるとは思うが、早く結果を出して安心させて欲しい。


今日の試合に関してはあまり巨人の強さを感じられず、流れが良かっただけという印象だ。

ひとまず今後に期待というところか。