漫画とアニメと特撮と | あくまでも私の持論なんですが

あくまでも私の持論なんですが

ここに挙げるテーマについての専門的な知識があるわけではありません。
あくまでも私の個人的な見解を好き勝手に語るブログです。
文中敬称は省略させていただきます

私は昔から漫画や小説、映画といった創作物が好きだ。広く浅くではあるが人間のイマジネーションから生み出されるものは一通り興味の対象なのである。
特に子供の頃からテレビっ子だったせいもあるが、テレビの特撮やアニメは今でも結構観る方だと思う。
基本的に無料で観ることの出来るテレビ作品というのは私にとって無限に創作物を提供してくれる宝箱の様な存在だったのである。
勿論どの作品も純粋に楽しむことが前提ではあったが、作品の裏側を掘り下げることが昔から好きだった。
ただ、世間で言ういわゆるヲタクやマニアといったものとは少し方向性が違うのではないかと私自身は思っている。
私は特定の作品に固執することはないし、作品は好きでもキャラクターやそのグッズ、声優や監督等の制作者やニ次的な部分にはそれほど関心は無いのだ。

その作品が制作される背景、例えばどの様な視聴者をターゲットにしているか、何故この作品が人気があり世間で評価されているのか、作画や演出が作品の魅力にどう影響しているのか、といった部分を作品を観ながら分析するのが好きなのである。
昔は書籍を集めたりして技術的な部分を調べたりしたこともあったが、現在では情報は本編映像から得られるものがほぼ全てであり、あくまでも自分自身の考察のみで分析するのが基本的な姿勢なのだ。まあ要するに一般の視聴者そのままというやつである。

特撮の方は現在数がそれほど多くないが、アニメの方は異常な程新作が多く、とてもではないが全ての作品を網羅するのは不可能だ。
なので軽く一通りチェックしてどの作品を観るかを決めている。

ただし、その決め方は多分に曖昧で感覚的なものだ。
ネットで入って来る程度の情報を判断の参考にすることはあるものの、話題性や制作者、ジャンル等で選ぶことは稀だ。
原作付きでない限り初見の印象、しかも大抵は冒頭の2分程度で判断している。

それは今までの経験上、面白い作品は最初の1−2分程度でも何かしら引っ掛かる部分がある、という持論からだ。
物語の冒頭というのは作品に引き込む為の大事な部分であり、これが初っ端から朝の情景シーン等をただ漠然と描いている様では話にならないのではないだろうか。
光るものがある作品ならば、これが例えば癒やし系でのんびりしたアニメのまったりとした出だしであったとしても、何かしら引き込まれるような部分が必ずある筈だと私は思うのである。

引っ掛かるものがあれば1話を最後まで観てひとまず観続けるかどうかを決めるが、最終回まで観続ける作品は実はそれほど多くない。
せいぜい1クール期間で多くても3作品くらいではないだろうか。

しかも良作なら最後まで観るかといえば必ずしもそういうわけではないのだ。
たとえ話題作であっても、どれ程作画レベルが高く、良質な出来であっても観るのを止めてしまう場合もあるし、逆にどこが良いのか自分でわからない作品でも最後まで見る場合もあるのだ。
その判断の基準は正直自分自身でもよくわからない。ただただ感性のみと言っても良いだろう。

過去にも名作と呼ばれていても意外に最後まで観ていない作品は多い。
「ソードアートオンライン」の様な作画も物語もよく出来ていると思ったのに何故か途中で脱落してしまった作品もあるし、あの「新世紀エヴァンゲリオン」ですらも最後までは観ていない。

逆に「月が導く異世界道中」は(大好きな人や制作者には失礼だと思うが)正直作画レベルや物語としてはそれ程優れているとは感じていないのだが、どこか不思議な魅力があり今回の第二期も観続けているのだ。

そんな感じなので、私の感想は正直普通の人達とは噛み合わない部分もあるし、そもそも最後まで見た作品にしか感想を書かないのでそれ程参考にはならないであろう。
まあ要するにここに書くのは単なるいち視聴者としての個人的な感想であり、批評や批判をするつもりは一切無いということ言いたいだけなのだ。